平成 16年 9月 20日 (月)     


 
下津井電鉄は大正3年岡山県倉敷市茶屋町から民謡「下津井節」で有名な下津井まで20.9kmが開通した。この路線は、旧国鉄宇野線茶屋町駅から源平合戦の古戦場「藤戸」を通り、瀬戸内海を望む「児島」「下津井」へ続き、下津井港からフェリーボートで香川県丸亀市に渡る事が出来たが、昭和47年茶屋町駅から児島駅の間が廃線となり、更に平成2年には児島駅から下津井駅の全線が廃線となり、廃線跡地がサイクリングロードとして整備された。

倉敷のサイクリングロード「下電廃線跡サイクリングロード」をのんびり走ってみませんか。


サイクリングロード・マップ
 (クリック拡大)

茶屋町〜天城〜藤戸 藤戸〜林 林〜福田〜稗田

稗田〜柳田〜児島小川 児島小川〜味野 味野〜赤崎〜阿津〜琴海 琴海〜鷲羽山〜東下津井〜下津井



瀬戸大橋線JR茶屋町駅 茶屋町駅に咲く芙蓉の花 駅南駐輪場の横自転車道 (正面が駅)

現在の茶屋町駅は瀬戸大橋線の開通で高架駅となって下津井電鉄が走っていた頃の面影はどこにも無い。写真のタクシー乗り場の付近が下電茶屋町駅の有った場所らしい。駅に向かって右に走り駐輪場横の細い緑のポールの道がサイクリングロードになっている。

桜並木を走る 中庄から流れる川を渡る 茶屋児島自転車道1号線標識

茶屋町駅をスタートしてしばらく進むと大型のスーパーマーケットの横から桜並木が始る。自転車・歩行者専用道路で道幅も充分有り一般道との交差部分には柵が有り安心して走る事が出来る。500m程の桜並木を抜ける頃に体育館や広場や公園が有り、倉敷の北部中庄付近からから流れて来た川を渡る橋に出る。

天城かえで団地付近 倉敷川を渡る (ヒボウシ橋) 県道165号を渡り藤戸から林へ

橋を渡り住宅地の中の緩やかな左カーブの上り坂に、茶屋児島自転車道1号線1500m地点の標識が有る。道幅は申し分の無い広さがあるが、所々、柵が外され車が出入りしている。天城から藤戸に入り倉敷の美観地区から流れて来た倉敷川に掛かる「ヒボウシ橋」を渡りしばらく進むと自転車道3000m地点の標識ところで天城街道の県道165号の交差点を渡る。

県道62号を併走する (林付近) 瀬戸中央道水島IC付近 児島IC横を通り相引池交差点

藤戸から林に来ると、水島工業地帯と岡山市を結ぶ県道62号の歩道脇に自転車道が有り瀬戸中央自動車道水島ICの外側を周回し相引池の信号を渡り福南山峠の緩やかな坂を登る。

県道21号福南山峠付近 派手な色の喫茶店 (稗田) 稗田南で県道21号を渡る

福南山峠頂上の広場には東屋が有り自転車を降りて行き交う車を眺めながらしばし休憩をする事が出来る。坂を300m位下った所から右に自転車道に分かれるが注意しながら走ら無ければ直進して行過ぎてしまいそうだ。しばらく進むと水島工業地帯と繊維の町「児島」を結ぶ県道276号の道路の向こうに派手な色の「喫茶店anan」が見えるので道に沿って次の信号を反対側へ渡り少し下った所から、又、斜め方向に自転車道に入る。(案内標識らしき物が無いので間違い易い)

柳田の桜並木 児島小川で県道の陸橋を越える 児島小川の町の中を走る

柳田の自転車道に入ると桜並木が始り、民家の間の緩やかな坂を下り児島小学校の横を通過して柳田と小川と味野の町が接する所の県道横断陸橋を変速を切替自転車に乗ったまま越える。繊維の町「児島」らしい工場の裏を自転車道は続くが一般道との交差が多くなり横断に注意が必要だ。

アーケードを抜けると味野に着く 児島味野大正橋交差点 瀬戸大橋架橋記念館

自転車道に商店のアーケードが有り、野菜や果物が店先に並んでいる長閑な雰囲気の裏通りを進み大正橋の交差点に出る。江戸時代(天保〜嘉永)塩作りで繁栄した塩田王岡山県指定史跡「野崎武左衛門」の旧家が信号を渡り右に行った所に有る。信号を直進すると、瀬戸大橋の架橋を記念して作られ、橋の形をした屋根の上に登る事の出来る「瀬戸大橋架橋記念館」の前を通過した正面が下津井電鉄「児島駅」の駅舎となっている。

今も残る下電児島駅 駅とプラットフォーム 駅正面 今は観光案内所

駅舎跡は現在下電バス観光案内所となっているが、左側の道を少し進むとバスの駐車場が有る。この駐車場の奥に児島駅の標識がありプラットフォームを見る事が出来、当時の面影が残っていた。

更に児島駅から下津井駅まで「児島トライアスロン大会」等で使われる「風の道」を走り下津井駅まで走ったが、このページでは児島駅までのコースの紹介とする。

児島駅から下津井駅の間の詳しい紹介は歩いて記事を書かれた「TECHNOTRAIN放浪記」さんにリンクをお願いしましたので参考にして下さい。