ヤモリハウスのことがこばしさんのところに掲載されたころの盛り上がりようは存じませんが、今さらながら一人で盛り上がっています。 ヤモリハウスのページ,先日改めて読み直してみると、おお!これは!ぜひ私も作らねば!と早速部屋の片隅で誇りまみれになっていたビーパルのバックナンバーを探してみるとありました、ありました! と、いうことで土、日にかけて組立までして,後は色塗りというところまで作りました。自分のペースで作りたかったのですが,汗をポタポタ落としながら鋸をひいていると,だんながやってきてなんだかんだ言ってきました。 結局最後は力仕事は全部してもらいました。 2つ作ったのはきっと息子が自分も色塗りをしたいと言い出すであろうと予測したから。マダムさんのところと同じです。今度の休みに雨でも降ったら息子と色塗りです。 家の台所には毎日2匹のヤモリが来ます。彼女(卵を持っていた)らがターゲットです。 さて、うちのヤモリハウスに住人は出来るでしょうか? 毎夜、夕飯の時にヤモリが網戸に這い出してくるのを発見して報告してくれるのはもちろん息子です。 一週間居間にハウスを並べておいてあって,このままとりつけちゃおうか… でも、せっかく絵の具を買ってきたのになあ… うーん、でもそのままの方が自然でいいかなあ…と、あれこれ考えていたところです。 絵の具はアクリル絵の具。 でも匂いがあるからやっぱり塗らない方がいいですよね。でも、接着に少しボンド使っちゃったし… 「たかが、ヤモリの家だし…」 先週ハウスを作っていた時の決り文句?です。 「少し設計が違うんじゃない?木切りなおす?」 「たかが、ヤモリの家だし…」 「これじゃあ、くぎ打つとこないじゃん。固定せん」 「たかが、ヤモリの家だし…」 「ちょうつがい買ってこにゃあいかん」 「たかがヤモリの家にお金を使う!?」
色塗ったら、臭いが消えるのを待つ。 ハウスの隙間が広かったら、もう少し狭めてみる。 ベッドの隙間も然り。 何度も組み立てなおして、ヤモリの気に入るハウスがいつか完成するといいです。 と、いうことで色塗りします。 塗りましたよ。息子の方がなんかいい感じ…。 ご覧下さい。 左が私。トケイソウの中に設置する予定でトケイソウの葉です。 右が息子。薄緑の下塗りとオレンジのヤモリは私が塗りました。 屋根と草叢っぽい激しい筆タッチは息子です。 ばあば「森の中にヤモリがいる感じでいいんでない〜」との感想。 クンクンしましたがあまり変な臭いはしません。 早速設置。 息子のはヤモリが暗くなって這い出してくるだろうと予測した縁の下の通気口から,餌取り場の窓までの経路の途中に設置。我が家のヤモリハウスは底の壁側に隙間を設けました。壁伝いに最も入りやすいかと思って。 そして覗き口は側面。ちょうつがいで開け閉めができるようにしました。 設置したのが日曜日の夜。 月曜日の朝早くも覗くと私のは空。 息子のにはハエトリグモが入っていました。 とりあえずムシが入ってる! よしよしいい傾向です。 でもあれってハチも入って巣箱にしそう? 最終的には何が住みつくでしょう? さてヤモリハウスのことですが,設置した場所が南向きの思いっきり日のあたる壁面で,これは日中眠る場所にしたら温度が上がりすぎ?ということに気が付いたんです。 これが冬眠の場所であったら最適空間だと思うのですが…。イメージ的にひんやりとしたコンクリートとかが好きなように思うんですがどうなんでしょう? 昨晩もチビくんが我々の見つめる中、さかんに餌取りしてました。網戸越しだから見難いけどガラスとは違った、こう、なんというか、空間の共有?みたいで(うまくいえないけれど)ガラスより身近に感じられていいですよ。 でも、ヤモリハウスの存在は? 