Windows Web Server 2008のインストールと設定
◆このページで説明する方法を参考にした結果,起こった損害についていかなる保証・責任も負いませんので,あくまでも自己責任において行ってください.
<Windows Web Server 2008のインストール>

Windows Web Server 2008のDVDを入れ,DVDで起動する

インストールする言語「日本語」,時刻と通貨の形式「日本語(日本)」,キーボードまたは入力形式「Microsoft IME」,キーボードの種類「日本語キーボード」を選択(デフォルトのまま)して,[次へ]をクリック

[今すぐインストールする]をクリック

プロダクトキーを入力し,[次へ]をクリック

Windows Web Server 2008(フルインストール)を選択し,[次へ]をクリック

「条項に同意します」にチェックを入れ,[次へ]をクリック

「カスタム(詳細)」をクリック

インストール先のドライブを選択

ファイルのコピーや展開が始まり,約5分後に自動的に再起動

さらに約3分後に自動的に再起動

Administratorのパスワードを設定し,OKをクリック

ネットワークの構成をクリック

「ローカルエリア接続」を右クリックして,[プロパティ]を左クリック

「インターネットプロトコルバージョン4」を選択して,[プロパティ]をクリック

「次のIPアドレスを使う」を選択し,IPアドレス,サブネットマスク,デフォルトゲートウェイを入力

「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選択し,DNSサーバを入力

OKをクリックし,閉じる

コンピュータ名とドメインの入力をクリックし,コンピュータ名(ホスト名),ドメイン名を入力

Windows Updateやファイルのダウンロードができないので,下記のように設定
インターネットエクスプローラの[ツール]→[インターネットオプション]→[セキュリティ]→[インターネット]→[レベルのカスタマイズ]
「ファイルのダウンロード」有効にする
「ファイルのダウンロード時に自動的にダイアログを表示」有効にする

Windows Updateを行う


<Administrator名の変更(Administratorによる不正アクセスの防止)>
[スタート]→[プログラム]→[管理ツール]→[コンピュータの管理]
左側の「コンピュータの管理」→「システムツール」→「ローカルユーザーとグループ」→「ユーザー」をクリック
右側の「Administrator」を右クリックして「名前の変更」をクリック
Administratorを適当な名前に変更する

左側の「グループ」をクリック
右側の「Administrator」を右クリックして「名前の変更」をクリック
上記以外の適当な名前に変更する

ログアウトすると,名前が変更されている
名前が変わっただけで,Administratorの権限は同じ


<IIS 7.0 のインストール>

[スタート]→[プログラム]→[管理ツール]→[サーバーマネージャ]
「役割」を選択し,[役割の追加]をクリック
[次へ]をクリックし,「Webサーバー(IIS)」にチェックを入れる
[必要な機能を追加]をクリックし,[次へ]をクリック
[次へ]をクリック
Webサーバーにインストールする役割サービスとして,FTP以外をすべて選択
[次へ]をクリック
[インストール]をクリック
[閉じる]をクリック

インターネットエクスプローラを起動し,アドレスとして「http://localhost」と入力して,「ようこそ」ページが表示されればインストール完了

このとき,別のパソコンでサーバのURLにアクセスすれば,同じ画面が表示される


<SMTPサーバのインストール>
初期構成タスクの「機能の追加」をクリックし,「SMTPサーバー」にチェックを入れる
[必要な機能を追加]をクリックし,[次へ]をクリック
[インストール]をクリック
[閉じる]をクリック


<ホームページファイルのコピー>
C:\inetpub\wwwroot\にindex.html等のファイルをコピーすれば,ホームページ閲覧が可能になる


<Active Perlのインストール>
http://www.activestate.com/activeperl/からダウンロード
2009年4月現在でVer.5.10.0
ファイル名「ActivePerl-5.10.0.1004-MSWin32-x86-287188.msi」
ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストール

[スタート]→[プログラム]→[管理ツール]→[インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ]
左側ツリーのサイトの下の「Default Web Site」をクリック
「ハンドラマッピング」(右側の上に表示)の「機能ビュー」(右側の下に表示)で,右側の有効の部分で右クリックして,「スクリプトマップの追加」をクリックし,下記のように入力

要求パス *.cgi
実行可能ファイル C:\Perl\bin\perl.exe "%s" %s
名前 perl (なんでも良い)

[要求の制限]をクリックし,「マップ」タブで「要求のマップ先が次の場合のみハンドラを呼び出す」にチェックを入れる
「動詞」タブをクリック
「次の動詞のうちの1つ」にチェックを入れ,空欄に下記のように入力
GET,HEAD,POST

