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早春の花めぐり
〜 2002年2月10日 岡山県中部 〜 |
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「セツブンソウが満開でした」
そんな便りを耳にしたら,もうじっとしていられない!
「セツブンソウとアカガエルの卵とヤマセミと・・・いろいろと見に行かない?」
ここまで並べられるとみんな乗り気でOKー!
本当はセツブンソウ以外は見られる確信がないんだけどなぁ・・・ふふふ。
そ〜れ,気が変わらないうちに,ドライブに出発〜!
ウワサ通り満開のセツブンソウ。

ちょっと前まで,貴重な花だと畑の持ち主の方は気が付かずに
増えて困るので除草剤を撒いていたんですって
野草は強い! その生える環境を守ってゆくのが難しいだけなのかな。
今は手厚く見守られてるセツブンソウ
ずっとずっと絨毯のように咲き続けますようにー
さ〜。今度はアカガエルの卵
「この辺にあるはず・・・」
去年見つけた干上がった池底へ,ずぶずぶ前進だー!
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ううっ・・・
イノシシのぬた場に変身
やられた〜っ
いっぱいのイノシシの足跡と
ねっちょりしたドロに残る剛毛の跡。
のたうち回る姿が想像できる
そんなド迫力の現場でした〜。
まさか,アカガエルの卵の上で
のたうち回ったんじゃないよねぇ・・・ |
わ〜〜。かわいい〜 提灯みたいな蕾!

見上げてみると「アセビ」の蕾が列なってました |
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あれ? アセビって白い花じゃなかった?
おお〜,もしかして見つけものかな!
と思ったら・・・
蕾が大きくなると ち〜ゃんと白くなるのねぇ
ガクッ |
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まだまだ枯れ野
だからこそ見つかる
見つけものも いと楽し!
イバラにしっかり付いた
トックリバチの巣
葉が青いときには
まず気が付かない
ウスタビガの繭
どちらも芸術的!
もう空き家ですが・・・
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枯れ野だから目がいく美しいもの
木肌もなかなかビューティフル〜♪ |

ツバキの木肌 |

ツタ類の木肌 |
ぽとん
あちこちに落っこちたヤブツバキの花

落ちたところは ユキワリイチゲの葉っぱの波の中ー
ユキワリイチゲも もうじき蕾が出てきそう。
咲くとさぞかしゴージャスでしょうね!
さ〜,今度はヤマセミだー!
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とは言ったものの
やっぱりうまく問屋は卸さずー。
子どもは石投げをしてハイ終わり。
そんなもの
ヤマセミの代わりに 川辺に猫がたくさん

ふわっふわの きらきらの
ネコヤナギ・・・
早春の輝きです
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さあ,帰ろう
帰路の通りすがりの道ばたで・・・黄色い花がチラッ

「と・止めて〜〜」
ブツブツ言われつつ車をバック。
枝をう〜んと頑張って寄せて見てみると やっぱり春の使者「マンサク」

ガクや中まで黄色くて,これはきっとアテツマンサク!
ずっとずっと逢いたかった 早春の花ー。
春一番に「まず咲く」から「マンサク」だって・・・
冬と春を結ぶ そんな季節の旬探し。
暖かいような寒いような そんな日に出会った早春の花
満足満足のお散歩でした。
あ・・・
結局,アカガエルの卵もヤマセミも,みられなかったっけ。
ま,子ども楽しくつき合ってくれたし
いいことにしましょう〜
日に日に変わる微妙な季節 この清々しい自然をきっと感じてくれたはず・・・
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