鷲峰山(399m)〜妹山(315m) 
登頂日:2009年1月26日

今回も「岡山県百名山」の里山ハイクを楽しむ。
但し、妹山についてはデータがまったく無い為
無事登頂出来るかどうかは登って見てのお楽しみ。

午前9時過ぎ、仲間と倉敷を出発。
R2からR486を走り午前9時40分、吉備大神宮駐車場へ到着。
駐車場は広く、数十台は停められそう。
吉備大神宮 吉備大神宮駐車場(トイレ有り)

まずはバナナを食べ、栄養補給し午前9時50分、出発。
吉備真備公園の前の道を、西に進む。
吉備真備公園 西に進む

すぐに車道に突き当たり、ここを右折し北に向かう。
右手には、下山時に歩く妹山が見える。
北へ進む 妹山(左の鉄塔)

舗装路が終わると、すぐに分岐があるが
案内板に従い、右へ進み井原鉄道を潜る。
井原鉄道を潜る 分岐を右へ

しばらくすると、次の分岐へ出る。
ここも案内板に従い右へ進む。
道は相変わらず、車が通れるくらい広く傾斜もなだらかだ。
次の分岐 ここも右へ

しかし登るにつれ、段々傾斜が増してくる。
しばらく登ると直角に曲がり、ここから本格的に山道らしくなり
ジグザグに急坂を登って行く。
段々傾斜が増してくる ここを直角に曲がる

途中、衣服調整の為、小休止。
今日は天気が良く、もう汗でベタベタ状態。
展望が良ければ、気分的には少しは楽なのだが。
傾斜がきつくなる 展望は良くない

道が水平になると、広い山上の沼沢地を横切るようになる。
ササは、きれいに刈り取られていて歩きやすい。

なだらかになる ササ原の中を進む

ササ原を進むと分岐があり、ここは直進する。
右に行けば、大武集落へと下る。

ササ原を抜けると、いきなり仁王門が現れる。
かなり傷みは激しいが、屋根瓦だけはきれいに修復されている。
分岐(右は大武へ下る) 仁王門

仁王門からは、左右に広がる田園跡の中を進む。
ここの風景は、水戸黄門の撮影に使えそうだ(笑)

直進すると、豪壮な石垣の残る棒澤寺に着く。
山上に広がる田園跡 棒澤寺

立派な石門から中へ入ると、枯れ草に覆われ廃墟と化した
本堂が痛ましい。
しかし壁はきれいに見えるので、ここも修復中なのだろうか?
棒澤寺石門 本堂

本堂の隣には太子堂がある。
こちらは少しはきれいなので、修復済みかな?

