45番札所 遍照院

「同行記」  平成15年1月

 ここのお寺は町の中にあります。町といっても小さな町なのですが、なんとなく、昔の面影を残している町なのです。そうここは、かの有名な、源平合戦があった、藤戸で、川をはさんだ反対側の、天城というところにあります。今では、藤戸も天城も同じ地域に思えるのですが、平安時代のころは、今の倉敷川を挟んで、藤戸と天城に別れていたのです。そして今では、川ですが、その当時は海だったのです。源平合戦はここの海上というか、海峡で戦いがあったのです。
 こんないにしえの町にある、札所「遍照院」はいろんな時代の出来事をじっと見つづけてきたのでしょう。
 ここのお寺の横には、成田山があります。少し小高い丘の上にあるのです。最初はこちらにお大師堂があるのかなと思って上っていくと、成田山でした。こちらもお参りを済ませ、降りていくと本堂がありました。早速おまいりを、済ませ、納経をお願いに寺務所へ行きました。
 寺務所に入ると、住職と奥さまが迎えてくれて、納経をしている時に、奥さまからお茶とお菓子の接待をいただきました。
 奥さまからは、ここのお寺の歴史をいろいろ教えていただきました。このお寺の本堂は昔、船でたしか下津井から運んできたそうです。その当時は、目の前が海だったわけですから、材料など容易に降ろせたのでしょう。ですからこのお寺の本堂は、相当古いものなのです。
 でも今は、お寺の横に、天城高校に入る道が出来て、少し狭くなったそうです。これも時代の流れなのでしょうか?
 なんでも、切り捨ててしまうこの時代本当にこれでいいのかな?切り捨てることは、簡単ですが、それを作り上げることは、とても難しいことです。
 いま、一度良く考えて見る必要があるように思います。 
 こんなこと、おまいりをしていないと分からないことですよね。いろんな人達と巡り合えて、そしていろんな事を教えてもらえる喜び、本当にうれしいです。
 一期一会本当に大切にしていきたいですね。

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