| 道徳の指導案です。 本時案までまだUPできていませんが近いウチに・・・・・がんばります。 まだ表が上手く操れないのです。 |
第二学年
道徳学習指導案抜粋
平成9年2月28日
1 総合単元名 大切な命、大切なぼく、わたし
2 ねらい 人間の誕生には生命の不思議なメカニズムや、身近な人々の助けや支えが必要であることを知ったり、生命の神秘を感じたりして自他の生命を大切にしようとする態度を育てる。
3 総合単元設定の理由
(1)本単元で扱う内容項目について
本単元で取り扱う内容項目は、「3−(2)生命を大切にする心を持つ」である。生命の尊重はすべての生命に対する畏敬といとおしみのこころを基底としていて、道徳性の基盤であるといえる。従って、生命の尊重が単なるかけ声やむなしい唱え文句に終わらせられないで、人間の生き方としての根源としてとらえられ、具体的な日々の生活に生かされることが大切である。そのためにも、漠然と自分が生きていることを受け入れるのではなく、自分の命、それ自体がまさに生命であり、かけがえのない物だということに気づかせることは非常に重要だと考える。この主題を通して、「生命」の存在を具体的に実感しまたはその周りの人々の愛情あふれる助けなしにはあり得なかったことを知り、自分の命、ひいては自分という存在の大切さに改めて気づかせていきたい。
(2)内容項目に関わる児童の実態について
2年生では、1学期から学級園で野菜を育てたり、草むらで虫を捕まえてきては餌をやって育てたりしている。また家庭でペットとして犬やウサギ、ハムスターなどを飼っている児童もいる。そのほとんどが生命の大事さを口先だけで唱えるが、実際に飽きたら虫の世話がおろそかになり死なせてしまったり、気に入らないことがあるとすぐに友達をたたいてけがをさせてしまったり、「生命」への認識が低い。また、わざとけがをするかも知れないようなことをしたり、風邪をひいてしまうかもしれないようなことを平然としていたり、自分自身の生命にも、「生きていて当然」といった気持ちで過ごしている様子が見られる。自分の存在を、また他人の存在を、「生命」としては、認識できていないのである。
また、本学級では離婚や事故などで父親がいない児童も存在する。保護者には、授業の意図をよく説明し、協力をお願いする。同時に、そのことにも配慮しつつ、それを補ってあまりある愛情を周りの家族からも与えられていることに気づかせ、誰もが愛情に包まれて育っているのだという思いを持たせたい。
4 総合単元の構想
(1)道徳の時間
「へんとうせんのとき」では扁桃腺の熱が出て寝ているのぶこと看病している母親の話を通して、暖かい家族の愛情に包まれて育った自分を知ってその愛情の大切さに気づき、「たんじょうび」では、自分が生まれたときの話を聞いたなつこを通して、人の命の大切さ、生命の神秘さを感じさせ、ねらいに迫りたい。
(2)教科・学活
生活科の「大きくなったぼく・わたし」では、自分が生まれてからいままでの成長の過程を調べて、自分の成長に気づくことを通して、生命の神秘や周りを取り囲む家族の愛情の深さに気づかせたい。また国語科では「おへそって、なあに」というお腹の中にいるときの赤ちゃんの成長について説明文がある。また、学級活動として性教育を取り上げ、赤ちゃんが産まれるための、卵子と精子の働きを知る。そこで今回総合単元として、自分の成長の様子をさかのぼっていきながら、家族の愛情によって育まれた自分の命、神秘的な自然の摂理によって生まれた自分自身を知ることで、生命の大切さを実感し、生命を大切にする心を持たせたい。
(3)日常生活
毎日取り組んでいる日記帳(なかよしノート)で、家庭愛や生命について関わりのある文章があれば帰りの会などで紹介する。また、身体測定の結果や、縄跳びの様子、給食がたくさん食べられるようになったことなど、折りにふれ、体や精神の成長をお互いに喜び合う雰囲気作りに心がける。帰りの会で毎日継続した読み聞かせをしているが、生命や、家庭愛に関する本を読み聞かせたい。また、学級懇談や、学年便りなどを通して自分の生命について家庭でも話題にしてもらい、命の大切さを感じ取らせたい。
5 研究主題との関わり
本校の研究主題は「豊かな心を持ち、仲間と共に生きる子供の育成」である。現代はいじめ問題など自他の生命に対する意識の希薄さが引き起こしている問題が多く存在する。この単元のねらいにある「生命の不思議なメカニズム」を知り、「生命の神秘を感じ」ることで「豊かな心」を育み、「人間の誕生には、身近な人々の助けや支えが必要であることを知」って、「自他の生命を大切にする態度を育てる」ことで、「仲間とともに生きる子供の育成」にせまりたい。
6 本時案
(1)主題名「わたしが生まれたということ」
(2)主題設定にあたって
@本時までの児童の実態
生活科「大きくなったぼく・わたし」では、自分の成長してきた道筋をたどり、自分の記憶にない赤ちゃんの頃などを調べていくうちに、自分について新しく発見しきづくことに新鮮な喜びを感じていた。また、調べる過程においてお母さんなど、自分ををとりまく存在の大切さやその愛情に気づき始めている。今回は調べたものを巻物にしてまとめたが、その最後に家の人からのメッセージを書き込んでもらった。それを読んで、かぞくのじぶんにたいする思いを改めて確認したようで、とても喜んでいた。また、国語科の「おへそってなぁに」では、今まで知らなかったおなかの中の赤ちゃんの様子を勉強する中で、人間が生きていくためには、栄養をとること、空気を吸うこと、いらなくなったものを体の外に出すことが必要であることを知り、人間の体の仕組みの不思議さに気づき、興味を持ったようである。またおかあさんがいないと、おなかの中では生きていられなかったことを知って、改めてお母さんの大切さを感じたようである。おへそがあるということは、命が自分の母親から続いていることを表し、またその命が父親がいて初めて生まれ、祖父母、曾祖父母からつながっていて続いているということを知り、その不思議さに感心している。
A資料について
本資料は、奈津子がお誕生日に母親から、自分は未熟児で生まれてすぐ保育器に入れられ、母親は毎日母乳を病院に届け、心配していたという話を聞き、誕生日の素晴らしいプレゼントをもらったと思ったという内容である。毎日母乳を届けにいく大変さよりも、我が子(なつこ)を一度も抱けないことの方がとても寂しかったという母親の言葉と、しばらくして「それがこんなに大きくなってうれしいわ。お誕生日おめでとう。」と明るくいう母親の言葉は、子供たちの心に愛情に包まれ守り育てられている命の存在の重さと暖かさを、感じさせることができるのではないかと考えた。本学級には未熟児で保育器に入っていた児童はいないが、子供たちは自分が生まれたときや育っていく過程で病気をして、看病をしてもらったという経験も、生活科で調べてわかっている。そんなことを調べたときの自分の気持ちや母親から聞いた話を重ね合わせて、この資料を身近なものとしてとらえ自分や家族、また友達に重ね合わせ、なつこがもらった「とても素晴らしい」プレゼントとは何かを考えることを通して、単元全体振り返らせ、ねらいに迫りたい。そして締めくくりとして担任のおなかの超音波映像のビデオを見せることにより、今新しい生命が宿り育っていることを知り、生命の神秘を感じさせたい。
(3)ねらい
自分や他人の命は、両親から受け継ぎ、愛情を持って育まれた物であることを知り、自他の生命を大切にしようとする心情を育てる。