ボランティア・ガイドヘルパー「手のひら」15周年記念イベント
「手のひら」は障害者との交流やガイドヘルパーの普及啓発を進めようと、
1991年6月20日に市の養成講座修了生で設立。
旅行や冠婚葬祭を含め、障害者が外出する時に寄り添い、
場所の様子を説明したり、腕を貸したりしています。
また、市民向けの福祉講座や障害者のための料理教室でも活躍しています。
その「手のひら」が15周年を記念してイベントを開くことにしました。
11日、午後2時からくらしき健康福祉プラザで、
「15年の歩み」と題して活動の紹介、
視覚障害者向けに考案された日用品の展示販売、
そして、くらしきボランティアセンターから、
「日ごろ外出の機会のない視覚障害の人たちに生の太鼓を体験させてほしい。」の依頼を受け、
呼松太鼓の演奏が行われました。
2週間前に会長の森本さんと打ち合わせをしました。
どちらも仕事帰りで、場所の都合が合わなくて、
結局、安楽院の駐車場で1時間弱、進行・曲の紹介・パンフレットの最終打ち合わせをしました。
その太鼓演奏。
3年生、亜季ちゃんのデビュー。
中学生は市総体の前練習や全国大会への切符獲得大会、
大人も地元の大きな行事を終えたばかり、
みんな忙しかった中、一生懸命演奏しました。
ジュニア「響心」
ジュニア「わっしょい」
大人「松韻響呼」。
その後、客席からの質問がありました。
「太鼓の大きさを教えてください。」
ところが、10数分間の全力打を終えたばかりの私は勘違いして、
大中小の太鼓の音を紹介してしまいました。
「太鼓の直径は何センチぐらいですか。」
との再質問にやっと意図がわかったので、
みなさんにステージにあがってもらって、実際に叩いて実感していただくことにしました。
出席されたほとんどの方が太鼓を叩き、
とても喜んでくださいました。
「いい音ですね。」
「うわー、大きい音がするんだなあ。」
「はねかえり具合が太鼓によって違うよ。」
「これが、リズムの元になる太鼓ですか。」
「ありがとう、ありがとう。」
ガイドヘルパーの方や盲導犬もいっしょになって触れ合った45分のステージでした。