ひらひらひら


我が家の庭をお散歩していくアオスジアゲハ

幼虫の食草はクスノキで
そのクスノキは
あっちこっちの公園に植わってます。


蝶はよく飛んでるけれど
そういえば幼虫って見たことないかも…

公園のお手頃な高さのクスノキ。
ちょうど,通りがかると
アオスジアゲハが交尾中!

むむ,これはもしかしたら

この樹に幼虫がいるかも!

樹を見上げてみなくっちゃ。




 クスノキを見上げて

交尾していたアオスジアゲハ
どうするのかなとじーっと見上げていても,いっこうに飛ぼうとも離れようともしない感じです。
うーん,結構交尾時間って長いのかな…。
ちらちら横目で気にしながら,クスノキを眺めることにしました。

あっちこっちアオスジアゲハが入れ替わり立ち替わり飛んで来ます。
同じくクスノキでも人気・不人気があるようで,
道を隔てたおとなりのクスノキには全然来なかったり・・・

そのうちに,一匹のアオスジアゲハがお尻を葉にくっつけて…

たまごをうんでる♪

うーむ,ちょっと高い場所なのが残念。
どうやら新芽に卵を産んでるようなので,低い枝の新芽をチェックしていると・・・
たまご〜!

ちっちゃなまん丸。
ちょうどアゲハの卵みたいな感じ

まだ半透明で薄黄色で可愛い!
あちこち見上げているうちに,葉っぱを食べた跡があります。
これは幼虫がいるぞーー!
高い枝あたりをみていると,何だかちょっと重そうな葉っぱが…
蛹〜〜ミッケ!

頭に角が1本の筋のある蛹です。

「蛹の付いた葉は,枝を揺らすと他の葉と違う動きをする」
持っている本にそう書いてありました。
だけど…普通クスノキって高すぎる・・・手がどどかない。

ひとつ救いは,蛹が葉の裏にできることが多いってこと。
下からジロジロ見ていると,注意していれば沢山見つかるのかなとおもっても,簡単には問屋は降ろさないもので,蛹の模様が葉脈にそっくり!
むむむ,これは擬態しているらしいので,見破る注意深い目が必要みたいです。

さて,ここからは本命の幼虫発見に全力を注ぎます。
もうかれこれ30分は経ったような・・・
ずっと上を向いていて首が痛いし,口が半開きになりそうになるしで,かなり過酷。

そろそろ帰ろうかと思ったとき・・・
何だか葉の表に存在感が・・・


いたー!

これぞアオスジアゲハの幼虫!


葉っぱ色に
黒い角が2本。

そして,チャームポイントは
お尻の黄色い2本♪



交尾成虫ー産卵現場ー卵ー幼虫−さなぎ。
一本の木で全部みられるなんて,なんて贅沢な楽しみなのかしら。

アオスジアゲハがヒラヒラ飛んでいるような人気のクスノキ。
これが発見に重要なポイントみたいです。

ちなみに,最初に見かけた交尾中のアオスジアゲハですが,
さすがに40分ぐらい経ったときにはいなくなっていました。


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