陶芸作品


熱しやすく冷めやすい…ではなく熱しないまゝに終わってしまった
ほんの少しの陶芸作品です。

陶芸といえばこちらでは備前焼…釉薬を使わない素焼きの焼き物です。

ロクロや手ひねりで成型後乾燥させ、火だすき(藁を巻く)をすると
電気釜の中で藁の部分が燃えて模様となります。

作品の中で形の良いのは仕上げに先生の手が入ったものですが、

一つ一つに楽しい思い出があります。

壁掛け花入れ2点

習い始めの頃のもの…

先生がこの作品を手に取って皆に示したので
褒めてくれるのかと照れていたら、
これは悪い見本ですよと言われ、思わずズリッ!
みな大笑い…


菓子皿2点

アジサイの葉のお皿とロクロで成型したお皿


湯のみ2点

必死に取り組んだものゝ、途中でグニャグニャ〜と
なって先生にバトンタッチ…仕上げて貰った。

お茶も冷めにくく手の中へのおさまり具合もよく
愛用している。


木の葉の皿とケーキ 山の幸 松茸 丸型のお皿とクッキー

 

左はドンブリ鉢…ずしりとした重量感があり、
子供には重くてちょっと無理かな…?

中鉢は煮物などを盛る時に重宝している。

 

ビアマグ3点

これにビールを注ぐと小さい泡がブクブク…
まろやかな味が楽しめる、まるで生の感触!

大中小と揃っているのにほとんど飾っておくだけ…
わが家はお酒はほとんど飲まない。

     
     

土の上に木の葉を押し当て
形をつけたお皿と

余った土で作った
ひょうたんの箸置き

それとかわいい菓子皿と
瓦のようなお皿

 

           

小鉢2点

形がいびつだけど火だすき模様がきれいに
出たと思う?

藁は釜入れの時に外れたりするので、
どんな模様が出来ているか釜出ししてから
分かることが多い。

 

花入れ3点

左の花入れは藁を
多く巻いた結果
赤っぽくなった。

 

水盤風花入れ2点

 

カナダから市内の高校へ留学していた女の子が、
帰国前に日本の文化に触れたいと陶芸教室を見学に来た。

先生が見本として私のこねた土でこの抹茶碗を作られたので記念に頂いた。

先生はその後体調を崩し入院、そのまま帰らぬ人となった。
ざっくばらんで愉快なお人柄の先生が偲ばれます。

 

 

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