’05の作品


「こうたの1年」



転写プリント紙を使い、布に写真を転写し

それをモチーフとして、こうちゃんの1年間の成長ぶりを

タペストリーに仕上げてみた


3月末に誕生したこうちゃんなので

チューリップのお花の中に、転写した布を貼り付けた(左下)


小さな足跡が3つ。春から夏へこうちゃんは大きくなっていった

小さな足跡は、こうちゃんが生まれた時に取った足跡だ

夏、ひまわりのお花の中のこうちゃんは

プーさんスタイル。だいぶんしっかりしてきた


また3つの足跡。秋になった

こうちゃんはキノコのおうちの中


冬、雪だるまのこうちゃんは、はじけるような笑顔で笑っている

もうすぐ1年のお誕生日。1年で大きくなって成長したこうちゃん


「赤毛のアン」



これも転写プリント紙を使った作品

「アン」のタペストリーはどうしても作りたかった作品だが

良いデザインが思いつかず、延び延びになってしまっていた

転写プリントという方法を知って、やっと念願かなってできた作品だ

中央の「グリーンゲイブルズ」が転写したイラスト

左右に、アンの横顔や、アンとマリラを影絵風に配した

アンやマリラ、枯葉、葡萄はフェルトを使っている

ほつれないので、細かい部分も表現できた

秋になると、玄関に掛けられる、今でもお気に入りの作品だ



「ショルダーバッグ」




帆布を使ったショルダーバッグ

斜め布の部分は、いろいろな作品の使い残りの布

残り布の整理に、時にはこんな使い方もしていた

こげ茶色の部分が帆布、すごく硬い材質で大変だった

普通のミシンでは針が立たず、この部分は先生の動力ミシンで仕上げてもらった

丈夫なのが取りえのバッグ。今でも活躍している




「戌の色紙」



去年に続いて干支の色紙を作成した

次の年(2006年・H18年)が戌年になるので、「戌」の文字をデザインしたもの

毎年続けるつもりだったのだが、干支の色紙は2年で終わってしまった

十二支すべてを作りたかったのだが・・



追加:ここまでで漏れていた作品


’02年の作品   「神楽~温羅と吉備津彦尊~」





神楽のタペストリーは’00年に一度作っている

その時は、素戔嗚尊を題材にしたものでカラフルな作品だった

この作品はモノトーンで仕上げたもので、モラの手法で作ったものだ

グレーの布の上に黒の布をかぶせ、切り抜いていく

上の黒布はほとんど廃棄されて、下のグレーの布が多く残っている

所々に配した色布がちょうどいいスパイスになっている

吉備津彦の袴の線や巻物の細い線を残すのが難しかった

素戔嗚尊のタペストリーは、嫁に出したので

我が家に残っているのはこれだけ。10月、祭りの月には玄関に飾っている



「メモリアルデー」



3つの白い花に3組の夫婦の記念日を書き込んでいる作品

中央の花は「ハナミズキ」。私の一番好きな花

「H」と「S」は私とダンナのイニシャル。イニシャルの下にそれぞれの誕生日を

「ハナミズキ」の横には結婚記念日を入れている

上の花は、「カラー」。次男夫婦のメモリアルデーを書き込んでいる

下の花は、「ハクモクレン」。お嫁さんの好きな花でリクエストされた

「ハクモクレン」に託して長男夫婦のメモリアルデーを書き込んでいる

6人の誕生日と3組の結婚記念日が、このタぺストーリーを見ると一目瞭然

大切な記念日を忘れることがないように・・

小さい作品だけど、ものすごく時間がかかった

周囲を縁取っているパッチワークは、1センチ角の布

全部残り布だけど、繋いでいくのが根気のいる仕事だった

時間はかかったけど、私にしか作れない思い入れのある作品になっている




「モラのバッグ(ピエロ)」



モラの手法で作ったバッグ

〈ピエロ〉と名付けているのは、裏側にピエロを描いているから

ノートパソコンを持ち運ぶのに作ったバッグだ

赤色の布地に黒の線がアクセントになっていてビビッド

お気に入りのバッグだったが、パソコンを入れると一杯一杯で窮屈

なので、今はもっとゆとりのあるPCバッグを使っている



「早、1年」



この作品は、テーマにこだわった、思い入れのある作品だ

「早、1年」・・春夏秋冬を森の木々を使って表した作品

モチーフは単純な三角形だが、季節を表す色とその配分に相当苦しんだ

あれこれ悩み、考え、時間をかけて作ったもので、大事な作品の一つだ


対角線で四等分した区画に、それぞれの季節を配した

下は「春」。頂点の木はピンク色、春爛漫、満開に咲き誇る桜木だ

下の3本の木々は、黄色や薄いピンクを使い、春の山の様々な木々を描いてみた

右は「夏」。頂点の木は緑色。暑さにも負けず青々と茂る木を表現した

下の木々は、青・緑・紫色で、生命力旺盛な夏の山の様子を表してみた

上は「秋」。赤色や茶色で最後の命を燃やしている紅葉の木を描いた

下の3本の木々は、次第に紅葉していく木々を表現してみた

緑の中に少し赤、紅葉の始まり。そして、赤から黄色に変わっていく木々

もうすぐ枯葉になって落葉し、寒い冬がやって来るのだ

左は「冬」。頂点の木は、黒とグレーを使って、「玄冬」を表現した

下の3本の木々のうちの1本は、クリスマスカラーを使ってクリスマスツリーを描いてみた

雪の積もった白い木、落葉せず枝に枯葉を残している木も作ってみた


2メートル四方の大作で、実家のこたつ掛けにプレゼントした

実家でこたつに入るたびに、この作品を見て懐かしく思っていたが

今はその実家も・・・なくなってしまった