着物リメイク [その他]
ホットカーペットカバー
ウールの着物地をつぎはぎし、ホットカーペットカバーにした
へバーデン結節がひどくなり、そろそろパッチワークも年貢の納め時かと
思っていた頃の作品。針が持てなくなったのでミシンで仕上げたもの
なので、一針一針丁寧に‥というものではなく
大作の割には早く出来上がった。その分、雑な作品である
自分としては、あまり表に出したくない作品である
座布団カバー2点
これも、パッチワークをやめる頃、ミシンで仕上げた作品だ
以前に、パッチワークの基本パターンを使って、10枚の座布団カバーを作った
あの作品は、(中断をはさんでだが・・)何年もかかって辛抱に仕上げた作品だが
これは、パターンも単純で、しかもミシン使いなので容易にできた
赤いカバーの方の長方形のパターンは、私の子供の時の着物で
最後はこんな風に私の手元に戻ってきた
切り刻んで申し訳なかったが、置いていたところでゴミになる運命だ
還暦間近に、赤い座布団が良かろうと思って作ったと記憶している
タペストリーの額縁など
その他にも、タペストリーの額縁(神楽・かぐや姫など)や
作品の中に、部分的に使っている
おしまいに・・・
私の着物はほぼリメイクしたはずだが
それでも、何枚かは、へバーデン結節で手の痛みが激しくなったことや
リメイクしようという気力が薄れてきて、そのままになっている
昔の着物は質もよく、本当はそのままの形で着てあげるのがベストだと思う
一時期、着付け教室にも通って着物を着る生活を目指したこともあったが
昨今、日常で着物を着るという暮らしは、難しくなっている
リメイクという作業を通して着物と向き合ったことが
着物に対してのせめてもの〈つぐない〉かなと、思っている
約8年ほどパッチワーク三昧だった、寸暇を惜しんで針を動かしていた気がする
燃えさかって燃え尽きた。おもしろかった、楽しかった・・だから、悔いを残さず終われた
作品のほとんどはもう手元にない。どこかで誰かに使ってもらってるものもあるが
散逸してしまったものもたくさんある。それはそれでいい
写真にすら残せていないものもあるが、それもそれでいい
残っているものだけを、こうして記録に残せただけで満足している
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すべてが〈ジ・エンド〉である