口腔調教日記
T子を駅で出迎えたのは、ようやく暑さも和らいだ9月のことだった。
3ヶ月ぶりに見る彼女も、どこか涼やかな空気を漂わせていた。
彼女と会うのは2度目だった。
私は人目をはばからず、彼女を抱きしめた。
駐車場から車を出すと、私はT子に「久しぶり、会えてうれしいよ」と語りかけた。
「ふふ、私も」
T子は華やかな笑みを浮かべた。
そして、日常のありふれた話を明るく私に語って聞かせた。
私は彼女の声に耳を澄まし、いまからの数時間をいかに大切に過ごすか考えた。
泉のようにあふれ出る言葉が一瞬とぎれ、T子は下を向いて膝に置いた手を握り締めた。
「会いたかったです」
T子は、ぽつり、と言葉をつまらせた。
私は左の手のひらを、T子の頬にやさしく置いた。
「うん」
私はそれ以上、何も語らなかった。
車は高速を降りて、ホテルに吸い込まれた。
限られた時間の中で、二人の腹部に澱のように溜まった熱を少しでも早く放射したい。
T子もそのことはすでに承知していた。
フロントで鍵を受け取り、私たちは無言でエレベーターに乗った。
部屋のドアに鍵を挿し込み、そこを押し広げると、視線の先には檻や磔、木馬などが不規則に並んでいた。
T子は目を見開き、私に寄りかかって、うつむいた。
「少し怖いです」
「大丈夫」
私はそう言って、彼女の頬に軽くキスをした。
T子と二人でソファーに腰掛け、長く甘いキスをした。
彼女の唇が徐々に柔らかくなり、目を閉じたまぶたが微かに震えた。
私は肩に手をやり、T子を立たせて、そのまま室内を案内した。
「その檻に手を当ててごらん」
T子は指を金属パイプに当てて、その手をすぐに引き戻した。
「冷たい・・」
「じゃあ、磔を見てごらん」
「・・・」
「あの部分に両手、そして下の部分で足を拘束するんだ」
T子の肩にわずかな震えを感じた。
だがそれは、決して恐怖からだけで生じたものではなかった。
「この上のパイプに輪が付いているでしょ。ここに金具を取り付けて麻縄を掛けるんだ」
T子は頬を桃色に染めて、その輪をジッと見つめた。
私が彼女の手をとると、その手のジッと湿っていた。
カバンを開け、中から白い襦袢を取り出すと、私はT子に着替えるよう命じた。
T子はパンティーだけを残して裸になり、上から襦袢をまとった。
襦袢の上からでも、彼女の乳首が屹立していることがわかった。
私は黙って麻縄と日本手ぬぐいを持ち、彼女の背後に立った。
彼女の両手を後ろ手にかませ、手首に日本手ぬぐいを巻くと、その上から麻縄で縛っていった。
彼女の生活を慮って、縄跡がつかないよう配慮したのだ。
私が胸の下に縄を巻きつけると、手の甲が彼女の乳首に触れた。
「うっ、ふぅぅぅ」
T子の体が揺れ、甘い吐息が漏れた。
私は固くなった股間を、彼女に尻に押し付け、少し強く縄を絞った。
彼女に尻には、私の脈動が伝わっているはずだった。
T子を後ろ手縛りにした後、私はパイプにフックを取り付け、吊り縄を施した。
これでT子の上半身は拘束され、パイプにつながった。
私は彼女の正面に立ち、その姿を眺めた。
T子は目を閉じ、ゆらゆらと身体を揺らしていた。
赤みを帯びた室内光の中、髪と襦袢の裾が妖しく揺れていた。
私はT子に近づき、顎を引き上げてキスをした。
彼女は目を閉じたまま、私の唇を受け入れた。
強く彼女の腰を抱きしめ、私はすばやく襦袢に浮き出た乳首を口に含んだ。
「あっ、あぁ」
頭上から聞こえる吐息を無視して、私はそのまま乳房を噛んだ。
「うぅぅぅぅぅ」
彼女は腰に力を入れて伸び上がった。
眉間に皺をよせ、奥歯をかみ締めて耐えている。
私は噛む力を緩めると、上下の前歯を左右に動かして乳首を軽く転がし、同時に舌先で弄んだ。
「あぁぁぁ〜、あぁ」
再びT子は歓喜の吐息をもらした。
乳房から口を外すと、白い襦袢は唾液に濡れていた。
