スポーツチャンバラ普及 桐野先生
2005年岡山国体灘崎会場では、
少年サッカーの他に、デモスポとしてスポーツチャンバラが行われる。
スポーツチャンバラの名前を知っている人は多いが、
岡山県ではあまり普及していない。
倉敷市には組織そのものがなく、
隣の灘崎か岡山市に行かなければお目にかかれない。
2004年10月13日水曜日、夜7時から灘崎の彦崎小学校の体育館にお邪魔して、
いろいろお話をうかがった。
指導責任者は桐野敏幸先生。〔和気郡山田小校長〕
・スポーツチャンバラの根本は護身術。
・折りたたみ傘ひとつで不審者から身を守る。
・勝つためのスポーツではなく負けないためのスポーツ。
・あらゆる規制を取り払った自由奔放の剣道。
・いわゆる太古の剣道。
・片寄りのない全身運動。老若男女が一堂で交友を深め、事故から身を守る。
・世界のあらゆる剣道が民族流派の壁を越え、一堂で技を競う世界共通のスポーツ剣術。
岡山県には、まだ3箇所しか少年団の活動はないそうだ。
11月19日、今度は緑丘小学校PTA主催の保護者の研修講座のひとつとして、
桐野先生にきていただいた。
道具一式を全部持参、朝9時からお母さん方を対象に、
スポーツチャンバラ入門教室を開いていただいた。
剣の持ち方から打法やルールをていねいに解説していただいた。
・全身のどこを打ってもよいがあたったら負け。
・自分で負けたことを素直に認める自己審判。
・負けたら手を上げる自己申告。
・相打ちは両者負け。
・同士討ちも負け。
・転んだり刀を落としても続行。
実際に一対一をやってみる。
これは長剣対長剣。
あたっても痛くない。
やっているうちにだんだん体がほぐれて動きがよくなっていく。
次第に桐野先生の指導も熱を帯びてくる。
・スポチャンを岡山県に広げていきたい。
・依頼されればどこでも行きます。
・こんなに素晴らしいニュースポーツはありません。
・倉敷市にもぜひ取り組んでもらいたい。
子供たちの休み時間になり、5.6年生も参加。
まずは、6年生男子の8対8の団体戦。
子供のころのチャンバラ遊びを思い出す。
思いっきりなぐったりなぐられたりすることのなくなった今。
もっと自由に遊ばせたい。
6年生は、先のお母さんとは違い、
まずは団体で攻めた。〔バスケットボール・ドッジボール等で慣れている。〕
そして、囲い込む。
5年生は男子対女子で対戦した。
あっという間に7人の男子はやられて、たった一人で悪戦苦闘。
この期の女子は体格も気も男より強い。
そこで、すかさず相談タイム。
結果は、男の逆転勝ち。
6年生女子対女子の戦い。
この期の女子は運動能力よりも日頃の人間関係が表に出る。
大将戦で盛り上がりそうになったが、
残念ながら時間切れになった。
しかし、一人一人の性格や行動パターンがよく出て、
しかも、大将戦では作戦の必要性もあり、
運動量も豊富で、
体育の教材としての魅力を感じた。
この他、短剣対長剣、槍対二刀流などの他流試合もあるという。
親子や夫婦で対戦しても、必ずしも体が大きいほうが勝つとは限らないという。
日本全国の学校にドッジボールのように用意できれば、
一気にブレイクするに違いない。
問題は、費用。
消耗品の短剣は7000円。
面も7000円。
灘崎在住の桐野先生。
1月の第2回目の講座もお願いしている。
今度は親子で・・・・。