少しは気にしていてくれるんでしょうか? なんか全く気にとめてくれてないような気がするんですけど…。 ヤモリハウスがいつもの風景に馴染んできました。…ということは、忘れられつつある?! いやいや、ハウスを横目で見ながらも、あまりパカパカ開けても騒々しい家だとヤモリに思われるかも…と少々控えているのです。しかし、だんながちょくちょく覗いているんだよねー。 そんなある夜、いつものヤモリの餌場にアマガエルが出現しました。お腹のでっぷりしたおとっつぁんタイプのカエルで、一生懸命ムシを取っていました。カエルのはりついていた窓にはヤモリは近付こうとしませんでした。 その次の日、またしてもヤモリ危うし!事件がおきました。 第一発見者はやはり息子でした。 「かあちゃん、ヘビ!」 息子が窓の方を見て大声を出したのです。私はまさか?と思いましたが、なんと本当にヘビが窓に!! しかも、ヤモリが狙われてる!! わー、えらいこっちゃ!! 急いで窓をドンドン叩きヤモリを逃がそうとしましたが、ヤモリは腰が抜けたのかびくともしませんでした。今度はヘビの方をドンドンすると伸ばしていた首をひっこめ、どうやらあきらめたようです。急いで外にまわり、窓を見るとヘビは体長1メートルほどのシマヘビでした。 ヤモリは慌てて姿を消していました。 やれやれ…。 さすがにその日はその後ヤモリはうろうろしていませんでしたが、今はいつものように餌を取りに来るヤモリで賑わう我が家の台所です。しかし、ヤモリハウスは相変わらず空家状態なのです…。
とうとう、強制連行をしてしまいました。 朝、玄関をガラガラと開けると、上から何かが降ってきました。Tシャツの胸の刺繍が、犬からヤモリに大変身!そう、5pくらいのヤモリが落ちてきたのです。息子が大騒ぎ。 「ちゅかまえて!お手って乗せたい!」 「早く、ちゅかまえて!おうち(ヤモリハウス)入れたい!」 ちょうど出掛けるところで急いでたので,とりあえずつかまえてハウスに入れておくことにしました。急いでいるなら放っておけと思うでしょうが、いや〜、そう思ったのですが、あまりに可愛いらしく逃げ惑う姿に、私も手の平に乗せてみたいという欲望が…。 ハウスに入れるとじっとしていましたが、その日の夜は虫取りにも参加しておらず、次の日、やっぱりハウスは空でした…。 (2001.9.10) ヤモリハウス2号(息子のやつ)にヤモリを確認いたしました〜〜! それは土曜日。朝、皆で庭に出ていた時のことです。 私と息子が土をいじっている側で,ぼーっと突っ立っていただんながおもむろにヤモリハウスの覗き扉を開きました。すると、急いで扉を閉めて 「は、はいっとった!」 と言うのです。私も急いで覗いてみると,ヤモリがベッドの隙間にへばりついてこちらを見ているではありませんか! 次の瞬間、側面下の隙間からぴょーんと外に飛び出したのを,ばあばが見ていました。残念! でも、自主的にヤモリが入ってくれたんです。 こりゃ、うれしいじゃありませんか! 次はいつ、どちらさんが入ってくれるでしょう? 同じ個体が入るでしょうか? それとも最近いやに身体の大きくなった、 毎晩窓に現れる餌取りヤモリ嬢でしょうか? いずれにせよ「早く入ってね」と祈らずにはいられません。それには、この「覗いてみたい…」という欲望をぐっとおさえて,しばらく放置状態にしておかねばいかないんですよね〜。 ちょっと悲しい…。
