2005.10.23  ポタリング うどん琴平 45km 


コース

JR茶屋町駅(輪行)〜JR坂出駅(乗換え)〜JR琴平駅(自転車)〜(やまうち)〜満濃池〜(小縣屋)(長田)〜金刀比羅宮参拝〜(宮武)(山下)〜JR丸亀駅(輪行)〜JR坂出駅(乗換え)〜JR茶屋町駅

10月の初め、列車とレンタサイクルで山登りと讃岐うどんの旅をしたのが切欠で、輪行で本場讃岐うどんを食べて回る計画をネットを駆使して立てた。秋晴れの爽やかな天候が続き、休日を利用して「讃岐うどん」の本場四国「琴平」に降り立った。

個性的な駅舎のJR琴平駅 カウンターに天婦羅の山(うどんやまうち) あつあつ(大)にゲソ天
6時45分JR茶屋町駅に輪行スタイルで到着し、7時前の電車(瀬戸大橋線マリンライナー)に乗りJR坂出駅で乗換え(土讃線)JR琴平駅に8時30分に着いた。琴平駅から2駅先のJR黒川駅まで行きたいが乗換えの電車が1時間後で無ければ来ないので駅前で自転車を組み8時50分に黒川に向けて走り始める。

刈入れが終わった田んぼを眺めながら土讃線沿いの道を一路うどんのやまうちに向けて走る。途中、秋祭りの子供御輿の行列や民家の庭先で獅子舞が舞う長閑な田舎町の風景を楽しむ。

9時15分うどんやまうちに汗を拭きながら着く。開店して間もない時間だが、5〜6人のお客が既にうどんを食べている。早速、名物のゲソ天を乗せた「あつあつ(大)」を頂く。流石に名店として紹介されているだけの腰の有る出汁の効いた味わい深いうどんである。
池とは思えない程大きな満濃池 元祖醤油うどんの「小縣屋」 大根丸ごと1本の「醤油うどん」
「うどんやまうち」から土讃線沿いを引き返し、次のうどん屋さんに向う途中、弘法大師が一夜の内に築いたと言う伝説が残る(えん堤の高さが兎に角高い)「満濃池」に立ち寄る。慢性的な水不足の香川県ではあるが、満々と水を蓄えていた。次に向うのは元祖醤油うどんで名高い「小縣屋」である。地図を見ながら店を探して走るのは中々難しく途中の分かれ道を通り過ぎ、かなり引き返して2軒目のうどん屋さん「小縣屋」に着いた。醤油うどん(小)を注文すると、テーブルに大根1本と下ろし金が置かれ「大根おろし」を自分で摩り下ろしてうどんに入れるスタイルだ。大根の爽やかな辛味と酢だちの酸味と醤油の味が効いた単純では有るが腰の強い爽やかなうどんであった。
小縣屋の店内 「うどん長田」&Myチャリ 長田の釜揚げ(小)
小縣屋を出た交差点の向こう側に次の目的「うどんの長田」が有る。今、食べたばかりであるが、うどんポタリング愛好家としては通り過ぎる事の出来ない有名店であるので入る事にする。お薦めは「釜揚げうどん」であり小を注文する。この店にも生姜を乗せた下ろし金が有り、自分で生姜を摩り下ろして出汁の中に刻みネギと共に入れゴマを摺って食べる。柔らかな中に腰があり、うどんの味と生姜と出汁が見事にマッチした喉越しの良い美味しいうどんであった。
琴平宮参道 琴平宮(本宮) 本宮から讃岐平野を見渡す
朝からうどん3杯、流石にお腹ははち切れそうである。少し運動しなければお腹が空かない。金刀比羅宮まで走り参道の裏道「旧こんぴら大芝居」金丸座の入口に自転車を止め、本宮まで785段の石段を一気に登る。秋の行楽シーズンでもあり参拝者が多い。未だ、余力が有るので更に奥社まで583段の石段を登る。
奥社左上の岩場の天狗様 静寂の中にたたずむ奥社 奥社下の大麻山登山口 (右下へ進む)
奥社まで石段登りの運動で少し汗を出しお腹が少し軽くなる。参拝を済ませ大麻山登山口を確認して金丸座まで下る。普段、山登りで足を慣らしているため、この程度の石段登りは息も弾まない。
宮武の長い行列 (50人位) 店内は大忙し (従業員5名) あつあつ (小)
琴平から善通寺に向け国道を走り、「うどんの宮武」に到着。道の反対側に自転車を止め、店の方向を見て驚く。順番を待つ行列で店の暖簾すら見えないありまさだ。以前、飯山町の「うどんの中村」で順番待ちをした事を思い出し1時間は並ぶ覚悟をする。(少しはお腹も・・・・)予想通り1時間並んで店に入り「あつあつ(小)」を注文した。もっちりとしたうどんに出汁の効いた個性的なうどんであった。
うどんの山下の店内 釜揚げ (大) 駐車場も広く席数も多い
うどんの宮武から丸亀方向に10分位県道を走り、「うどんの山下」に到着。ここは、駐車場も空いて順番待ちの列も無い。早速、ネットで紹介されていた「釜揚げ(大)」を注文する。讃岐の釜揚うどんの出汁は、どの店も持ち手に太い紐の付いた焼き物の大徳利で出てくるのが特徴だ。柔らかい中にうどんの風味のある美味しいうどんを少しもてあそばせながら何とかお腹に入れる。

うどんの山下を出ると15時を回っており、帰りの駅を善通寺駅にするか丸亀駅にするか考えるが、腹ごなしに丸亀駅まで道なりに走る事に決め、大きなお腹を抱えのんびりと自転車を踏み、16時前に丸亀駅に着き、自転車を輪行袋に収納し高松行きの電車に乗り坂出駅で岡山行きマリンライナーに乗換え、計画を全てクリアして無事17時過ぎに茶屋町駅に帰った。一日にうどん5杯完食とは我ながら驚きの一日であった。