1番札所 中蔵院

「同行記」  平成12年4月23日

  いよいよ八十八ヶ所巡りのスタートだ。四国八十八ヶ所巡りの1/10の距離だから、あっという間にすむだろう。と、タカをくっていた。1番札所に入る前になんと、道を間違えてしまったのだ。たしか中原三法堂からもらった案内書のとおり向かっているはずだが、お寺が見当たらない。自分は、山田から北へ向かっていて、小串方面へ行けばよいと思い込み、一本早く曲がってしまったらしい。しばし思案すると、少し遠回りしていけば、行ける事が分かったのでそのまま進むことにした。峠を超えて正規の道に出るとすぐに、第1番の看板が看板が目に入ったので、道なりに行くと、目指す1番札所中蔵院さんが見つかった。早速、お参りをし、さー納経というときに、納経場がないではないか。うんこれはどうしたもんかいと思いきや、思い切ってお寺の横のお宅の呼び鈴を押すことしばらく、すると、中からおっちゃんが出てきた。「あのー納経はどうしたらしていただけるのでしょうか」と聞くと、おっちゃんが、「あー納経ねここでしますよ。」といい、納経帖を渡すと奥に行ってしまった。そして帰ってくると、ここは、「1〜3番まで守をしているから、3番まで書いときました」という。なるほど、児島八十八ヶ所はこういうシステムなのねと、納得したのです。そして最後に一言、全部まわるんですかと聞かれたので、胸を張って、「もちろん」といいました。するとおっちゃんは、「じゃーまた最後にここへおいでな」というではないか。なんじゃそれはと思っていたら、おっちゃんが一言、「ここは、八十八番ももっておるから」というではないか。ということは、最初と最後が同じお寺ということなのだ。一瞬1番と八十八番を納経してもらって、おしまい なんてできないか。塗布と思った次第です。まあーそんなことは、おいといて、まずは御礼を言って、お寺を出て行くと、今度はおばちゃまの声がするではないか。これはと思い振り返ると、お接待ですと、バナナと大福をいただきました。そして、コーヒーでも飲んでいきなさいと、誘っていただいたのですが、こちらは丁重にお断りしました。なんだか、ほんのりと人とのふれ合いが、とてもうれしく感じられたのです。 


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