2002年5月5日(現地時間)

バッテリーパーク  10:00〜 Bチーム7グループのリハーサル

            11:30〜  Bチーム7グループの本番

            14:30〜  Aチーム7グループの本番

セントラルパーク  11:00〜  Aチーム7グループの本番 

    ※グランドゼロ地点での演奏を予定していたが、実際にはまだ再開発未定で近くには寄れないとのこと。

各チーム持ち時間は20分、集合場所はツアーデスク前8時45分。

衣装に着替えて。遅れないように。

2日目は逆の日程で。

以上、着いた日の夜の代表者会で連絡がありました。

我々はBチーム。

   和太鼓奏者は、次の12団体+2団体

1.川筋太鼓楽鼓座福岡県10名
2.なぎさ太鼓東京都35名
3.武蔵流龍神太鼓埼玉県18名
4.太鼓集団「怒」大阪府11名
5.伊勢町綾瀬太鼓埼玉県15名
6.はたっこ太鼓兵庫県6名
7.信州塩尻阿禮太鼓長野県11名
8.備前瀬戸内呼松太鼓岡山県14名
9.和太鼓ユニット閾宮城県20名
10.豊里学園和太鼓「鼓粋」大阪府20名
11.佐比内金山太鼓保存会岩手県12名
12.水郷輪中太鼓三重県10名

バッテリーパークは国際貿易センタービルを建てるとき、

地盤が弱いので大量に掘り起こした土砂で造られた公園。

マンハッタンの南の端。

ウォール街や自由の女神に近い。

もちろん、国際貿易センタービルから歩いてすぐ。

 

真ん中後ろが女神

 手配の車が遅れ、

時間はかなり後にずれて、リハーサルが始まった。

どのチームも太鼓の位置合わせで時間がかかり、

実際に太鼓をたたくことができたのは数分のみ。

  

さて、いよいよ本番。

我々は4番目の12:30から。

 

 1曲目は「出船」。

みんな持てる力を全部出し切る。

 2曲目「矢走舟」。

ソロまわし。

 乾いたニューヨークの空に、気持ちよく音が響く。

太鼓一式は和太鼓ユニット 閾 にお借りした。

ありがとうございました。

自分達の出番が終わると、それまでの緊張が取れ、

やっと、他チームの演奏を見る余裕が。 

どのチームも自分達の気持ちを前面に出している。

 

 次のステージは、セントラルパーク。

ニューヨーク市内では,基本的に禁煙で、

飛行機,ホテルはもちろん、

昨年度から公園内も条例で禁止されました。

酒類も売ってません。

太った人も自己管理ができない人間だと見られるので、

朝からスポーツジムで汗を流している姿を見かけました。

 目的をもってがんばる人たちの町なんです。

 さて、我々も3日間だけでしたが、

目的をもって日本からやってきました。

この午前の部のトリを任された我々は、

他チームの気合いの入った演奏に負けないよう、

「松韻響呼」を、全力で表現しました。

  ビートルズも演奏したというバンドシェルの横で、

終わった後は、しばらく放心状態でした。

  

午後の14:00からのバッテリーパークではトップバッターです。

昼食をとる間もなくバスに乗り込みます。

 ここでは、前日のニュースを聞いたのか、ビデオ片手の人が多かったです。

 

ついさっきの「松韻響呼」に負けないように、

今度は、「矢走舟」と「松韻響呼」。

体力的にはとうに限界を超えています。

我々とトラックとの力関係でステージは大揺れ。

大太鼓ソロが叩くたびに動いたり、

バチを上に振り上げると

屋根に当たったり。

でも、そういうのも全部受け止めて、

精一杯頑張りました。

 この後、うんと時間が遅れてやっとレセプション。

他チームの人たちと交流。

もう少し時間があればなあ。 

 

ニューヨーク在住40年という日本女性の方の話。

「アートやイベントには、アメリカの他都市と比べて格段にうるさく、

 目の高いニューヨーカーにこれだけ受けたのですから、

 大成功ですよ。」