〜 ヒキガエルを眺める の巻 〜

2003年12月16日 岡山県中部



ちょっとの寄り道が楽しいものでー

いつもの林コースのまたその先で 行きつ戻りつ見つけもの



足元すぐ10センチ先に

突然こんな生き物がいるのが目に入ったらどうします?




うわぁぁぁ〜〜

踏みそうになって 声にならない声で飛び退きました。
我に返ってみてみてば…もしかしてヒキガエル?

 足は踏み出しているし お腹浮いているし

お次は 跳ねるかな? 飛ぶかな? 歩くかな? 走るかな?

あらゆる動作の対応するべく 身構えて固唾を呑んでみていても…
じーっと動かない

ま・まさか…ミイラになっていたり しないですよね?

大丈夫大丈夫,だって喉あたりがヒクヒクしているし 息はしているみたいです




ヒキガエルって あんまり出逢えない生き物なんで
この際ですから じっくりと見させていただきましょう。



全体のサイズは これくらい
…といっても,まやかされ気味ですね。

ちなみに私の足スケールが 23センチ
察するに10pぐらいでしょうか。
ヒキガエルサイズにしたら まだまだお子さまサイズかも

亀は万年 ヒキガエルは30年とか!

まーだまだ 私よりも長生きしそうですね〜




うへぇ〜  これはまるでヤマナメクジ!

この盛り上がったところは
眼の後ろにある耳腺だそうで

ガマの脂がた〜らたら」
の有名な白い毒液を
分泌する部分なんですって。

じわじわ〜っと
滲み出るのを見てみたい!

この辺にある●が鼓膜





ほとんど注目されない後ろ姿もみてみましょう



のっそり

頭の中のイメージはボッテリ体型なのに
案外お尻はキュッ 太股もスッキリ 後ろ姿はなかなかいい感じですね〜!



ささ,後ろがすんだら 上からもみなくっちゃ

なんか気になる
あの背中の中央線。


この線って 
どうしてあるの?





これだけ眺め回していても,まだ動かないんですがー

う〜む,ちゃんと私のこと見えてるのかな。
ちょっと不安〜

なので
宙を見ている様な眼に
思い切って グッと接近です

カメラとヒキガエルの距離は
ほんの5センチ。

おぉわぁ♪

光彩の色って金ピカ!
なんて光ってキレイなの〜♪

左右と下に黒部分があるんですがー
これもなんでだろう?

目の色もスゴイが,まぶたも盛り上がり具合も感動ものでした〜





相手が微動だにしないと だんだん行動が大胆になるもので

今度は 真ん前に回ってみたりして




うふふ  カネゴンチック〜
口なんかあんぐり開くと 私のコブシまで入りそう

2画像の右目に注目。
急に光が射したんですが,よく見たら右画像の光の当たった右目だけ
黒い瞳が小さくなっているようでした。





約30分,じろじろ眺めたヒキガエル。

それでも じっと動かなかったヒキガエル







植林地のヒノキの隙間から,

光が筋になって通り過ぎてゆきます。

まるでスポットライトを浴びているみたい





たたずむ姿に 後ろ髪を引かれつつ  林を抜けました



それにしても,いったい何をしていたんでしょうね?
冬眠中に寝ぼけてて起きてきたのかなぁ

どうかキツネや鳥に見つかりませんように。

春までもうちょっとゆっくりお休み ね…