大分湯布院 太鼓工房響屋 河野勝巳さん

2001年10月14日日曜日、朝6時車で出発。日帰り強行日程。

11時20分、大分湯布院の太鼓工房響屋に到着。

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倉敷市緑丘小学校区のコミュニティーが

小学校の30周年記念式典での6年生有志の太鼓演奏や

新しい地元の太鼓チームを育てるために

太鼓一式をここにお願いした。

実際の太鼓を見たり

袋や今後の管理の仕方を質問したり

太鼓に関する河野さんの思いを聞いたりした。

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最初に工房の中を紹介していただいた。

注文の品は完成しつつあった。

2人の20才前後の若者が台を作っていた。

河野さんと一緒で、太鼓を叩きながら太鼓も作っている。

休みはまったくないそうだ。

皮を張る部屋にも入れさせて貰った。

張る前の、

毛を取ってなめした皮はびっくりするほど硬かった。

 

太鼓にかける情熱は半端ではなかった。

保養所経営が行き詰まり、うどん屋に転身したが、太鼓への思いが消えない。

結婚して子供もいたが、自分を貫いた。

やはり、腕は太鼓打ちの筋肉だった。

 

工房の仕事に関する誇りと自信も伝わってきた。

「皮も胴も死んだけど、それから生きているんです。」

また、曲作りのヒントも頂いた。

「地域に残っている音を拾うんです。」

 

まさに、太鼓に関する職人。

 

11月10日に小学校に納品してもらいます。

実際に6年生に初打ちをしてもらって、河野さんが音色を最終確認。

(大人用の皮の張りをお願いしてます。)

 

太鼓を作った河野さんの思いと

8ヶ月一生懸命練習した6年生の思いと

作曲指導をした私の思いものせて

いったいどんな響きになるのかな。