水晶山


標高 582m    難易度 ☆☆     登り55分 下り45分 車道85分  岡山県
倉敷からの距離    73Km        登頂日 ’95/12/10    ガイドブック   

駐車位置→25お堂→55山頂→45お堂→60駐車位置

登山
 高梁川を挟んで、黒髪山と反対側に位置する。水晶が採れるところがある事からこの名前が付いた由。標高582m、二つ星の山。

 黒髪山では山の中で方向を見失ったので、磁石と、2万5000分の一の地図を準備する。今日の山もヤブコギがある。

 駐車した場所から、ダムを右手に見ながら、進み12分で左に曲る道に来る。道路舗装工事中で、舗装工事が進められている。道路の右手にはせせらぎが流れている、そこから13分でお堂がある三叉路に着く、それより、百メートルほど直進すると、右方向に山に向かった林道がある。林道の舗装に沿って登ってゆく。ここまでなら車で来る事が出来る。

 林道の舗装が切れ、分岐があるが、道なりに進む。次第にこれが林道かと思うような荒れた道になる。道幅はあるが、石がごろごろし、道が大きくえぐられている。幅広の登山道である。ガイドブックを何度も読みながら、林道を登る。

 林道が二分し、「昭和58年度施工岡山林業公社造林地」の標識がある と記載した所に着く。二分した道の左手、数メートルの所に木々に隠れて、腐食した標識を見つけた。それでも大きな目印になる。

 そこから左に10分程登り、右側に赤いテープが三本巻かれている桧を目印にゆく と記載されている。背の低い桧に色もすすけたテープの付いた桧を見つける。黄色と一本は取れそうなテープであった。右手に登れるルートらしきものがあるので、そこを入ってゆく。

 いばらがあちこちにあり、棘にひっかかり避けて進むのが大変である。やがてガイドブック記載のとおり、腰までのヤブコギとなる。カメラなどはリュックに入れ、進む。幸い進むルートは笹が目印になり、ルート選択は悩まない。10分程度のヤブコギで桧の植林地帯に着く。

 この植林地帯が問題。どこにでも進める、そして同じ様な木々が整然と植えられており、これといった特徴が無い。目印を付けて行かないと、元に戻るのが大変である。(先週の経験)桧の小枝を簡単に手で折る事が出来るので、登る道々木の小枝を折って目印としながら進む。これが帰路に大いに役に立った。

 10分もしないで、一番高い地点に着く、樹林に覆われており、眺望はきかない、また山頂を示す標識も無い。ガイドブックを読めばどうもここが山頂らしい。地図でもそのようだ。ここまで歩き始めてから80分である。(お堂から55分)

 下山は着た道を引き返す、足元が悪いので下山と言ってもスピードは出ない。道の途中雉がバタバタと大きな音を立て飛び出し、何事かと驚かされる。お堂まで約45分、登りとあまり変わらない。

 このまま戻るのでは物足りないから、お堂から、中山方面の道をとり、舗装道路とは言え、山道の雰囲気を持った道を行く、小鳥のさえずりが心地良い。そこから1時間ほどかかり、駐車した場所に着く。


アプローチ
  高梁川は空の青さに答え、美しい。総社大橋を左に曲がって、高梁川沿いに進むと見事な、銀杏の木に出会う。美しい紅葉も色あせ、今日は葉も落ち、季節の移り変わりを感じさせる。

 岡山県北部は濃霧注意報が発令されていた、倉敷総社は晴天であったが、高梁市は霧がかかっていた。目的地に近づくにつれ、霧も晴れ、穏やかな太陽が顔を出す。

 先週下見をした所であり、順調に目的地に着く。国道180号を進み、新見市に入ってすぐ、県道33号(成羽方面)に入り、1キロ程進み、河本ダムの方向にゆく。ダムの堰堤を右手に見ながら百メートルほど進むと、ダムの見晴らし台か?広場があり、そこに駐車する。