私は跪き、襦袢をたくし上げて、パンティーに手をやり、一気に引き下げた。
「うゎっ、あっ」
私は彼女の足からパンティーを剥ぎ取ると、襦袢の裾を両手でもち、それを押し広げた。
「ほら、ちゃんと目を開けて私が何をしているのか見てみなさい」
彼女の視線の先には、襦袢の隙間からのぞく自らの陰毛が見えているはずだった。
「いや、いや、恥ずかしい」
「動くな。ゆっくり足を広げていけ」
私がそういう言うと、T子は徐々に両足を広げた。
私は内腿が広がって行くさまを眺めた。
「よし、その姿勢でおとなしくしていなさい」
私は恥丘に顔を近づけ、鼻先でT子の陰毛に触れた。
ゆっくりと鼻先で陰毛の感触を楽しみ、息を吹きかけてその揺れを楽しんだ。
「あぁっ、あっ、はぁっ、あぁぁ」
T子は腰を左右に振って喜んだ。
「動くな」
私はそう言って、T子の恥丘を上から平手打ちした。
彼女の腰がビクッと動く。
私は返す手で、下から陰部を何度も平手で打った。
「あっ、はぁぁぁ、んっ、ふぁぁぁ」
パン、パン、パンと湿りを帯びた音が私の耳に響く。
私が平手打ちを終えて、手のひらを見ると、愛液で鈍く輝いてた。
私をその手をT子の目の前に差し出した。
「なんだ、これは?うん、なんなんだ」
T子は俯き、目線をそらせた。
彼女の髪が口元に掛かっていた。
私はT子の髪を引き上げ、口の前に手のひらをかざした。
「自分で出したものは、自分で処理しなさい、ほら、舌で舐めとって」
彼女が顔を背けようとすると、私はもう一方の手で両頬を強く握り、耳元で囁いた。
「これから、たくさんしてほしいんでしょ。だったら舐めなさい」
彼女は私の目を見つめ、軽く頷いた。
私は手を離して、濡れた手のひらを彼女に差し出した。
T子は目を閉じ、舌をだして自らの愛液を舐めとった。
彼女の生暖かい舌が、私の手のひらをくすぐった。
T子が数回に渡って舌を這わせると、私はその手をそのまま頬に当て、親指で彼女を唇を一文字に拭った。
そして、その指を彼女の口に含ませ、円を描くように動かした。
T子はその親指を舌でなめ、頬をくぼませて吸った。
しばらく親指を与えた後、私は人差し指と中指、薬指を口に入れた
「あがっ、っが、っが」
T子は夢中になって私の指を舌で弄んだ。
ひとしきりT子が楽しむのを待って、私は彼女の頭を抱え、3本の指をゆっくり奥まで差し込んだ。
「うぅ、うぇっ、がぁっ、がぁっ、がぁっ」
彼女の目が見開き、嘔吐感に怯えて顔を動かそうとする。
私は片腕でしっかり彼女の顔を固定し、指をのど元まで突き刺し静止した。
「おぅっ、うぅっ、がぁっ」
彼女の瞳から涙があふれ、口元から唾液が滴り始めた。
私は、腕を振りほどくと同時に、口から指を引き抜いた。
T子の頭は力なく傾き、ひとすじの唾液がゆっくり伸びていった。
「はぁぁ、はっ、はっ、はっ」
短い息を吐くT子の頭を再び腕で固定し、テラテラ光る唇に指を当てる。
彼女の唾液を用いて、指で唇を愛撫すると、彼女は再び目を閉じた。
私は、その口の中にまた、指を3本押し込んだ。
「おがぁっ、がぁっ、うっげぇっ」
眉間に皺をよせ、口からほのかな胃酸の臭いがする唾液がこぼれはじめた。
「苦しいな、耐えろよ〜、耐えろ〜」
私がそう言うと、T子は瞼を強く閉じて答えた。
鼻腔が拡張し、鼻息が荒くなる。
嘔吐感が高まり、汚物を吐瀉しそうになると、私は指を引き抜いた。
「うぇっ、うっ、うぇっ」
その後も、こうした責めを3度ほど施した。
T子は頭をうなだれ、肩を小刻みに揺らして嗚咽した。
彼女の顎を引き上げると、顔は涙と唾液でぐちゃぐちゃになっていた。
私はそっと自らの唇をT子の口に近づけると、嘔吐感をもよおす胃酸の臭いが漂った。
私はその匂いに耐え、口の周りに広がるT子の唾液を舌でぬぐって、そのままやさしくキスをした。