(2002.5.13) さて、昨日、例のごとくお父がヤモリハウスを覗きました。 入ってましたよ、入ってましたよ〜。ヤモリハウス2号(息子の)の中に!!! 体長は10センチにも満たないくらいの小さなやつ(だと思います)。ハウスの側面、覗き口から一番奥の暗闇にぺったりくっついてお休み中でした。今回は驚かすことなく、ドアを閉めることに成功しました。 うーん、写真を撮ってお見せできないのが残念! 昨シーズン、ヤモリハウス1号にはヤモリのフンが3個、中や裏面についているだけで終りました。 2号より1号の方がヤモリを目撃する回数が多かったのに。わかりませんね〜。 これからが楽しみです。 (2001.5.21) うっひっひっひ、成功ですよ、成功!ついに撮影出来ましたよ。 題して「ヤモリハウス2号でお休み中のヤモリ」!! まずは最近のヤモリハウスをご覧下さい。すっかりお花に囲まれきれいでしょ? こばしさんからの課題もあったのでデジカメ片手にたいした期待もせずハウスを覗いてみることにしました。 「かぱっ」 ああ、やっぱりいなかったわ…。先週のことは一時の気の迷いだったんだ…と 期待していなかったわりにはがっかりして,まあ、それでも現状をこばしさんに報告しておこうとフラッシュたいて2、3枚写真を撮った後のことでした。 念のためもう一度…と覗いて見ると、わ!いた!いた!ちゃんといるじゃ〜ん! ちょうど側を通ったお父(だんな)が興味津々、「いた?いた?」と聞いてきたので,慌ててぶるるんと首を横に振ったのでした…。横?それはあまりにもぱかぱか覗かれると困るからです。この嘘、見逃して〜。(いてもいなくても覗いてるみたいだけど…) しかし、ヤモリの方は「もう覗かれるの慣れちゃったよ〜」とでも言うかのようにじっとして逃げる気配はありませんでした。 なんとか上手く撮影できないものか…? 試行錯誤の末、夜景モードを使ってようやく撮れました。
撮影を続ける私を金色に光る目がじっと見つめていました。 それでも逃げなかったということは、去年のヘビ事件の時のように腰がぬけて動けなかったのかな〜? それともヤモリもいきなりの外の光(とカメラのフラッシュ)が眩しくて,こちらが見えてなかったのかな? 何はともあれまた逃げられずに扉を閉めれたことに大満足。これでほぼ確実に定住してくれたと思っていいのでしょうか? そう、甘くはなかった。 夕方再びハウスを覗いてみて思いました。(人のことは言えませんね〜私もぱかぱか覗いてるじゃん…。) 朝は目がなれなくて、なかなかヤモリが発見できなかったので,一生懸命覗きましたが姿がありません。 な〜んだ、がっかり…。ん?待てよ。もしかしたら…。 そう思ってハウスの裏側、ハウスと壁の隙間に目をやると、やっぱり、もうご出勤中だったのね!そこにちゃんといました。 たしか、ビーパルでは設置の時の注意点として,ハウスと壁をぴったり密着しなくてはいけないという記述があったと思いますが,そんな設置場所、なかなか上手いこと見つけられませんでした。 いつでも覗けて(これがポイント!)、雨風しのげて、ヤモリがいそうな…今の場所になりました。ハウスは上から吊り下げ状態、かろうじて底は壁に接しているだけで,ハウスの裏側にはいかにもヤモリの好きそうな鋭角三角形地帯ができました。去年はヤモリハウス1号の三角形地帯でよくヤモリを目撃してるし,そこに糞の置き土産もあります。 「ハウスの中じゃなくて、この隙間の方が気に入ったりして」 なんて笑って言ってましたけど…。 壁に出ていたヤモリを撮影しようとしましたが,今度はすすすすすす…と逃げられてしまいました。それでもニオイゼラニウムの茂みにカメラを突っ込んで撮影しておきました。 外の光で見たヤモリはやっぱりそれほど大きくはありませんでした。
