尾瀬の高山植物 |
||
至仏山より尾
瀬ヶ原を望む |
尾瀬沼より燧ヶ
岳を望む |
尾瀬ヶ原より
燧ヶ岳を望む |
1980年7月20日 至仏山にて。至仏山山
頂からは燧ヶ岳や尾瀬ヶ原の展望を楽しめる。尾瀬ヶ原には拠水林(川沿いに成立した森林)を認めることができる。 |
1995年7月26日 尾瀬沼にて。尾瀬沼を
一周するとさまざまな表情の燧ヶ岳を望むことができる。山頂部は5つのピークからなり,最高点の柴安ー(2356m)は東北地方随一の高さを誇る。 |
2003年6月2日 尾瀬ヶ原にて。6月上旬
の尾瀬ヶ原。西端の尾瀬植物研究見本園から東端の燧ヶ岳を望む。湿原にミズバショウとシラカンバの白色が際だつ。 |
尾瀬ヶ原より至
仏山を望む |
カトウハコベ
(ナデシコ科) Arenaria katoana |
リュウキンカ
(キンポウゲ科) Caltha palustris var. nipponica |
2003年6月3日 尾瀬ヶ原にて。ミズバ
ショウと至仏山の絶好の撮影ポイント。天候の回復と水位の減少を期待して,3日間同じ場所に通った。 |
2004年7月23日 至仏山にて。岩れき地
に生える。本州(群馬県,岩手県),北海道の超塩基性岩地に隔離分布する。環境省版レッドデータブックで絶滅危惧U類。踏みつけと自然遷移が減少の主要
因。 |
2003年6月2日 燧ヶ岳にて。低地から高
山の水湿地に生える。本州,北海道,千島,サハリンに分布する。6月上旬には尾瀬ヶ原の木道から大群落を見ることができる。 |
シラネアオイ
(シラネアオイ科) Glaucidium palmatum |
クモイイカリソ
ウ(メギ科) Epimedium koreanum var. coelestre |
トガクシショウ
マ(メギ科) Ranzania japonica |
2003年7月23日 至仏山にて。山地帯か
ら亜高山帯の草地や林縁に生える。本州(中部地方以北),北海道に分布する。尾瀬では6月上旬から咲き始めるが,雪の残る場所では7月下旬でも花を見るこ
とができる。 |
1995年7月24日 至仏山にて。高山の岩
れき地に生える。本州(尾瀬,谷川連峰,岩手県)の超塩基性岩地にのみ知られる。環境省版レッドデータブックで絶滅危惧U類。踏みつけが減少の主要因。 |
2003年6月1日 燧ヶ岳にて。山地帯から
亜高山帯の林縁に生える。本州(中部地方,東北地方の日本海側)に分布する。別名トガクシソウ。環境省版レッドデータブックで絶滅危惧U類。園芸採取と森
林伐採,道路工事が減少の主要因。 |
オゼコウホネ
(スイレン科) Nuphar pumilum var. ozeense |
ナガバノモウセ
ンゴケ(モウセンゴケ科) Drosera anglica |
コマクサ(ケシ
科) Dicentra peregrina |
2003年7月24日 尾瀬ヶ原にて。山地帯
から亜高山帯の沼や池に生える。本州(尾瀬以北),北海道に分布する。環境省版レッドデータブックで絶滅危惧U類。自然遷移が減少の主要因。 |
2003年7月23日 尾瀬ヶ原にて。高層湿
原に生える。国内では尾瀬と北海道に知られ,北半球の寒帯に広く分布する。尾瀬には多い。環境省版レッドデータブックで絶滅危惧II類。湿地開発と踏みつ
け,自然遷移が減少の主要因。 |
1977年7月27日 燧ヶ岳にて。高山の砂
れき地に生える。本州(中部地方以北),北海道,千島,カムチャッカ,サハリン,東シベリアに分布する。尾瀬では燧ヶ岳の一部で見られるのみ。 |
クロバナロウゲ
(バラ科) Potentilla palustris |
タカネバラ(バ
ラ科) Rosa nipponensis |
ベニサラサドウ
ダン(ツツジ科) Enkianthus campanulatus var. palibinii |
2003年7月23日 尾瀬ヶ原にて。亜高山
帯の湿地や湿原に生える。国内では本州(中部地方以北),北海道に知られ,北半球の亜寒帯に広く分布する。 |
1995年7月24日 至仏山にて。亜高山帯
から高山帯の岩れき地に生える。四国,本州(中部地方,尾瀬,谷川連峰)に分布する。尾瀬では7月下旬に至仏山山頂付近でよく見かける。 |
2003年7月23日 至仏山にて。山地帯か
ら亜高山帯の低木林に生える。本州(関東地方,北陸地方)に分布する。岡山県に生えるサラサドウダンの変種で花色が濃い。 |
ウラジロヨウラ
ク(ツツジ科) Menziesia multiflora |
ハクサンシャク
