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| 1番札所霊山寺で88か所遍路の満願を誓う |
四国三郎「吉野川」を渡る |
1日目 4月15日(水) (倉敷出発〜ファミリースポーツ公園)
早朝の通勤時間を避け電車にバギーを乗せ西阿知駅から岡山駅経由瀬戸大橋線で徳島に向かう。1番札所の坂東駅で下車する予定が板野駅で間違って下車し「霊山寺」まで約4kmを先行きに不安を感じながら歩く。1時間のロスでは有るが之から始まる四国一周の歩き遍路からすればトレーニングみたいなものだ。
霊山寺に着き門前のうどん屋さんで昼食を食べ、「納経帳」とへんろみち保存協会編「四国遍路ひとり歩き同行二人地図編」を買い歩き始める。此の地図は情報満載で歩き遍路の必需品である。
※野宿遍路は、霊山寺で「善根宿・通夜堂・野宿場所等情報一覧」の資料が置いて有るので入手すると良い
5番「地蔵寺」に着いたのが納経受付終了10分前の16時50分漸く間に合い、お参りを済ませ近くの「セブンイレブン」で食糧を買い込み、「ファミリースポーツ公園」の東屋にテントを張り一人今夜の宿にする。
2日目 4月16日(木) (ファミリースポーツ公園〜鴨の湯)
今日は天気も良く田舎道を順調に巡拝し、10番「切幡寺」で徳島の遍路友達「笑顔の大師:環ちゃん一家」と久し振りの再会を喜び合い、沢山の差し入れを戴く。11番「藤井寺」にお参りし今日の宿「鴨の湯」へ向かう。鴨の湯は善根宿で隣に温泉が有るが月に一度の定休日で残念ながらお風呂には入れなかった。
テントを駐車場に張り自転車を借り、近くのスーパーで食糧と酒を買い宿泊りの人達(7人)と情報交換しながら盛り上がる。イギリスのお坊さん・神奈川のIさん・岡山のMさん他
3日目 4月17日(金) (鴨の湯〜焼山寺往復)
バギーを押して12番「焼山寺」への登りは無理が有るので、バギーを「鴨の湯」に置き体一つで焼山寺にお参りする事にした。
焼山寺への道は普段の山登りにすればハイキング程度の道であるが距離が長く登り4時間30分で焼山寺に着く。お参りを済ませ食堂でうどん(300円)を注文し持参した弁当を食堂で戴く。
(往復7時間の山歩き)
鴨の湯に戻り、狭いスペースにテントを張り温泉(350円)に入り自転車で買い出しに行き、北海道の中標津から来たMさんと京都のKさんと情報交換しながら盛り上がる。 |
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| 浄蓮庵一本杉・空海像 |
12番札所「焼山寺」 標高700m |
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| 善根宿 鴨島温泉「鴨の湯」 |
園瀬橋下の「我が家」3泊する |
4日目 4月18日(土) (鴨の湯〜園瀬橋下)
藤井寺から焼山寺を往復した関係で「環ちゃんお父さん」のアドバイスが有りルートが短縮でき平坦な道歩きが出来るので17番井戸寺へ向かう。
17番「井戸寺」から逆打ちをし13番「大日寺」にお参りをしていると、鴨の湯で一緒に成った神奈川のIさんと出逢う。今日は、井戸寺近くの善根宿「栄タクシー」に泊まるそうだ。
大日寺から小松島に向けて今夜の宿を探しながら歩き、「徳島県文化の森総合公園」で寝床を探すが適当な場所が無い、近くの園瀬川の「園瀬橋」の下に広く平らな場所が有り、明日は雨が降る予報なので橋の下を今夜の宿に決め、近くのスーパー「セブン」に食糧を買いに行く。明日、明後日は雨が降る予報なので橋の下に3泊し休養と雨をやり過ごす事にした。
5日目 4月19日(日) (園瀬橋下で停滞)
朝は雨は降って居ないが薄曇りの雨模様の空である。お昼が近く成り近くのラーメン屋さんに行く、駐車場に車も無く心配しながら入る、「徳島ラーメン」は有名であるがこのラーメンは不味くて戴けなかった。何もするでも無く外を眺めながらゴロゴロして過ごす。
