2004年3月20日
緑丘小6年生卒業演奏inチボリ


去年5年生で児島地区学校音楽祭で、心を一つにして演奏した。
その和太鼓演奏があまりにもすばらしく、ぜひ再演をの声が多かった。

6年生になって、学芸会で再度発表したが、
当日見にこれなかった人もいて、
「このまま、卒業してしまうのは惜しい。再演を。」
との声はますます大きくなっていった。


そこで、第18回倉敷音楽祭の町並みコンサートに申し込む事にした。
ねらうはチボリ公園カルケバレン劇場。
1月7日、受け付け開始の午前9時前に、すでに行列であった。
運良くわくがあいていた。



3月20日、春分の日。
2日前に自分たちで作詞作曲した曲を歌い、
感動的な卒業式を終えたばかりの6年生62人が学校に集合。
2トントラック2台、大型バス、ワゴン車を連ねて出発。

朝一番、10時30分演奏開始。



奇跡〜世界にひとつだけの花



チャレンジ和太鼓・民謡メドレー (チボリバージョン)



緑丘小の新しい伝統を作った2003年6年生。
学芸会の最後の呼びかけで、
担任の先生に内緒で練習し、
全員で心の底から感謝の言葉を叫ぶ小学生をはじめて見た。
通学路のごみや雑草を黙々と抜いている6年生がいて、
「6年生の姿を見て感動しました。」
と匿名の電話が学校にかかる。
担任の先生も日々の授業はもちろん全力投球、
そして、一週間の始まりの朝礼の後には、
学年を集め、子供たちに心を渡す。

児童・学校・地域・・キャッチボールが続いた2年。
その最後の舞台にふさわしい演奏。


そして続けてたたく、
教頭、担任、音楽専科をはじめとする先生方と、
親からなる緑丘小学校PTA和太鼓教室による「響心」。



6年生に負けじと力いっぱいたたく。

同じ「響心」でも、
お母さんや先生たちがたたくと、
呼松太鼓ジュニアや緑丘小和太鼓クラブとは違って聞こえる。
人生の重みが感じられる。
みんな違ってみんないい。


この後、後ろで座っていた6年生と一緒に
「ありがとうございました。」


「これが本当の最後なんですね。
 曲の最後の方では、終わってほしくない。
 このまま時間が止まってほしいと思いました。」
と、あるお母さん。


「とってもいい演奏でした。
 良かったです。
 特に構成がすばらしかったです。」
と、会場責任者。


「5年の時の音楽祭から学年がひとつになりました。
 あれが出発点です。
 太鼓をやって本当に良かったです。」
と、担任の先生。



二十歳のお祝いの成人式を、
まだ、もしチボリでやっていたら、
同じメンバーで同じ曲をやれたらなあ・・・・。