着物リメイク【衣服類】
二枚重ねのロングベスト
下の朱色の着物地は、私の道行きコートだったもの
上の黒の着物地は、夏用の絽の喪服だったもの
朱色の着物は、派手過ぎてそのままではリメイクできないなあ~と、思っていた
上に透けて見える黒を重ねたので、朱色が抑えられ、いい感じに仕上がった
上下は同じ型紙、上の黒い布が少し長いだけ
裁ち切りで、袖ぐりと衿ぐりをバイヤステープで包んでいる
洋裁の経験なしの私にでも簡単にできたベストだった
絹地なので、軽くて柔らかい。季節の変わり目に重宝している
絞りのブラウス
絞りの羽織だったものをリメイクした
型紙からおこして作ったもので、〈本格的な洋裁〉は、これ1点だけ
型紙から作るなど、無謀な挑戦だったが、何とか形になった
襟ぐりの部分のヨークには絞る前の布を使った
衿の部分を解体していたら、芯として入っていたものだ
元の図柄と絞った部分を比べてみると
まったく別の布のように見える・・・絞りって面白いと思った
洋服に絞りの布を使うのは稀、ユニークなブラウスに仕上がった
手間は掛かったけど、お気に入りの1枚になっている
ジャンパースカート2点
左の写真は紬の着物をリメイクしたもの
持っていた着物の中では,割と着た方
紬なので生地がシャキッとしているし、色も控えめなので着やすい
リメイクしてからも、折に触れて着ている
右のジャンパースカートも同じパターンでリメイクしたもの
元は、伯母から母へ、母から私へ渡った訪問着だった
母は、私たち子供の入・卒業式によくこの訪問着を着てきていた
この上に黒の紋付羽織を着るのが、その当時の式典参加の定番だった
白縹色(青みを含んだ白色)の地色とモダンな柄のこの訪問着は大好きだったが
私が着たのは1回しかなかったと思う
どちらの着物も好きな着物だっただけに、タンスの肥やしにしておくのは忍びなく
リメイクして身にまとわせてもらおうと思ってジャンパースカートに変身させた
あまり着ていない着物(時には仕付けがかかったままのモノもあるが)を
裁断するのはもったいない、忍びないという人もいるし
着ないままでタンスの肥やしにする方が勿体ないという人もいる
私は後者の方だから、切り刻んではリメイクしてきたが
思い出と共に、そのままの形で取っておこうと思うのも
それはそれでいいと思う。人それぞれである
作務衣3点
綿布のような着物地で、いかにも作務衣といった柄が気に入っていた
しゃきっとした布だったので、縫いやすかったのだが
何分、元の着物地が着古したものなので、布地が薄くなっていて
3枚の中では一番最初にダメになった
ウール地のコートだったものをリメイクした
セーターの上に羽織れば、冬でもそれだけで結構暖かい
袖口がゴム入りで家事をするのに重宝した
3枚作った作務衣の中で、今でも残っているのはこれだけ
作務衣3枚は同じパターンで作った
同じ型紙で作ったのもだが、3枚それぞれ雰囲気が違う
この作務衣は、見頃の所は着物地なのだが、
布が足らなくなって、仕方なく袖は服地を足して作った
なんかモダンで、思いがけず面白い作務衣ができた
これも、着物地の所が傷んできて早々に没になった
割とお気に入りだったのに残念だった
帯地のベスト
ピンク色の名古屋帯、モダンな柄でお気に入りの帯だったが
ボレロとバッグに作り直した
このベストに合う服がなかなかなくて、あまり着なかった
下は、同じ帯で作ったバッグ(バッグのページで紹介済み)
こちらもあまり出番がない。お気に入りなんだがなあ~
ボレロ2点
紬のジャンバースカートの残り布で作ったもの
裏布は絞りのブラウスの残り布
訪問着のジャンバースカートの残り布で作ったもの
この2点は、同じパターンで作ったもの、と言っても
長方形の布を折って、ボタンで留めているだけのもので
リメイクと言うのもおこがましい・・
ベスト
上のボレロの再リメイク品
ボレロとして着てみたが、どうも似合わない・・
と言うことで、再度作り直したもの
布が足りなくなって、継ぎ足しをしたが
あまり目立たずヤレヤレだった
ボレロよりは着る機会が多くて重宝した
アンサンブル
上下は同じパターン、ボタン付けを変えているだけだ
上着は母のコートで、シャキッとした布だった
所々に刺繍の模様が入っている
仕上げてから分かったことなのだが、かなり着古していたので
色むらがあり、かなり目立っていたのが残念だった
下のブラウスは、ほとんど袖を通していない私の羽織で、新品同様だった
だら~っとした布で、針の通りも悪く苦戦した
「着物リメイク」の本を参考にして作ったもので
超簡単なものしか作らないことにしていたのに
このブラウスはボタンホールがたくさんあって苦労した
アンサンブルで着ても、別々に着ても良かったのだが
上着の色むらが気になったり、下に似合いのボトムがなかったりで
あまり着た記憶がない
作っただけで満足した感のある作品だ