’00の作品


パッチワークを始めて3年目。針仕事にも少しずつ慣れてきて、作品を作るのが面白くなってきた頃

作品の種類や数も増えてきて、2メートル四方のキルトから小さな巾着袋まで色々作った

先生にいただいた課題の作品に加え、本で見た作品を自分なりに作製していた

百均ショップのプラかごに、裁断した布や縫いかけのパーツを入れて、家の中を移動していた

当時は、テレビを見る時も手を動かしていたので、音を聞いていただけ・・ラジオ状態だった

〈そこまでする~〉というくらいだったが、楽しかった。パッチワークにどっぷりはまっていた


「春」

 

中心の若草色から周辺のオレンジ色へ・・・

長い冬が終わり、野山は一雨ごとにやわらかな緑に覆われていく

やがて、花が咲き始め、華やかに春爛漫を迎える

そんな春の移ろいを表現したくて作った作品である

2メートル四方の作品で、初めての大作になった


「ポスペのお友達」



この頃、「ポストペット」にはまっていた

「ポストペット」というのは、メールを送るアプリの一つで

お気に入りのペットにメールを配達してもらうというもの

メル友さんも増えてきて、それぞれがお気に入りのペットを設定して

メールのやり取りをしていた。ペットの世話をするのも楽しかった

真ん中にいるのが私のペットで、ピンクのクマちゃんだった

名前は「ケンム」と名付けた。この名前、実は次男の幼い頃のあだ名で

長男も次男も、「ケンム」の名前に大笑いしていた


「クリスマスツリーとリース」



クリスマスが近づくと、パッチワーク教室では毎年クリスマスグッズを作っていた

この年は、ツリーとリースだった。リースにしている星型のものを

大小いくつか作り、心棒に刺してツリーを作った

ワンパターンで2作品ができ、短時間で仕上げたものだった

隣にいる「トトロ」は市販品です、念のため



「リュックサック」



3通りの使い方ができるリュックサック

2本の背負いひもをファスナーで閉じると、ショルダーバッグの紐になり

「背負う・手に持つ・肩に掛ける」という使い方ができる

バッグ類を作る時は、いつもそうなんだが

バッグに仕上げるところが一番厄介だ

このバッグも仕上げるまでにかなり時間がかかった


「レッスンバッグ」



メルヘンチックな図案をアップリケで張り付けたもの

アップリケの部分は残り布だし

持ち手もロープに布を巻いただけのものだから安上がりだった

ノート型パソコンが入るくらいの大きさで

仕事のお供にはちょうどいい。妹に提供した


巾着と不祝儀袋

小さなバッグ3点

 

左の2点は教室での課題作品



神楽(スサノオの尊・大蛇退治)

備中では、祭りといえば神楽がつきもの

中でもクライマックスシーンの大蛇退治は最大の見せ場だ

ステンドグラスの手法でその場面を描いた作品である

顔の部分が一番難しかったが、何とかクリアした

額縁部分は、私の袋帯を再利用したものである





テーブルセンター

ホワイトキルトの手法っで作ったテーブルセンター

ごく薄いグレー、光沢のある柔らかな布が

ホワイトキルトを引き立てている

キルトだけで模様を浮き上がらせていくこの手法は

針目が作品の出来を左右する

白い布で汚れやすいので、大変だった