(見つけもの)+(その後の見つけもの)合体編

2005年2月4日 立春!
暦の上では春の始まりだけど まだまだ寒いですね


水面に 風に揺れるハンノキが映ってました



…のよこに モコモコなものがー



 早春のもこもこ!

あのモコモコに ちょっと近づいて見ましょう

おりょ〜、アカガエルの仲間の卵です!
立春に卵塊が出来ているだなんて… 今年いつもより早〜〜い!

池周りをウロウロしていたら ポツポツと大小の卵塊ができていました


↑卵塊のお隣どうし。 

松葉がいい具合に間仕切りしてくれてます。
産んだ日が違うのか、胚の発生具合が違うようです

←まるで教科書に出てきそうな胚の発生。
いろ〜んな様子が見られて面白いー!


ま〜だまだ寒いけれど
季節に敏感な生き物のたちの準備は進んでいますね!




青い空 白い雲
もこもこの水たまり

風は冷たいけれど 早春の水辺は動き始めています!



そして10日後… 2月15日雨上がり
うわさでは雨の朝にカエルが産卵に出てくるそうなー
そのとおり、もこもこは倍増でしたが、その中に

おおっ
オタマがよたよた泳いでいました。

誕生オメデトウ!
このうちの何匹が大人になれるかなぁ…

みんなガンバレー!



さて、こちらは別場所です。

こちらも新旧織り交ぜて 
日々もこもこが
増えていっているようですね

もう水辺はぎっしり超満員〜

赤茶けたのは
鉄分に因るものなんだそうです。
へぇ〜〜



…と卵塊を見ていたら

あれれれれ
なんだか枯葉に存在感というか、気配が…
 
よーく見てみたら
おおっ、これぞ卵塊の主であるアカガエル。
模様の様子から察するに
アカガエルでも「ニホンアカガエル」のようです。
それにしても水底にいると枯葉にそっくり〜! 

しかも、さらによく見たら
一匹かと思ったら二匹合体してます!


ちょっと遠くてよく見えない

…そうだ、そんなときにはデジカメ望遠で迫ってみましょう。

雄の抱接はぎゅっと。


「うう、苦しい」
腕に締め付けられて 
雌の腹は二段腹になっていたりします。
手なんか突っ張り気味で、
すごく苦しそうです

見ていると
やっと見つけた雌を離すものかー 
という気迫がひしひしと伝わってきます。




そしてー この水底にもカエルが…
 


まさか雄に締め付けられて絶命したのでは…うわぁ
いやいや、ちょうど寿命だったのかも?

大きな白いお腹から 黒っぽいツブツブの影が透けて見えました。
まだ卵を持ったまま果ててしまったようです。


ニホンアカガエル母さんは、産卵も命がけですね。

もうすぐ本格的な春。

命をつなぐ ちっちゃなオタマジャクシたち たっくさん出ておいでー!





★おまけ★
こんな「春のクルリ」もありました
カスミサンショウウオの卵嚢 (2005.2.12撮影.)。




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