6日目 4月20日(月) (園瀬橋下で停滞)
予定通り朝から雨が強い勢い降っている。今日も一日ここで停滞の予定であるが、ただ時間潰しでは勿体ない。バスで徳島駅前(20分)まで行き風呂と溜まった洗濯をしに行く事にした。
スマホで情報を入手した「ホテル:サンルート」で温泉に入り、近くのコインランドリーで洗濯を済ませ、ホテルのレストランで昼食を戴き再びバスで園瀬橋下に帰る。 |
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| 鶴林寺への登り「空海号」を引く |
道の宿「そわか」 |
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| 日和佐 バスの善根宿「橋本」 |
両足の「まめ」が痛む |
7日目 4月21日(火) (園瀬橋〜太龍寺ロープウエー乗り場)
二日間停滞したが雨も止みバギーを押す事は出来るが、風が強く悪天候の影響が残って「空海号」を押し難い。※バギーを押しながら名前の無い事に気が付き色々と考え「空海号」と命名する。
国道55号を南に向かい18番「恩山寺」にお参りし、「道の駅:ひなの里かつうら」で昼食を戴き九十九折れの急坂を空海号を押したり引っ張ったりしながら標高差470mの急坂を20番「鶴林寺」へ登る。
鶴林寺から下りの急坂を空海号に紐を取り付け、引き摺られながら体でブレーキをして下る。那賀川の側沿いの平地まで下り、川沿いを「道の駅:鷲の里」ロープウエー乗り場の自転車置き場にテントを張る。「道の宿そわか」のお風呂(350円)に入り夕食を戴き早めに休む。
道の宿には、ドミトリーが有り寝袋持参で1800円で泊まる事が出来る。
8日目 4月22日(水) (ロープウエー乗り場〜日和佐「橋本」)
ロープウエーの動くまで時間が有りキャンピンカーに夫妻で泊まって居た、所沢のEさんに温かいコーヒーを戴きキャンピングカーの仕様を説明して頂く。Eさんは冬の北海道に丹頂鶴の写真を取りに行くそうだ。(素晴らしい写真を見せて頂く)
ロープウエーに空海号を乗せ空中散歩で21番「太龍寺」に登る。山頂の広い場所に沢山の建物が有り「通夜堂」も有る。太龍寺のお参りを済ませ急坂の狭い自動車道(一部車は侵入禁止)を民宿坂口屋まで空海号に引き摺られながら下り22番「平等寺」に参る。国道55号に合流し暫く歩き県道22号を海岸線の由岐の町に出る。
今日の内に「日和佐」まで進みたいが海岸線のアップダウンと長距離のため、「たいのはま」でテント泊りにするか検討の結果、歩き遍路の「禁じ手」を使い1時間待って電車で日和佐に進む。駅から2km後戻りして、バスの善根宿「橋本」に行くと台湾人家族3人と単車で遍路の若者の4人が先着していた。バス泊りを諦め外の広場の草むらにテントを張り、バスの宿泊者と日本語の判らない「台湾人」と台湾語の判らない「日本人」が夜遅くまで盛り上がる。
9日目 4月23日(木) (バスの善根宿「橋本」〜鯖大師)
昨日到着が遅かったのでお参りが出来なかった23番「薬王寺」の早朝お寺の厳かな雰囲気の中お参りを済ませ納経受付を待って、国道55号を1km程進み、食堂で朝食を戴き、暫く食堂も無さそうなので、昼食の弁当を買い歩きだす。日和佐の駅前に「薬王寺温泉」(500円)13時から営業が有る。
先日から両足の指の付け根に「まめ」が出来、処置をするが痛い、痛みをこらえてスピードを落として歩き、気温上昇と足の痛みとで「熱中症」ぎみで頭がクラクラする。
ようやく、別格霊場4番札所「鯖大師」に着き、旧道のカーブの平坦な道の脇にテントを張る。 |
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