黒髪山


標高 648m    難易度 ☆☆     登り100分 下り65分   岡山県
倉敷からの距離    78Km        登頂日 ’95/12/02    ガイドブック    F

駐車位置→100山頂→65駐車位置

登山
 岡山の山 百選によると、1000m級以下の山は11月下旬から4月中旬が最適との由(特にヤブ山)。 先週花知ヶ仙に行き雪に出会いました、アプローチも凍結や積雪の心配もあり、県北はやめて近くの山を探しました。

 黒髪山(648m)新見市街から登る事が出来ます。名前がいいですね、山の難易度は二つ星ですので、低い山とは言え、そう簡単では無いようです。

 実際にルート探しに難航しました、森の中をさまよい、もとの位置も見失う事もありましたが、結果的には、ルートを見つけ、登頂に成功しました。そうした達成感を味わう事が出来ました。

 駐車場に来る道から左に入る道(舗装)があり、そこを進み、舗装から、採石を敷いた道を進むと沢に着く。沢を左に上がると、道が着いており、そこを進む。道は枯葉で埋もれており、地面が見えない。ルート上を歩いていると思われる時はクッションが気持ちが良いが、このルートで良いのだろうかと思う時には、目印が捕まえ難い。歩きやすい方向を選択しながら、沢に沿って登ってゆく。沢の方面に進むと大抵ルート選択が間違っている。沢を右手に見たルートを取って行けば良い。(何回か行きつ戻りつし、時には道無き道を行き、道に出会う事もあった)。しばらくゆくと、赤いペンキが塗った木が沢の右手に見える、そこで沢(幅は狭い1m位)の右岸に渡る。道路境界に石の境界標を設置しているものと同じ、白い石に上が赤のマークがところどころにあり、それを目印に更に進む。

木にも赤印がある、しかし、マーク間の間隔は開いており、次の目印を見つけるのは容易ではない。幾つか見つけてゆくうちに、見つからなくなった。沢が二手に別れており(沢という程でもない、水が少しある程度)右手が進みや易く、そこを進んでいったが、道は無い。山全体が木々はあるがヤブになっておらず、どの方向でも歩ける。どの方向でも行けるのが大変なくせ者、木にコーラの缶をかけてあったりして、人が着た気配はあるが、ルートが見つからない。登る方向も違っているようなので、もう一度、最後の目印の所に戻ろうとしたが、間違えたらしい、目印が見つからない。一筋違えて降りてきていそうだと思い、また戻り、うろうろしてやっと、目印を発見した。また、リタイヤーかな?と半分あきらめながら、何度も何度もガイドブックを読む。山頂に行けば、戻りは舗装道路がある、ここでリタイヤーするより、なんとかルートを見つける方が楽だと思い、再度チャレンジする。

 赤いペンキ印をつけた石を踏んで沢を右岸に渡り、いったん沢からはずれて登るがすぐにまた沢に沿った小径となる。左岸に渡ったりしながら登っていくと沢が北へカーブする。そこで沢と別れて東方面へヤブをこぐとすぐ小径に出る。

 これが、ガイドブックに記載のその場所の説明である。どうも、沢と別れてヤブこぎをする位置にいるようだ。ルートとして、ヤブのある方面が一番険しく、他のルートの方が歩き易い。案内は一切ない、ここを東方面(左方面)に進むのは勇気がいる。山の高さは知れているし、山頂に着きさえすれば、後は楽との思いが、前に進ませてくれる。どの位の時間かわからない(たぶん10分程度)が突然前が開け、小径に出会う。それからはルートの心配は全くなく、青龍寺を経由し山頂へ。ガイドブックは80分と記載しているが、なんと100分かかった。迷いさまよった時間は30分以上ある。でも、山頂まで行く事が出来、わずかながら達成感を味わう事が出来た。

 山頂は山陽テレビの中継基地が出来ており、三角点を見つける事が出来なかった。眺望は180度で、360度の眺望が得られないのが残念ではあるが、山の高さがそこそこなので、多くを期待してはいけない。

 青龍寺の藁葺きの金堂(?)があり、風情がある。

 青龍寺までは直接車で来る事が出来る。そこから山頂は15分程度で、登山にはならないが、お寺を見て、散策するには、気持ちが良い



 舗装道路を下り、駐車場へ、途中城山公園を散策する。田山花袋の蒲団の記念碑があった。新見市内が一望出来る。そうそう、森林公園で見た、まゆみが小振りではあったが、赤く色付いていた、2週間位遅いようだ。

 山頂から公園散策時間を除いて1時間5分


アプローチ
 180号で新見に行く、新見に着いたものの、駐車場が無い。登山ルートをガイドブックに従い、新見市街から往復する計画なので、市内に駐車場を探す計画。城山公園周辺の駐車場に停めようと思っていたが、有料駐車場なので、他を探す。新見の街は山に囲まれ、平地が狭く、駐車場用地の確保が困難なようだ、どこにも、一般駐車が出来る所が無い。しかたなく、登山ルートの方面に車を進め、探した。幸い、お斉場の第二駐車場がありそこに駐車させてもらった。

 新見市内に入り、立体歩道橋がある所を右折する(誠思小学校入り口の表示が歩道橋の足に書いてある)、幼稚園の横を抜けて上がってゆけば、すぐわかる。