花知ヶ山


標高 1248m    難易度 ☆☆     登り*分 下り*分 総計155分   岡山県
倉敷からの距離   125Km        登頂日 ’95/11/25   ガイドブック   F

駐車位置→15林道分岐→35峠=さまよいgiveup=60峠→45駐車位置

登山
  岡山県下第3位の高峰(1248m)である。今回は雪も積もっており、ルートが分からず、残念ながら途中で引き返しました。どなたか登った経験のある方がいましたら教えて下さい。

 周辺の雪景色を楽しみながら進む、遠藤川のせせらぎの音も楽しさを加えてくれる。15分で林道の分岐にかかる、橋の上に雪が積もっており写真を撮る。進むにつれ、林道にも雪が積もり、キュキュという雪の締まる音が心地良い、また足にも優しく響く。幸い雪はアイスバーンになっていない、先週までは紅葉を楽しんでいたのに、もう銀世界とは、季節の変化に驚くばかりではある。すべてが新鮮である。

 歩き始めて約50分林道の峠に着く、左手に小道があるが登山道の案内が無い。間違ってはいけないと思い、さらに5分位進むが道は下る一方で、ガイドブックを読み返してもどうもそこらしい、と その道に入る。 林道も雪であり、その山道も雪で覆われている(歩いた跡は地面が顔を出す程度なので積雪は数センチ) 20分程行くと、道を作っていた、笹や木々が無くなり、植林を行っている斜面に着く 雪に覆われているので、ルートが分からない、ガイドブックには小径を登ると記載しているが、登るような道が無い。これは植林の為の道だったのではないかと引き返す。

 林道から入ってすぐのところに左手に入る道?(背丈以上もある、笹を切り、道を作っており、切り株が残っていて、あぶない、登山道とは思えないがそれしか道が無いので、進んで見る 雪が積もっているので、クッションになってくれるが、勾配は結構きつく、笹が道を覆うようにしており、かき分けると雪が落ちてくる、何度かスリップするように足元が悪い。進むにつれだんだんと険しくなってくる。道も正しいかどうか分からない、ガイドブックでは山頂まで100分と記載してあり、不安のまま足元の悪い道を行くのは好ましくないと、リタイヤーを決心、トータル45分程、雪山の中をさまよいました。

 登山道を確認する為、峠を更に15分ほど行きましたが、下る一方でそれらしき道を見つける事が出来ませんでした。

 車の所に戻ったらもう雪は融けてしまっていました。



 帰路 恩原スキー場を覗いて、森林公園に立ち寄り帰りました。

 森林公園にも雪がちらほら積もった所があり、見事な紅葉もすっかり色あせ、まさに冬近しでした。まゆみの花(実)が色はすっかりくすんでしまいましたが、可愛い顔を見せてくれました。コマユミと記載された、木々が小さい橙の実をつけ、これも可愛いく映りました。4月に水芭蕉が咲く湿地は木道が外されており、この場所に4月になると水芭蕉が顔を出すのかと、不思議な思いをしました。


アプローチ
 恩原高原スキー場の近くである。通い慣れた森林公園の少し先にあたる。国道53号から179号そして482号に入る。岡山では青空が出ていたが、だんだんと雲行きが怪しくなる。院正の行きつけのつるやで例の高菜のおにぎりを購入、路面が濡れているので、天気を聞くと、今朝ほどまで雨が降っていたとの由。

 179号に入ると、山々が顔を見せる、あれ! 雪景色! 森林公園の山、泉山、周辺のそこそこの高さの山々は雪景色である。路面の凍結や雪によるタイヤチェーンが必要か心配になる。ラジオの放送では県北ではチェーン規制はありませんとの事ではあったが冷え込むと心配。気温は5℃で、天気予報は高気圧で暖かくなるとの事で、マクロ的には大丈夫と判断して進む。

 482号に入ると凍結注意の看板が目に付く、恩原高原スキー場の案内を越えて少し進んだところに林道があり、遠藤と記載があり、右折する。道は案内が無く且つ細く、分かりにくい 遠藤川を右手に見る位置(地図をたよりに)に道をとり、進む。周辺は雪景色 田畑もうっすらと薄化粧をし、家々の屋根にも雪が残っている、路面は濡れている程度で、凍結の心配は無かった。雪などあまり接した事が無いからその景色だけでも感動。

 細い林道の舗装が切れて、山道に。このまま進むのは、道を間違えていたら大変と引き返し、周辺を見回すと、畑に出ている人がいたので、車を戻し、その人のいる方向に道をとる。

 林道三つ子原線はどこを行ったらいいのですか?
 貴方が走っていた道を更に進み、分岐があるから、そこを右に行けば良い。
 花知ヶ仙の登山はそこを行けば良いのですね?
 そう、いろいろなルートがあるが、と2、3説明してくれましたが、土地不案内でわかりませんでした。
 そこまで車で行けますか?
 トラックのように車体が高ければ大丈夫だけれど・・・ ここから歩いて登っている人も結構いますよ。(確かに、石が飛び出ていて、上手く走らないとボデーをぶつけてしまう状況の道でした)
 今日の天気はどうなのでしょうか?(その時はパラパラと小雨模様でした)
 この季節は大体こうした天気で、雪も今日初めて積もったが、融けては積もりで段々と根雪になってゆきます。
 いろいろとありがとうございました。 とお礼を言い、もとの道に引き返す。

道は間違っていなかった事が確認出来たので、車を置いて行けるとこまでゆこうと出発。