「オートバイ」


友達のアニキがある日得意げにオートバイに乗ってやってきた。
ぼくが高校生になったばかりの頃だ。

3つ年上の友達のアニキは「パリンパリン」とけたたましい音と
煙を撒き散らしHONDA MVX125とともに走り去っていった。

目の前に開ける自由!!?
自由って?う〜ん・・・・


すごくパサパサとして埃っぽくて、乾いたイメージとともに
やってきた「青春」ファーストコンタクトは
高校の卒業が近づくにつれ次第に形を帯びた現実となり


埋め尽くさんばかりに
身の周りを蹂躙した。


それは今現在もカラダの奥底に津津とした柔らかい塊になって残っている。

漠然とした束縛から解放されるイメージか、好奇心を制御することなく解き放つ事か

或いは、情熱の赴くままに行動する事??

それってアリ??

オートバイの魅力にのめりこんでいく



YAMAHA RZ250(4L3)


この汚らしげなオートバイは私が18歳の11月に中古で購入したものです。
以来現在まであちこちいじっては楽しんでる1/1プラモデルのようなおもちゃです。





ヤマハの2サイクル、特にRZについてはムック本が出版されるほど一部マニアに熱狂的な支持を受けている
車種ですが、私が購入した当時は全く人気が無く、またカスタマイズを始めた頃にはいわゆる純正部品流用改造の
駆け出しの頃で、大変な思いをしながらカスタマイズをしました。





20才の時に運転免許失効となり(笑)・・
24才の時再び免許を手に入れるまでの多感な頃の私を影ながら
支えてくれたのは今思い返せばこのオートバイだったのかも知れません。





ほとんど全ての部品を自分の手で分解し調整し、組み立てて走らせている訳なので
全ての部品に思い入れがあり、それぞれに深い思い出が詰まっています。


本当なら部屋に入れて大切に保管するところなのですが、
雨ざらしで庭に放置されっぱなしで錆びも出て
猫が日向ぼっこしたり、子供がひっくり返してタンクがへこんだり

今も違った意味で年輪を重ねている私の相棒です。


家族の居ない日曜日の午後、あまりにも天気が良かったのでちょっと洗車して
岡山空港までタイヤを暖めに行ってきました