高尾駅→25登山口→45高尾山山頂→30城山→35茶店→30相模湖
高尾山は東京の山である、田中澄江の花の百名山でも紹介があった。標高599mとさした高さでない、思い出の詰まった山であり、出張の次いでに背広、革靴で散策する。ケーブルが出ているが、それではつまらない、どうせ高尾山であり、どこを歩いても大した事は無いと、渓流沿いの道をとる。行列を追い抜きながら、順調に飛ばす 登山口から山頂まで45分山頂のわづかばかりのモミジがうっすらと色付いていた。
高尾山の思い出を記載したい、高尾山には小学校の遠足、中学時代に家族で登った思い出、小学校や中学、高校のクラス会やクラブ活動では良く幹事を引き受けたがその定番が高尾山から小仏峠を抜けて相模湖にゆくルート。
小学校の遠足には祖母の写真が写っている、終戦間もない、当時としては、遠足について出る事が楽しみだったのではないか、と思われる。家族で一緒に出かけた思い出は数が少ない、食べるものにも不足していた時代、私が一番上の5人兄弟、下とは10才違っていたから、私が中学でも下は4才か5才 チョコチョコと必死になってついて来た弟の記憶がある。
小学校のクラス会で先生が女の子にソンチャンは随分と頑張るねと ソンチャンなる子に話しかけ、みんながワー先生は ソンチャンだけえこひいきして と無邪気な事を言っていた事も何故か記憶にある 確か小仏峠に向かっている時だった。
相模湖は強烈な記憶がある、高校の遠足で相模湖に行った。家に帰ると母などが大変心配そうにしていた、何があったのかと聞くと、相模湖で観光船が沈没し、相当の死者が出た由(記憶が定かでないが麻布中学生で30数人が亡くなった)良く聞くと、観光船から降りて、相模湖をバックに記念写真を撮っていたその時間のようであった。
このように、何度となく行った山であり、湖でありその郷愁はひとしおである。もう30年〜40年経つのかと、時間の過ぎゆく早さを感じさせられる。
こうした郷愁のある山であり湖であったが、登山口まで電車の乗り入れがあったり、様変わりしている、登山道も選択した渓流沿いの道は昔はほとんど人がいなかったが、相当な数、こんなに大勢ではゆきかう度に今日はと挨拶していたら、挨拶を休める暇がない、岡山の山では、めったに出会わないから、人懐かしさ?で挨拶をするのかと、うがった思いもする。ところどころに昔のなごりがあるものの、大勢の人に踏みしめられ、どこも人人人で落ち着いた雰囲気が味わう事が出来なかった。
高尾山山頂で一休みし、城山経由で相模湖に出るルートを選ぶ。小仏峠まで行きたかったが、なにせ革靴である、小仏峠の昔の記憶では、滑りやすい所があったので、安全をとり、城山から下山する 花もあまりない、黄色のアキノキリンソウがあったり、いくつか見つけたが、咲いている環境の素朴さが無いと花も引き立たないのか、あまり写真に撮る気がしない。山頂から城山まで30分(60分)城山から下の茶店まで35分(40分)と案内書の記載の時間よりスピードをあげて進む。茶店から甲州街道を歩き30分で相模湖に。
途中缶ビールとパンを買い昼飯の替わりとする。ビールのおいしい事!
相模湖は前にも記載した思い出もあり、チャンスを見つけて行きたいと思っていたのがやっと実現した。しかし・・・・昔の相模湖は無くなっていた! 霧がかかりぼんやりとした景色に代表される、山の中の湖が、記念写真を撮ったと思われる場所は公園に整備され そこでも人人人 すっかり浦島太郎になってしまいました
浦島太郎の話の次いで私の親は小田急線の梅ヶ丘に住んでいる、出張の時はそこを利用し、出張費用の削減と、親に会えるメリットと両方を生かしている。朝新聞を取りにいくと、一枚の紙が入っている 読むと、私たちは各駅停車の梅ヶ丘駅で、静かな落ち着いた生活を楽しむ事が出来ている(ご存じ下北沢はふた駅新宿よりであるが、周辺のにぎわい、いや雑踏は住人には大迷惑) こうした落ち着いた街を大事にしようではありませんか! 生け垣は阪神大震災時に火の手を停めたとの報告があります、昔ながらの生け垣は我々の気持ちに安らぎを与えてくれます 生け垣のある塀作りをしてゆきましょう。 我々で昔ながらの面影を残している、街の生け垣を選び表彰しようではありませんか・・・・このような意味の一枚の紙がポストに入れてあった 別に生け垣の広告でもなかったが。
昔の面影を探してよく梅ヶ丘の周辺を歩き(走り?)廻る。小さな路地や、木がそのまま残っていると本当にホットする。こうした運動が進む事を切に願う。
こうして、人がひしめく大都会 自然がどんどん失われてゆく 本当にこれで幸せなのだろうか?
倉敷から東京までのミニ周遊券を購入すると、高尾(中央線の駅)までそのチケットで行く事が出来る。新宿から特別快速に乗り、約1時間。高尾の駅に着き、昔なじみの甲州街道(国道20号)方面の出口から出て、歩いて、登山口に あまり人がいない、こんなに天気が良いのに、高尾山にはあまり人が来ないのか?といぶかりながら進む(昔は、バスが運行しており、また、歩いて登山口までゆく人でゾロゾロしていた)。25分歩いて登山口に着く。ここに来てわかった、なんと、京王電鉄が登山口まで乗り入れており、電車で来ていた! もうすごい! 人人人である。
京王線の案内文がある、祝、休日には新宿から高尾山口駅まで、特急、急行が10分間隔で直通運転をしております。との事!!!