(2001..6.3) 我が家のヤモリ、かわいそうに先週の金曜日にさんざんに追いまわされるという悲劇にみまわれました。追いまわしたのは、私ども家族…。 それは夕食が終わってやれやれと一息ついた時のことでした。 いつものようにヤモリが窓に…、いつものように?あれ?何かいつもと違うぞ?! そうなんです。どこから進入したのか、ヤモリが網戸と窓の間に入り込んでいたのです。いつもは網戸の外、あるいは網戸のない窓の外に引っ付いているのでお腹からしか見えませんが、今日は背中が見えるではないか!と急いでデジカメを取って来て、ぜひ写真を撮りたいと思ったのです。 図鑑を見て思うのですが、家に住みついているヤモリの場合、ぜひとも腹の方から撮ったものをのせてほしい。そう思いませんか?だって見るのはいつも腹ばかり…。 デジカメを用意して、そろりそろりと窓を開けると、うわー!初めてまじまじと大きなヤモリが見れました。 私が勝手に想像していたヤモリとはちょっと違って身体に模様のある、きりっとした顔つきのヤモリでした。もっと目玉がぎょろっとしていて、背中はのっぺりした感じ…と思っていたのです。 撮影はというと、もちろん失敗。じっとしていたのはわずか数秒でしょう。すすす…と窓のさんに隠れてしまいました。 そうこうしているうちに今日はどういうわけか、もう1匹のデカヤモリと我がヤモリハウス住人、ヤルチビッチ(やーるーのおチビさん)も網戸の内側に入ってきてしまいました。 わー、これはすごい!滅多にないことです。 窓を全開、網戸だけにしました。逃げ惑うヤモリ…。 ヤモリの種類を判別しようとカメラ片手に流しによじ登り必死に窓の隙間を覗きこむ母の背中を見ている我が息子…。どっちもかわいそう…? そのうちお父が帰ってきて、「捕まえなけりゃ判別は無理」と一番小さいヤルチビッチに手を出そうとするではないか! 「それは!!ハウスのやつ!!」 慌てて大きい方を捕まえさせようとしたけどそれも無理でした。 今回、逃げ惑うヤモリを見て、思ったこと。ヤモリって本当〜に狭〜い隙間も通れるってこと。どこの隙間に逃げ込んだか分からないヤモリをつぶさないようにそ〜っとそ〜っとそ〜っと窓を閉めました。 結局、判別は無理でした。 しかし、図鑑を見て発見したことがあります。(今までヤモリ、ヤモリと騒いでいた割には図鑑を開くことなんて初めてでした。)「タワヤモリ」というヤモリは香川県で見つかって,多和という地名から名前がついていて、四国と瀬戸内沿岸に生息しているということです。ほほう、確かマダムさんのところのヤモリはこれだったな、もしかしたら家のも?と思って写真撮影に熱が入っちゃったわけですが…。四国、しかも発見地の香川に住んでいるからといって「タワヤモリ」と決めつけるのは短絡的すぎるし,生息場所が海岸の岩場や山間、それに接する家屋となってるから多分違うだろうと思ってデジカメの写真を見返していました。 液晶画面ではわからなったことですがパソコンの画面を今日見て、発見! ヤモリを識別するには、何点かのポイントがあるようですが、そのうちの1つ、総排泄孔の横のいぼ状突起(側肛疣)が写真に写っていたのです! これ、そうでしょ?そうだと思います? 確定したわけじゃないけど、これがその突起だとすると3つあるのがわかりますか? とするとタワヤモリは1つだから2〜4個のニホンヤモリということになります。 ま、家のヤモリがニホンヤモリに似ている種類だとしての話。はっきりした判別はまた次の機会に…。 そんなことをした次の日。恐れていたことが…! 夜になってもヤモリの姿が見られませんでした。どうしよう…。と、心配になった私。 その次の日、また「かぱ」とハウスの扉を開けると…、ハウスにはちゃんとヤルチビッチがおりました。 よかったです…。 翌日、夕方、ハウスの上にヤルチビッチの姿確認。夜、いつものようにヤモリがかえってきました。 あ〜、よかった!! さて、今日、ヤモリハウス2号を見たら表札がついていましたよ〜! トップページに戻る |