ずっと、温泉に行きたいと思っていた。
最近、老け込んで病気がちな母を
連れても行きたい。
どうせならカニが食べれるところがいい。
雪があって露天風呂で雪見酒なんかできるとなおいい。
北海道の登別温泉に一泊二日で一人25000円の
ツアーをみつけ妻に相談する。
・・・あっけなく蹴られた(>_<)

『今回は車で行ける近場を予定していたし、母の体調を考えると無理!』
と言う理由からだ。
しょうがない、山陰あたりで手頃な場所を探すことにした。
幸い今年は例年より寒く、3月上旬でも雪のあるところが多い。
我が愛車のパワーの見せ所だ。
温泉場は恒例NETで情報を得る。
露天風呂の有無と料理と値段で決めよう。
4〜5時間のドライブなら手馴れたもんであるが
車に酔いやすい母を連れて行くのだから
無理は禁物である。
などの条件から
玉造温泉【松の湯】に決定!

3月9日(日)
前日からかなり冷え込んでいた。
天気と高速道路情報が気になる。
岡山自動車道〜米子自動車道へと向かうのだが
案の定、久世から
《チェーン規制》がでている。
これは、ヤバイぞ!!!
《冬タイヤ規制》なら問題ないけれど・・・。
行くだけ行ってダメなら一般道を走るようになる。
心配しながら北に向かった。
久世インターで一旦おろされ、タイヤチェックを受ける。
チェーンを巻いている人もいる。
我々はと言うと、車を見ただけでろくにチェックもせずに
再び高速へと誘導された。
高速は吹雪いていたが、道路に積雪はなく
走行はスタッドレスタイヤがベストだ。
下手にチェーンを巻くとスリップしてかえって危険である。
途中でチェーンをはずしている人を多く見かけた。

蒜山SAで軽く昼食をとることにした。
ここはかなりの積雪がある。
***真冬の世界だ***
写真を・・・っと思ったが
電池が冷えたようで撮れない。
しばらくポケットで暖めてやると良いのだが・・・
この現象はこの後ずっと続くのである。
おかげで多くのシャッターチャンスを逃すことになる(T_T)

雪は溝口インターあたりから全くなくなり
大山PAでは青空の中に雪をかぶった大山を望むことができた。
これは、ちょっとラッキー!

湯原手前を走行中 蒜山SA
大山PAから大山を望む
(雪と雲でわかりますか?)
背景は宍道湖
(設備未完成のPAにて)

米子市内も雪などなく、たまにみぞれやあられが舞う。
玉造温泉に直に行くには少し早い時間なので
玉造を通り越して宍道I.Cで下り、
【出雲大社】に向かった。
出雲は昔、よく仕事で来たものだが
妻とは結婚した翌年の夏、やってきて以来である。
実に23年ぶり、当時は高速もなく6時間以上かかった。
【出雲大社】は縁結びの神様と言われているが
結婚前にアベックで参拝すると
何故か結ばれない???らしいですよ。
【出雲大社】は駐車料金無料・参拝料無料で
良心的な観光地だった^_^;
鳥居のそばに、23年前泊まったホテルを見つけたが
つぶれているんじゃないか??と思うほどの傷みようだった。
木製で知られる出雲ドーム 出雲大社
沢山の参拝者 宍道湖

チェックインの時間を一時間ほどまわり、いい頃に
玉造温泉【松の湯】にたどり着いた。
車は玄関横付け、係りがまわしてくれる。

ロビーでは黒豆茶でもてなしてくれる。
なかなか美味い。
若い中居さんが部屋に案内してくれた。
『貴女がずっとお世話してくれるのですか?』っと尋ね
『はい。』との返事だったのでチップを手渡す。
部屋からの眺めはまずまず・・かな。
松の湯
(泊まった部屋が見えている)
温泉街を通る高速道路

温泉に入る前に温泉街をちょっと探索してみる。
道路を隔てて川が流れていて川沿いには
桜並木があり、あと1ケ月後には
満開の桜でさぞかし綺麗なんだろう。
遊歩道を歩くのはなかなか風情がある。
お土産センターとか観光施設は何もない^_^;
小雪が舞って寒い!
残念ながら、積雪はなく雪見酒はできそうにない。
聞いたところによると、まず雪は積もらないそうで
地熱で暖かいせいかもしれないな。
温泉に手を入れてみる(あちっ!) ちょっとさびれた(?)温泉街

数分の散歩で旅館に戻り
一風呂浴びることにした。
温泉は、いまいち^_^;かなぁ。   
露天風呂は、狭くて開放感なし(-_-;)
女湯はというと湯船の奥に行き、
下を見れば男湯が見渡せるとか(~_~;)
(これ、逆だったらさぞかし人気だろう???)
女湯の露天風呂はレモン湯で
屋根があり囲いがあり、男風呂同様
狭くて開放感なしだったとか。
風呂上りにはセルフで麦茶と甘納豆のサービス
があり、いすに座ってゆっくりできるのだが
ゆっくりしすぎて、湯冷めしそうになった。
部屋に戻って夕食までの時間が
待ち遠しい!!!
今夜はカニ会席だ!カニ尽くしも久しぶり!
パンフどおりの料理が並ぶんだろうか?
窓から雪の舞う風景を眺めていた。
正面に町営の温泉施設《玉造温泉ゆうゆ》があり、
駐車場はいっぱいで夜遅くまで賑わっていた。
かに会席(後に茶碗蒸しなど追加) 【松の湯】館内・左が土産売り場

