実家で出来たキャベツ。
しばらく冷蔵庫に入れておいて,さあ使おうと思って出してみたら・・・

「青虫が…!」

ってこと,ありませんか?

キャベツだし,モンシロチョウになるのかな?
またそれもいいもので,しばらく飼ってみることに。

 幼虫からエイリアン

キャベツについていた青虫は,もちろんモンシロチョウになるだろうと,キャベツと一緒に飼育ケースへ入れて数日経ちました。

そして,2002年6月16日のこと…
そろそろキャベツを換えようかなっとフッと飼育ケースをのぞくとー

「うわ〜〜っ!」
幼虫から幼虫が!
しかも,律儀に並んで青虫の表皮を破って出てくるではないかー!
その姿には,さすがの私も鳥肌もの。
実家から来た青虫は,既に寄生バチの生き餌となっていたようです。

好奇心で枝でつついてみると,出てきたエイリアン幼虫の下には,既にキャベツに糸っぽいものが絡んでいて,もしかしたらーと思ったら…
エイリアンの皆さんは集まって繭を作っていました。
幼虫が出てきて経った数時間後!
それにしても,青虫の左右からゾロゾロ出てきたのに,ちーゃんと一方に集合しているのは習性なのかな。

青虫は身体の内部を食べられて,しかも両脇にぶすぶす穴が空いているのに,こんな状態でもモゾモゾ体を動かしていたっていうのは,これまたすごい光景なのでした。
当然のことながら,数日後,この青虫はモンシロチョウになることなく息絶えました…。

さて,約一週間が過ぎ,蛹が黒っぽい部分が出てきました。
そして,中から寄生バチが登場です。

1目盛りは1ミリ

うーむ,これが青虫に寄生していたエイリアンの正体か・・・
このまま庭に離そうかと思っていたけれど,大事なキアゲハの幼虫がいるので,悪いけれどこのまま飼育ケースで一生を過ごしてもらいました。

幼虫から幼虫が出てくるものもあるし,蛹から成虫になって出てくるものもあるし,寄生バエにもいろいろな種類がありそうですが,寄生される幼虫も結構多いみたいです。
(中には生物農薬として使われる寄生バエもいるんですって!)

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