また境内の一角には、仁王像が祀られている。
太子堂 仁王像

太子堂の左を通り石段を登って行くと、石造棒澤寺宝篋印塔がある。
鎌倉時代の作とされ、高さは1.55mある。
石段を登る 石造棒澤寺宝篋印塔

さらに立派な石垣の横の石段を登ると、千手観音菩薩が
祀られている。
脇には第82番 根香寺 本尊と記されている。
立派な石垣 千手観音菩薩

ここからは倒木を乗り越えたり、潜ったりしながら
標高を稼いで行く。
倒木を乗り越える 倒木を潜る

回りに大岩が現れ、左に少し入ると毘沙門天磨崖仏へ着く。
毘沙門天磨崖仏は、4m四方の巨岩の自然石に
等身大で浮彫されている。
大岩が現れると 毘沙門天

ここからは少しだけ展望が開け、正面に竹林寺山天文台が望める。
ここから山頂へは、ピンクテープに従い急坂を登って行く。
竹林寺天文台が見える 急坂を登る

急坂を登り切ると、良く整備された鉄塔巡視路に飛び出す。
山頂は16鉄塔なので、ここは左折する。
尾根に出る 鷲峰山山頂へ向かう

一旦下って登り返すと午前11時15分、16鉄塔の建つ
鷲峰山山頂へ到着。
16鉄塔 鷲峰山山頂

まずは忘れぬうちに、記念写真を一枚。

山頂からの展望はあまり良くはないが、キラキラと輝く
美星天文台が見える。
記念写真 美星方面

北には新本峠へ15鉄塔、14鉄塔と続いている。
ここで小休止。

休憩後、三角点を探すが、なかなか見つからない。
そしてやっと、鉄塔南側のヤブを抜けた所で発見。(^_^)v
新本峠方面 ヤブを抜けると

ここは三等三角点。
恒例のタッチ〜。
これでもう、山頂に未練はないよ。(^^ゞ
三等三角点 恒例のタッチ

山頂からは、高山へ向かうコースがメジャーだが
展望もあまり望めず、車道歩きも長くなるので
我々はマイナーな妹山へ、鉄塔巡視路を進む。

まだ昼食時間には早いので、展望の良い17鉄塔へ向かう。
先程の分岐まで戻り、左折。
左手には高山方面が一瞬見える。
分岐(←17鉄塔・毘沙門天→) 高山方面

17鉄塔は、展望が良いと書かれていたが
実際は、倉敷方面の軽部山や福山等が望める位で
そんなに良くは無いと思うのだが。

取りあえず、ここで昼食タイムとする。
今日のメニューは愛妻弁当だよ〜。(^^ゞ
17鉄塔で昼食 倉敷方面

ここから妹山へのコース情報は、まったく無いが
鉄塔巡視路が有るはずなので、多少のヤブコギ覚悟で進む事にする。

しかし、いざ進んでみると良く整備された
高速道路のような(^^ゞ 道が続いているよ。
良く整備されている鉄塔巡視路 アップダウンあり

アップダウンを越えて行くと分岐に出る。
ここを左に行けば大武集落、右へ行けば仁王門だ。

我々は18鉄塔を目指し、直進する。
分岐(←大武・仁王門→) 分岐案内板

巡視路は良く整備されており、危険な箇所もヤブも無い。
但し、軽いアップダウンが続く。

午後12時30分、18鉄塔を通過。
18鉄塔へ向かう 18鉄塔

巡視路は、次の19鉄塔へと続いている。

18鉄塔から約10分で19鉄塔へ着く。
ここで小休止。
19鉄塔へ向かう 19鉄塔で小休止

19鉄塔のすぐ東側が、妹山の山頂だが
山頂への踏み跡が、どこにも見当たら無い為
残念だが登頂は諦め、20鉄塔を目指す。

巡視路を進むと、20鉄塔へは右となっている為
ここはパスして、次の21鉄塔へ直進する。
左が妹山山頂 20鉄塔は右へ入る

午後1時5分、最終の21鉄塔へ到着。
ここからの展望は良く、目前に猿掛城跡、眼下に小田川の
流れを見渡せる。
21鉄塔へ向かう 21鉄塔

21鉄塔からは激下りとなる。
足元はズルズルと滑り、まるで大山元谷の砂滑りと同じだよ。

こちらから登るのは、きついよ〜。
しかし、鉄塔巡視路は良く整備されており
各著書やHPで何故、このコースが紹介されていないのか不思議だね。
21鉄塔手前を右へ下る 激下り

急坂が終わると、井原鉄道のトンネル上部を通り
右手に吉備真備公園を見ながら歩き、竹林を抜けると
民家の脇へ出る。
竹林を抜ける 民家の脇を通る

民家の脇を抜けると、R486へ飛び出す。
ここは丁度、倉敷市と矢掛町の境界線だよ。

R486には歩道が無く、正面から来る大型トラックに恐怖を感じながら
西へ約160mほど歩く。
R486へ出る(倉敷市と矢掛町の境界線の所) R486を西へ

途中、旧山陽道一里塚跡を見学し
午後1時25分、吉備大神宮へ戻った。

鷲峰山は県南の里山だが、旧跡を巡りながら楽しく歩ける
良い山でした。
旧山陽道一里塚跡 無事戻る

 吉備大神宮 → 棒澤寺 → 鷲峰山山頂:約1時間25分(休憩含む)
 鷲峰山山頂 → 妹山 → 吉備大神宮:約1時間50分(昼食休憩含む)

                                    合計:約3時間15分 

下山時間が早かったので、少し吉備真備公園を見学してみる。

郷土の先人で奈良時代の政治家・学者吉備真備(695〜775年)を
顕彰する「吉備真備公園」は「日本の歴史公園100選」に選ばれている。
2.28ヘクタールの敷地に吉備公の巨大な像や中国家屋を再現した
館址亭、また吉備公が中国から伝えたとされる囲碁にちなんだ
石造りの大碁盤などが並ぶ。
特に館址亭で販売される手打ちうどんは人気を集めているらしい。(^^ゞ


しかし、すぐに身体が冷えてきたので車に戻る。
館址亭 吉備真備公

 さぁ下山後はやっぱ、温泉だよね〜。
と言う事で、今日はここから近い「くらしき乃湯」へ。
ここの入浴料は\600だけど、当然、温泉○○で無料だよ。
汗を流し、サッパリしたところで帰路につく。

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