さんこほう とざん
平成26年7月20日
大山 三鈷峰登山 1526m
(鳥取県県:大山町)



「急な岩場を這いながら登る」
Map

ルート
大山寺(登山)〜大神山神社〜下宝珠越〜中宝珠越〜上宝珠越〜ユートピア避難小屋(昼食)
〜三鈷峰〜上宝珠越〜砂滑り〜元谷〜大神山神社〜大山寺

今回の「三鈷峰」登山は山仲間の友人の女性Gr4名の登山ガイドを頼まれ、久し振りに若い女性と山に登った。7月も中盤を過ぎ高山植物の群落が見られるユートピア避難小屋周辺の斜面に「ナンゴククガイソウ」「シモツケソウ」が一面に鮮やかな花を付けていた。

「大神山神社」に向け参道を登る 遊歩道を「下宝珠越分岐」に向けて歩く
「大神山神社」の参道を登り、登山の無事を祈り元谷遊歩道を「下宝珠越」分岐に向けて歩く。
薄紫の「ヤマアジサイ」が咲く 分岐から岩の急坂を登る
山肌一面に薄紫の「ヤマアジサイ」が咲き先月の登山の時と様子が全く違う。「下宝珠越」分岐から苔むした大きな岩が連なる急坂を「元谷治山道」に登り休憩をする。
「元谷治山道」を横切り木の根道を登る 「ヤマハハコ」
元谷治山道から谷あいの木の根道を這いつくばいながら「下宝珠越」に向けて登って行く。「中宝珠越」を過ぎ、道端に白い花が沢山集まる「ヤマハハコ」の株が、疲れた気持ちを和らげてくれる。
「中宝珠越」を過ぎ岩を登る 「シモツケソウ」
「中宝珠越」から岩肌に足掛かりを探しながら登る道が数ヶ所有り、女性たちは初心者が殆どであり、どの足、どの手を出そうか迷いながら登って行く。休憩を取りながら時間を掛け楽しみながら歩いて行くと道端に「シモツケソウ」が咲き誇っている場所に出くわす。
「ユートピア避難小屋」分岐から崩落ヶ所を「三鈷峰」 「三鈷峰頂上」に到着
「上宝珠越」を通過し、「ユートピア避難小屋」に向かう斜面を横切る様に登る低木の中の道を登り、避難小屋と三鈷峰の分岐の尾根まで登る。
分岐にザックをデポし体だけで「三鈷峰」に樹木に道が埋もれる中を崩落ヶ所を慎重に登り山頂に向かう。
花の山「三鈷峰」は7月後半から8月初旬が見頃でこの日も登山者が後から後から連なって登って来た。
三鈷峰から避難小屋を望む 「オオバギボシ」
元谷方向からガスが湧き上がり時折辺り一面ガスに覆われ雄大な自然の姿を眺めながら15分位山頂からの景色を楽しみ分岐点に戻りザックを担ぐ。
避難小屋に登る 小屋の中で昼食を戴く
本日の昼食は避難小屋周辺で戴く予定で避難小屋に行くが、小屋周辺は座る場所が無い位の登山者が弁当を広げており場所が無いので小屋の中に入り靴を脱ぎ両足を投げ出し昼食を食べる。
「ナンゴククガイソウ」 三鈷峰を背景に
小屋周辺は一面に最盛期前の「お花畑」が広がり、大山をバックに色取り取りに咲く高山植物の楽園が広がって居る。
景色を眺めながら山頂を征服した満足感に浸り下山準備を整える。
「砂滑り」取り付けに降りる 颯爽と「砂滑り」を下る
下山は、三鈷峰名物「砂滑り」を真新しい「スパッツ」を付け、2本ストックを持ち用意周到で砂の原に降り立つ。
今年の「砂滑り」はコンデションも良く30Cm位の砂が万年雪の上に積もり砂に流される様に快調に下って行く。
リズム良く砂と共に足を運ぶ 楽しい「砂滑り」もお終い
小石交じりの砂は足を動かす度に自然と下へ下へ動いて流れ、歩く歩道に乗った様にあっと言う間に「砂滑り」を下る。
砂滑り」下部の荒れた岩の道を下る 「大神山神社」に到着
砂滑りの下部は昨年の大雨で土砂が洗い流され大きな岩がむき出しの道を下山ルート探しながら、事故も無く「大神山神社」に到着し女性4人Grの登山ガイドを終了した。