放送日 | 平成22年05月20日(第626回) |
ゲスト | ![]() 親業訓練インストラクター 江崎英子さん |
あらまし | 今回のゲストは親業インストラクターの江崎英子さんです。 「親」とは何かというテーマで熱心に話しが進められました。 まずは、江崎さんから「親とは何でしょうか?」と、いつもとは違って質問が。 「子供よりは経験が多い人間。」 と、哲っちゃん。 「子供が幸せに、一人前の人間として育て上げることかな?育て上げるというよりも、 子供は自分自身で育っていく力を持っているからそれのサポートをするのかな?」 と、ともちゃん。 「「親」にしてもらったような気がしています。」 と、清美ちゃん。 親は子供に自分よりも少しで良いから幸せになって欲しいと哲っちゃんは思っているそうです。 「皆さんの話されたことを、どの親も思っています。」 と、江崎さん。 「共通しているのは、子供を愛している、幸せになって欲しいということ。 そして、自分の親からしてもらったことを子供にもしてあげる。経験を伝えていきたい。 ただし、出来ているかどうかは疑問です。 実践できているかどうか、愛情が子供に伝わっていっているかどうか? 子供達が幸せになって良いのだと思えるようになっているのか? 現代社会では、様々な問題を抱えている子供達が多いんです。 その子供達をみていると、親の思いが伝わっていない。 親もまた、誰にも支えてもらっていない。支援の場所はたくさんあるが、本音を語れる場所がない。」 親自身も悩んでいる、それの循環がおこってしまっている現代社会。 「親も親として経験が浅いのに、子供に教えてやらないといけないと、気負ってしまっています。 苦しい子育てが行われています。」 子育ては、「生まれてくれてありがとう。」というところから始まります。 「よく子育て講座で言われるのは、子供が反発すること。そこで私が言うのは、その子が生きている証拠だね、ということ。 できない自分を見せることで、この子が気付かせてくれたと思えるようになって欲しいです。」 と、江崎さん。 しかし、 「プラスに受け止めなければならないと、脅迫的に思うのではなく、事実をありのままに受け止めることが大事です。」 親業訓練インストラクターの資格を持たれている方は、岡山では江崎さんを含め、3名。それに対して広島市では50名。 訓練といういうのは、 「繰り返し、繰り返しあきらめないで続けること。 失敗したことは、気付くために大切なことであった、だから人生に失敗はないんです。 自分に優しくなること、幸せになること。日々、子供のお陰で気付くことができたという自分へのメッセージ。」 親を中心に、自分の生き方を見せていくことが大切と、おっしゃる江崎さん。 哲っちゃんからは、男性の親業についての疑問が。女性の方が比率が高いのでは?と。 「岡山でのインストラクターの1人は、男性の方。私が開いている講座でも、男性の比率が高いことがあります。」 親の想い・願いは、男性も女性も変わりません。 「今、抽象論が多かったり、大丈夫だからと言われますが、親業を通じての体験が必要。 ねばならない、こうすべきということはマニュアルの中には決してありません。幸せに楽しく過ごすと言うことが大切です。」 そんな江崎さんの好きな言葉は、「ありがとう」と「お陰様で」。 「お陰様でと言うと、自分を肯定できるから好きです。」 とのことでした。 最後にパーソナリティー3人の感想です。 哲 :気付かせてくれる、その気持ちが大切だと思いました。 とも:人生に無駄はないんだなと思いました。 物事に対しての出来事を素直に受け止める自分になりたいと思いました。 清美:江崎さんの苦労話は聞けませんでした。 そういうものがあるから、これだけ優しくて笑顔でいられると 思いました。 (文:ゆきこ) |
今週の曲 | SMAP「ありがとう」 |
パーソナリティ | 池上清美・平松とも子・福山哲郎 |