ナゲ(ツツジ科) Rhododendron brachycarpum |
アズマシャクナ
ゲ(ツツジ科) Rhododendron degronianum |
2003年7月23日 至仏山にて。山地帯上
部から亜高山帯の湿り気のある林内や湿原に生える。四国,本州,北海道に分布する。よく似たベニサラサドウダンとは花冠の先が開出することで区別できる。 |
2003年7月23日 至仏山にて。亜高山帯
針葉樹林から高山帯低木林中に生える。四国,本州(中部地方以北),北海道,南千島に分布する。 |
2003年6月1日 平滑ノ滝にて。山地帯か
ら亜高山帯の林内に生える。本州(中部地方〜東北地方南部)に分布する。同属のハクサンシャクナゲとは葉の基部が葉柄に流れることで区別できる。 |
ヤナギトラノオ
(サクラソウ科) Lysimachia thyrsiflora |
ヨツバシオガマ
(ゴマノハグサ科) Pedicularis chamissonis var. japonica |
タカネシオガマ
(ゴマノハグサ科) Pedicularis verticillata |
1995年7月24日 尾瀬ヶ原にて。山地帯
から亜高山帯の湿原にまれに生える。国内では本州(中部地方以北),北海道に知られ,北半球の亜寒帯に広く分布する。 |
2003年7月23日 至仏山にて。高山の草
原に生える。本州(中部地方以北),北海道に分布する。同属のタカネシオガマとは,花冠の先がクチバシ状にとがることで区別できる。 |
2003年7月23日 至仏山にて。高山の砂
れきの多い草地に生える。国内では本州(北アルプス,南アルプス,八ヶ岳,尾瀬),北海道(大雪山系)に知られ,北半球の寒帯に広く分布する。 |
ジョウシュウア
ズマギク(キク科) Erigeron thunbergii var. heterotrichus |
ミネウスユキソ
ウ(キク科) Leontopodium japonicum var. shiroumense |
ホソバヒナウス
ユキソウ(キク科) Leontopodium fauriei var. angustifolium |
1995年7月24日 至仏山にて。高山の岩の多い草地に生える。尾瀬
と谷川連峰の超塩基性岩地にのみ知られる。尾瀬ではしばしばオゼソウとともに生えているのを見かける。 |
2003年7月23日 至仏山にて。高山の砂れき地や草地に生える。本
州(中部地方)に分布する。尾瀬ではホソバヒナウスユキソウより広い範囲で見られる。別名タカネウスユキソウ。 |
2003年7月23日 至仏山にて。高山の岩れき地に生える。尾瀬と谷
川連峰の超塩基性岩地にのみ知られる。環境省版レッドデータブックで絶滅危惧U類。踏みつけと園芸採取が減少の主要因。 |
ホロムイソウ
(ホロムイソウ科) Scheuchzeria palustris |
シブツアサツキ
(ユリ科) Allium schoenoprasum var. shibutuense |
ニッコウキスゲ
(ユリ科) Hemerocallis dumortieri var. esculenta |
2003年7月23日 尾瀬ヶ原にて。山地帯から亜高山帯の湿原に生え
る。国内では本州(京都府,中部地方以北),北海道に知られ,北半球の亜寒帯に広く分布する。 |
2003年7月23日 至仏山にて。高山の岩場に生える。尾瀬と谷川連
峰の超塩基性岩地にのみ知られる。環境省版レッドデータブックで絶滅危惧U類。踏みつけが減少の主要因。 |
1995年7月26日 大江湿原にて。山地帯から高山帯の草地に生え
る。本州(京都府以東),北海道に分布する。尾瀬では7月下旬,至る所がこの花で埋め尽くされる。別名ゼンテイカ。 |
オゼソウ(ユリ科) Japonolirion osense |
ヒオウギアヤメ(アヤ
メ科) Iris setosa |
ミズバショウ(サトイ
モ科) Lysichiton camtschatcense |
2004年7月23日 至仏山にて。日当たりの良い草地に生える。尾瀬
と谷川連峰,北海道北部の超塩基性岩地にのみ知られる。環境省版レッドデータブックで絶滅危惧U類。踏みつけと園芸採取が減少の主要因。 |
1995年7月26日 大江湿原にて。亜高山帯の湿原や湿った草地に生
える。国内では本州(中部地方以北の日本海側),北海道に知られ,北太平洋地域に分布する。 |
2003年6月2日 尾瀬ヶ原にて。山地帯から亜高山帯の湿地に生え
る。本州(兵庫県,中部地方以北),北海道,東北アジアに分布する。尾瀬では5月下旬から6月上旬が見ごろ。 |