旅先で腹いっぱいのご馳走を食べ
あとは寝るだけ???
もう一度、温泉に浸かる元気もなかったので
早めに布団を敷いてもらった。
布団を敷きにきてくれたのは女性かと思えば
んんっ?甘いマスクのお兄ちゃんだった。
母は、具合があまりよろしくなく横になったので
夫婦で館内ブラリ散策にでかけてみた。
賑やかにカラオケもやっている。
お土産コーナーも繁盛している。
温泉といえば、そうだ!卓球(●^o^●)
UFOキャッチャーなどあれば遊べる。
探してみたが見当たらない。残念!
お土産を少しと自販機で飲み物を買い部屋に戻った。
軽く飲みなおして、早々に床についた。

:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*

3月10日(月)
朝、6時起床で6時半に朝風呂に入った。。
風呂上りにロビーで一杯400円のコーヒーを飲む。
ここで、湯冷めしてしまった。(>_<)
着替えて毎回楽しみにしている朝食バイキングへ行く。
リゾートホテル・シティホテルとはちょっと違って
和食メニューが多かったなぁ。
コーヒー・ミルク・ごまプリン・サラダ・パンなど
洋食タイプでしっかり腹ごしらえした。


部屋に戻ると布団はあげてあり、
チェックインの時、朝食の予定時間を聞かれたのは
こういうことだったのか。。。
(ざっと、片付けておいてよかったっと^_^;)

荷物をまとめ、チェックアウトしよう。
その時、
冷蔵庫が開かないと妻が叫んでいる。
AM7時でオートロックされてしまうのだ。
実は・・・・・
あるものを冷蔵庫の中に入れていた^_^;
ロビーに電話してロック解除してもらい
あるものをすぐに出した。やれ!やれ!

チェックアウトし、松江方面に向けて走る。
空はどんより、小雪がちらついている。
【松江城】に着いた時は、あられがはげしく
降っていた。
堀を周る遊覧船にはとても乗れないぞ。
乗る気も、なかったのであるが^_^;
松江城 松江郷土館(興雲閣)

天守閣には靴を脱いでスリッパであがる。
急な階段を手すりを持って上って行く。
けっこうキツイし、寒さが身にしみる。
展示品をゆっくり見る気にもなれず、
天守閣までのぼりきり、松江市内を眺めて
また急な階段を下った。
(翌日、足が痛かったのはこのせいか・・)
天守閣 天守閣から松江市内一望

車に乗り込み、エンジンをかけるとホッとする。
大根島を横切り、境港へむけて走る。
大根島を渡るとき、海抜0mの道路を走った。
ちょっと、不思議な感覚だ。
境港では
【水木しげるロード】
ゲゲゲの鬼太郎のブロンズ像の写真を撮る!
・・・のだそうだ。妻の希望は・・・
(変わりもんだな〜っ)
【水木しげるロード】がすぐにわからず
港をうろちょろしていたらイカ釣り漁船が
ずらりとあり、間近で初めて見た。
・・・写真なし・・・
鬼太郎発見で、路駐し写真を撮る。
「あんまし、かわいくね〜」って感想だが、
そもそも鬼太郎って可愛いか???(謎)
【水木しげる記念館】なるもの2日前の3/8にOPEN
したらしいが、そこはまぁパスすることにした。

次は夢みなと公園
【夢みなとタワー】へと向かった。
展望室で日本海ぐるりと眺めた。
3月なのに、冬の空と海だなぁ。
ゲゲゲの鬼太郎
(水木しげるロード)
夢みなとタワー内
展望タワー展望室から
日本海360℃のパノラマ
遠くに大山(雲の中)

【夢みなとタワー】横の
【おさかなセンター】市場食堂で昼食にした。
鬼太郎を見つけ写真を撮ってもらう。
(私も変人かも?ははは。)

タワー内で、山陰のお土産を物色した後、
自宅まで約3時間のドライブとなる。
美保の松原を横目に東へ南へと走る。

帰りも、蒜山SAあたりは吹雪いていたが
そこを過ぎればあとは、春間近の風景だ。
夕方、無事自宅着。
母親連れでの温泉旅行は終わりました。

砂かけ婆の顔は私なのですが・・・ 帰りもまた雪

今回の一泊二日の温泉旅行のお会計は宿泊38880円(3人)
高速   各施設入場料  ガソリン代
しめて約55000円ってとこでしょーか?(土産代は別)
今回も自分なりに安く楽しく遊んできました。