●脳動静脈奇形(AVM)について●

脳動静脈奇形という病気は左の写真のように、脳の中で異常な動脈と静脈が毛細血管を介さずに直接つながっている状態の先天性奇形です。
動脈と静脈が直接つながっているためその部分では血液が異常に早く流れています。
また、正常血管に比べて壁が弱く、破れやすい状態になっています。
そのため脳出血やクモ膜下出血を生じ、重い後遺症が残ったり、死亡したりする場合もあります。

脳動静脈奇形によって起こる主な症状は、頭蓋内出血(50〜60%)、
痙攣(30〜40%)です。
発症年齢は若年傾向(10〜39歳)です。 ※個人差はあります。

また、出血を起こさずに、てんかん発作や痴呆症状、あるいは偶然に見つかることもあります。


◎なお、動静脈奇形は遺伝する病気ではありません。

※治療は奇形の大きさや位置、患者さんの症状を考えた上で放射線治療や手術(開頭手術等)が行われます。