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2002年5月5日(現地時間) バッテリーパーク 10:00〜 Bチーム7グループのリハーサル 11:30〜 Bチーム7グループの本番 14:30〜 Aチーム7グループの本番 セントラルパーク 11:00〜 Aチーム7グループの本番 ※グランドゼロ地点での演奏を予定していたが、実際にはまだ再開発未定で近くには寄れないとのこと。 各チーム持ち時間は20分、集合場所はツアーデスク前8時45分。 衣装に着替えて。遅れないように。 以上、着いた日の夜の代表者会で連絡がありました。 我々はBチーム。 和太鼓奏者は、次の12団体+2団体 バッテリーパークは国際貿易センタービルを建てるとき、 地盤が弱いので大量に掘り起こした土砂で造られた公園。 マンハッタンの南の端。 ウォール街や自由の女神に近い。 もちろん、国際貿易センタービルから歩いてすぐ。
手配の車が遅れ、 時間はかなり後にずれて、リハーサルが始まった。 どのチームも太鼓の位置合わせで時間がかかり、 実際に太鼓をたたくことができたのは数分のみ。
さて、いよいよ本番。 我々は4番目の12:30から。 1曲目は「出船」。 2曲目「矢走舟」。 ソロまわし。 乾いたニューヨークの空に、気持ちよく音が響く。 太鼓一式は和太鼓ユニット 閾 にお借りした。 ありがとうございました。 自分達の出番が終わると、それまでの緊張が取れ、 やっと、他チームの演奏を見る余裕が。 どのチームも自分達の気持ちを前面に出している。
次のステージは、セントラルパーク。 ニューヨーク市内では,基本的に禁煙で、 飛行機,ホテルはもちろん、 昨年度から公園内も条例で禁止されました。 酒類も売ってません。 太った人も自己管理ができない人間だと見られるので、 朝からスポーツジムで汗を流している姿を見かけました。 目的をもってがんばる人たちの町なんです。 さて、我々も3日間だけでしたが、 目的をもって日本からやってきました。 この午前の部のトリを任された我々は、 「松韻響呼」を、全力で表現しました。 ビートルズも演奏したというバンドシェルの横で、 終わった後は、しばらく放心状態でした。
午後の14:00からのバッテリーパークではトップバッターです。 昼食をとる間もなくバスに乗り込みます。 ここでは、前日のニュースを聞いたのか、ビデオ片手の人が多かったです。
ついさっきの「松韻響呼」に負けないように、 今度は、「矢走舟」と「松韻響呼」。 体力的にはとうに限界を超えています。 我々とトラックとの力関係でステージは大揺れ。 大太鼓ソロが叩くたびに動いたり、 バチを上に振り上げると 屋根に当たったり。 でも、そういうのも全部受け止めて、 精一杯頑張りました。 この後、うんと時間が遅れてやっとレセプション。 他チームの人たちと交流。 もう少し時間があればなあ。
ニューヨーク在住40年という日本女性の方の話。 「アートやイベントには、アメリカの他都市と比べて格段にうるさく、 目の高いニューヨーカーにこれだけ受けたのですから、 大成功ですよ。」
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