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ブラックジャックの戦略

ブラックジャックの場合、ヒット(HIT)するかスタンド(STAND)するかを、自分のカードの合計点と、親の見えているカード(UP CARD)から判断する訳ですが、どちらが有利かは、確率的に計算することが可能です。

例えば、「自分の合計が15、親のアップカードが6」であれば、STANDするのが正解になります。
これを全てのケースについて、まとめたものをベーシックストラテジーと呼びます。



一にも二にもベーシックストラテジーを覚えることが、ブラックジャックの基礎となるわけですが、ベーシックストラテジーを覚えたり、見ながらプレイするのは面倒くさいですよね。

ここでは、そういう人のために即席戦術を紹介しておきます。ベストな戦略とは多少ずれますが、以下を覚えるだけで、カジノの控除率を1%以下に抑えることが出来ます。5分もあれば覚えられますので、ブラックジャックをプレーするなら、最低限これだけは励行しましょう。

◆ ハードハンド ※1

親のアップカードが7〜Aのときは、自分が17以上になるまでヒット。
親のアップカードが2〜6のときは、12以上の手は全てスタンド。

◆ ソフトハンド ※2

ソフト17(Aと6)以下はヒット、ソフト18(Aと7)以上はスタンドする。
(但し、ダブルダウン可能なときはそちらを優先↓)

◆ ダブルダウン

自分が9のときは親の3〜6に対して、
自分が10のときは親の2〜9に対して、
自分が11のときは親の2〜10に対して、
自分がソフト13(Aと2)からソフト18(Aと7)のときは、親の4〜6に対して、

それぞれ、ダブルダウンする。

◆ スプリット

(8,8)と(A,A)は必ずスプリット、これ以外の手はスプリットしない。

※1(ハードハンド) : Aを含まない手。あるいはAを1と数える手。
※2(ソフトハンド) : Aを11として数える手。
例えば(A+6)はソフト17と呼ばれる。ソフトハンドはヒットしてもバストしないので、スタンドすることはあまりない。ソフト17でも必ずヒット(ないしダブルダウン)しよう。

ベーシックストラテジー

ブラックジャックのベーシックストラテジーとは?

自分に配られたカードと、親の見えているカードを見比べ、カードを貰うべきか(ヒット)、貰わない方が良いのか(スタンド)を確率的に計算し、まとめたものです。下のようなチャートにすると覚えやすくなります。印刷して手元で見ながらプレイすると良いでしょう。
ベーシックストラテジー・チャート

縦がプレーヤーの手札、横にディーラーの見せ札、それぞれが対応するケース(縦と横が交わるボックス)の指示が、確率的に最も有利な選択となります。


 
2 3 4 5 6 7 8 9 10 A
8以下 H H H H H H H H H H
H D D D D H H H H H
10 D D D D D D D D H H
11 D D D D D D D D D H
12 H H S S S H H H H H
13 S S S S S H H H H H
14 S S S S S H H H H H
15 S S S S S H H H R H
16 S S S S S H H R R R
17以上 S S S S S S S S S S
 
A,2 H H H D D H H H H H
A,3 H H H D D H H H H H
A,4 H H D D D H H H H H
A,5 H H D D D H H H H H
A,6 H D D D D H H H H H
A,7 S D D D D S S H H H
A,8 S S S S S S S S S S
 
2,2 P P P P P P H H H H
3,3 P P P P P P H H H H
4,4 H H H P P H H H H H
5,5 D D D D D D D D H H
6,6 P P P P P H H H H H
7,7 P P P P P P H H H H
8,8 P P P P P P P P P P
9,9 P P P P P S P P S S
10,10 S S S S S S S S S S
A,A P P P P P P P P P P
  2 3 4 5 6 7 8 9 10 A
記号説明
H ヒット
S スタンド
R サレンダー(サレンダー不可のルールではヒットする)
D ダブルダウン(ダブルダウン不可のルールではヒットする)
D ダブルダウン不可のルールではスタンドする
P スプリット
P スプリット後のダブルダウン不可のルールではヒットする
重要事項
ハードハンドのトータルが8以下のときは常にヒット
ハードハンドのトータルが17以上のときは常にスタンド
例えば(A,2,3)のときはソフトハンド(A,5)として判断する
ソフトハンドの(A,8)(A,9)は常にスタンド
(5,5)は決してスプリットせず10として扱う
(8,8)(A,A)は必ずスプリットする
(10,10)(絵札2枚)はスプリットせず20として必ずスタンド
ベーシックストラテジーの解説

厳密に言うと、上のチャートは「6デッキ(6組のカードを使う)」で、なおかつ「ディーラーがソフト17をスタンドする」場合のストラテジーです。このルールが、ラスベガスのストリップ地区では標準ですから、最も汎用性があるストラテジーということになります。

もちろん、デッキ数や、ソフト17のヒットorスタンドによって、若干、チャートが異なってきますが、この通りに打っても問題ありません。それらを考慮しても収益にはほとんど影響を及ぼさないからです。実は、控除率の面から見れば、「ブラックジャック即席戦術」との差はほとんどないのです。ですから、まずは即席戦術を頭に入れて、徐々にこのベーシックストラテジー全体を覚えていくようにすればよいでしょう。

このチャート通りにプレーした場合、カジノの控除率はわずか0.3%程度にまで激減します。ですから、全てのプレーヤーがベーシックストラテジーでプレーするならば、カジノが適正な利益をあげることはほぼ不可能です。ベーシックストラテジーを知らないプレーヤーや、知っていてもその通りに打たないプレーヤーがいるので、全体としてカジノは利益をあげることが出来るわけです。

この辺りの事情は、ビデオポーカーでペイアウトの良いマシンがあってもベストな戦略で打たないプレーヤーや、わざわざペイアウトの悪いマシンで打つプレーヤーがいるために、カジノが利益をあげられるのと同じ事情です。もちろん勝率を上げるためには、ベーシックストラテジーが必修事項であることはいうまでもありません。


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