茶屋町小鬼太鼓クラブ2005活動開始


   倉敷市立茶屋町小学校。
   市内で第3番目の大規模校。
   松健サンバの8代将軍徳川吉宗の時代の干拓でできた地区。
   あたりは用水路の多い平らな田と住宅地。
   一番高いのは小学校運動場の標高5mのなかよし山。

平成17年度新学期が始まった4月、第1回目の鬼太鼓クラブがあり、
全員の顔合わせと、クラブ長や副クラブ長を決めた。
自分から立候補するものがほとんどで
顧問の猪木さんといっしょに驚く。

1ヶ月後の5月28日は大運動会。
そのお昼休みに、運動場で鬼太鼓クラブが1曲披露しなけらればならない。
それは、地域の人たちが楽しみにしているからだ。

しかし、運動会までクラブの時間はない。

そこで、5月の連休が明けて、
朝学校にきて朝の会が始まるまでと
昼休みに全体練習をすることにした。

私もがんばった。
5月の連休には昨年の鬼太鼓クラブの演奏をDVDにして
楽譜におとし、初日の朝にみんなに渡した。



ベースになるリズム。
テーマのフレーズ。
つなぎのリズム1。
つなぎのリズム2。

「業間も練習させてください。」と子供たちから声が上がった。

 すばらしい!

こうして、1日中音楽室から太鼓の音が聞こえるようになった。

初めて太鼓を触った子は大変だったが、
昨年度から続いてがんばっている5.6年生がいて、
粘り強く教える姿がみられた。
特に前の6年生二人は鬼太鼓に対する真剣な思いが感じられ、
この6年生の発する言葉で練習がぴしっとしまった。



そして、なんとたった5日間で1曲通せるところまでこぎつけ、
次の週からは出だしの掛け声の練習に入れるようになった。

衣装合わせも終わり、太鼓を体育館に運び、
屋外での音出しの経験も済ませた。

そして、暑くなった28日の運動会当日。
午前のプログラムが終わると、昼食を取るのもそこそこに、
鬼の衣装に着替え、入場門に集合。



「いくぞー。」
「おーっ。」



出だしは金棒のリズムから。
足を開き力強く打ち下ろすのが鬼太鼓2005年バージョン。



鬼を脅かす押さえ打ち。
打たない者も、胸をはり前をしっかり見据える。



色とりどりの衣装を身にまとい、最後は腰をしっかり落としての
「やぁーっ。せいっ。」

1000人を越す児童とその保護者たちの目の前で、
今までの中で一番の演奏ができました。

この調子でいくと、秋の発表では持ち曲がもっと増えているかもしれません。