「.pl」「.plx」はperlインストール時に追加されているが,あるかどうか確認しておく

テキストファイルを新規作成し,以下の文章をコピー&ぺーストしてファイル名「0.cgi」で「C:\Inetpub\wwwroot」に保存する
http://(ホスト名.ドメイン名)/0.cgiにアクセスして「テスト」が表示されれば問題なし

#!/usr/local/bin/perl
print "Content-type: text/html\n\n";
print "テスト\n";
exit;


<仮想ディレクトリの作成>
[スタート]→[プログラム]→[管理ツール]→[インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ]
左側の「Default Web Site」を右クリックして,「仮想ディレクトリの追加」をクリック下記のように入力する

エイリアス cgi-bin
物理パス C:\inetpub\cgi-bin

これにより,C:\Inetpub\wwwroot以下にフォルダがなくても,http://(ホスト名.ドメイン名)/cgi-bin/でアクセスできる


<FTPサーバの設定>
[スタート]→[プログラム]→[管理ツール]→[サーバマネージャ]→[構成]→[サービス]で「FTP Publishing service」を右クリックして「プロパティ」をクリック
スタートアップの種類:自働
サービスの状態:開始


<FTPサーバの仮想ディレクトリの作成>
[スタート]→[プログラム]→[管理ツール]→[インターネットインフォメーションサービス(IIS)6.0マネージャ]
「FTPサイト」を展開して,「Default FTP Site」を右クリック
「新規作成」→「仮想ディレクトリ」をクリック
「次へ」をクリックして,エイリアスを入力 例えば「abc」
「次へ」をクリックして,パスを入力 例えば「C:\inetpub\ftp_abc」
「ディレクトリセキュリティ」タブをクリックして,「拒否する」をチェック
「追加」をクリックして,「1台のコンピュータ」をチェックした状態で,アクセス許可するIPアドレスを入力


<FTPサーバのパッシブモード設定>
[スタート]→[プログラム]→[管理ツール]→[サーバマネージャ]→[構成]→[セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール]→[受信の規則]で右クリック
「新規の規則」をクリック
「プログラム」をチェックし,「次へ」をクリック
「このプログラムのパス」をチェックし,「windows\system32\inetsrv\inetinfo.exe」を開く
「接続を許可する」をチェック
適用をすべてチェック
名前に「FTPサーバー(PASV用)」と入力し,「完了」をクリック

クライアントPCのブラウザで,「ftp://(ホスト名.ドメイン名)/」と入力してFTPサイトが見られることを確認する
上記ができれば,FFFTPなどのフリーソフトでも接続可能になる

FFFTPによりAdministratorで接続すると,接続先はC:\inetpub\ftprootフォルダになる


<FTPサーバの匿名接続の禁止>
[スタート]→[プログラム]→[管理ツール]→[インターネットインフォメーションサービス(IIS)6.0マネージャ]
「FTPサイト」を右クリックして,「プロパティ」をクリック
「セキュリティアカウント」タブをクリックして,「匿名接続を許可する」のチェックを外す


<仮想ディレクトリの作成>
[スタート]→[プログラム]→[管理ツール]→[インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ]
左側の「Default Web Site」を右クリックして,「仮想ディレクトリの追加」をクリックし,下記のように入力する

エイリアス ~abc
物理パス C:\inetpub\ftp_abc

C:\inetpub\ftp_abcに保存されたファイルがhttp://(ホスト名.ドメイン名)/~abc/で誰でも見られるようになる
実際に画像などを保存しておくと,クライアントPCのブラウザで動作確認できる


<アカウントの作成>
[スタート]→[設定]→[コントロールパネル]→[ユーザーアカウント]
「別のアカウントの管理」をクリック
「新しいアカウントの作成」をクリック
アカウント名を入力して,[アカウントの作成]をクリック
作成されたアカウントを選択して,「パスワードの作成」をクリック
新しいパスワードを2回入力

[スタート]→[プログラム]→[管理ツール]→[インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ]
左側のツリーでパスワード制限を行いたいフォルダを選択
右側の「認証」を右クリックして「機能を開く」
「Windows認証」を有効にする
「匿名認証」は無効にしておく

左側のツリーでパスワード制限を行いたいフォルダを右クリックして,「アクセス許可の編集」をクリック
「セキュリティ」タブをクリック
[編集]をクリック
[追加]をクリックし,[場所]をクリックして,サーバ名を選択した後,[OK]をクリック
白い空欄に登録したアカウント名(認証で使用するユーザ名)を入力して,[名前の確認]をクリック

これで,クライアントPCのブラウザからアクセスした際に,ユーザ名とパスワードが要求される