’98の作品


’98春、教育資金獲得作戦から解放され、即刻、一番きつかった仕事を辞めた

片手だけ自由になったが、気分的には80%ぐらい肩の荷が下りた感じだった

前々から仕事が楽になったら、絶対パッチワーク教室へ行こうと決めていた

この年の春、やっとその願いを叶えることができた

久しぶりに針仕事ができると思うと、ワクワク・ウキウキ・・本当にうれしかった

けど、少しやっただけで分かったのだが、パッチワークってそんなに楽なものではなかった

真新しいの布を切り刻み、チクチク縫い合わせて再び布にする

考えてみれば、おかしなことをやっているだけど

いろんな色の布を組み合わせて、多彩な布を作っていくのは面白いものだ

悪戦苦闘しながら、1年目の最初の作品はこんなタペストリーだった

出来上がった作品を見て、ネーミングするのも楽しいことだった

この作品は、「宇宙」と名付けた

シルバーの布・円形のキルト・四方に飛び出すライン・・宇宙を思わせる

     

今、見てみると、針目はバラバラ、角はずれている・・見るからに双葉マークの作品だ

これでもその当時は、精一杯の出来だった

この作品を見るたびに、一針一針一生懸命に刺していたあの頃を思い出す



  

アンのバッグ

パッチワークの教室に通う時、最初は道具を紙袋に入れて持って行っていた

「何かさえないなあ~」と思って、作ったバッグがこれ

「赤毛のアン」が大好きだった(今でもだけど・・)

折りに触れ、アンをテーマにした作品を作ったが、これはその最初の作品

マチを大きくして、道具が全部入ってしまうようにした

教室へのお供に、アンの人形がいつも一緒だった




ソーイングセット

パッチワーク教室では、みんなと一緒に作る作品のほかに

自分で作りたい作品に挑戦することもあった

初めの頃は、「赤毛のアン」にちなんだ作品をよく作っていた

図書館でそんな本を探すのが楽しみだった

このソーイングセットも、そんな手芸雑誌で見つけたデザインを参考にして作った

最初のうちは、パッチワークの道具を入れて使っていたが

必要な道具が増えて、このソーイングセットではでは間に合わなくなり、お払い箱になった

その後は、大量に道具が入る無粋な箱や缶を使うようになった




バッグとボストン

上のバッグは教室で最初に作ったバッグ。初めての本格的な作品

中央のバラの絵は先生に書いてもらった

パッチワークはなくて、針仕事はキルトだけの簡単なものだったが

当時の私にとってはなかなか大変なものだった

下のボストンはスラッシュキルトで作ったもので

ミシン仕事が主だったのだが、玉縁をつけたりファスナーをつけたり・・

ポケットも内外にたくさんあって、作りが複雑だった

初心者には荷が重い作品だったが、苦労した分

出来上がった時の感激は最高だったのを覚えている




ベビーキルト

上の「アン」の人形が着ている服の残り布で作ったもの

「アン」の人形に使った布の方が少なくて

どっちが主役か分からないという、妙なことになった作品だ

ソーイングセットと共に、どこか「アン」」の雰囲気が感じられる作品

ベージュ地の箇所にはオフホワイトの糸でキルトがしてある

糸目だけで模様を作る手法は好きだった

このベビーキルト、孫が来た時には、おしめを替える時や

お昼寝タイムに重宝したのだが、今は行方不明

どこにいったのか記憶にない