ドラム缶太鼓製作2004年1月〜

直径40センチ×高さ80センチと
直径40センチ×高さ40センチのドラム缶を
それぞれ15個注文しました。
どちらも1個あたり1000円+輸送料500円+消費税。
このドラム缶に、まず、さび止めを塗ります。
1日たって、乾いた頃に、
今度は黒の水性ペンキを塗ります。
30個全部塗るのにかなり時間を費やしました。
しかし、いくら丁寧に塗っても、
どうしても、色むらができます。
そこで、再び、1日たって乾いた頃に、
再び黒の水性ペンキで二度塗りしました。
今度は塗りやすく、
前日より早く作業が済みました。
皮は、クラレ(株)のランドセルに使うクラリーノ。
クラレ(株)に勤務しているメンバーに、
要望書と一緒にお願いしたら、
2メートル×36メートルのロールを2本
無料で頂くことができました。
ありがとうございました。
直径40センチの円にあわせて型を作成。
いくつか試作品を作って、このサイズに決定。

予備も含めて、70枚を型どり。
床にしゃがんだままの作業で、持病の腰痛が発生。
この日は、整骨院に直行。
切り取りはいろんな人が手伝ってくれました。
左は5年生の女の子。
おしゃべりしながらも、はさみを一生懸命動かしてくれました。
この後、折り返しをつけてボンドを塗り、
ホッチキスで固定。
ポンチで穴を開け、ハトメをはめ込む。
ハトメは12ミリ20組で300円。
ふちは、皮を張ったときに一番切れやすい所。
そこで、黒の布テープで補強してみました。
これで仕上げたのは5個。
「それより、窓ガラスの緩衝用のゴムがいいよ。」
というアドバイスを受け、残り25個はゴムで補強。
YKKの製品K-6426。
80メートル、3000円。
ただし、ゴムだと引っ張る際に止めてしまう心配があるので、
クラリーノとの接地面にはクリームを塗りました。
さて、引っ張って太鼓にした後は、
どちらがいいんでしょうか。
ロープは、試作品はホームセンターで、
20メートルのロープを試してみましたが、
実際にはもっと長いロープの方が、
無駄がなくて、経済的です。
そこで、きちんと編み込んだ、
最高級の「新幹線印組ロープ」を購入しました。
8ミリ×200メートルを2巻。
10ミリ×200メートルを1巻。(原価25000円で購入)
上下に皮をかぶせて、
ロープで固定していきます。
思いっきり閉め込んでいき、
最後に真ん中で二重に編み込んでいきます。
3個も巻くと、両人差し指がこすれて、
真っ赤になりました。
右側は、鉾立小のターンバックルで締め上げた
ドラム缶太鼓。
小さい方は、デザイン的に気に入ったできあがりです。
音の方は、80センチの高さのドラムの方が、
イメージ通りの重低音が出ました。

しかし、どちらも、
これから何度も締め直しをしないといけないでしょう。

30個もロープを締めると、
ちょうど真ん中で編み込む要領がつかめてきました。
30個のドラム缶太鼓が完成したので、
5年生のあるクラス全員にたたいてもらいました。
なかなか30人が一斉にたたくことが難しいのに、
こうやってたたくと大迫力です。
子供たちは大喜び。

材料費は1個5000円以内に押さえることができました。
太鼓台を、取り替えた児童机の古い天板で作りました。
長ドラム太鼓では何度か打つうちに、
支えが強度不足でこわれ、
最終的に、この形に落ち着きました。
その後、この長ドラム太鼓と台は、
児島文化センターや、倉敷チボリ公園や、
その他、
呼松太鼓ジュニアの発表場所で
なくてはならないものになりました。
短ドラム太鼓と台は、
主に学校での音楽の時間や、
教室の学習発表会などで大活躍。
2004年秋、台風で本皮太鼓を守るために、
自ら濁流に使ったドラム太鼓は、
中がさびてきました。
そこで、さびを落として、
ペンキを塗ってリニューアル。
ついでに、皮も強く張りなおししました。