剣森山



標高 1035m    難易度 ☆☆     登り95分 下り60分   岡山県

倉敷からの距離   93Km        登頂日 ’96/04/06   ガイドブック   F


駐車位置11:00−11:30作業小屋−11:50林道−12:35山頂13:00−14:00駐車位置

登山
 剣森山(1035m)は新見市千屋実の東にある大きな山。県北の山には昨年の11月以来で久しぶりである。山頂や日の当たらぬ場所には雪が残っており、1000m級の山という感じがする。 二つ星の山である何が起きるかお楽しみ

 新橋バス停近くを出発(11:00)ガイドブックに従って行く。剣森山(虹の会)と示す行き先表示がある。行き先表示がある山は久しぶりなのでうれしくなる。農家の裏の小径に入って進む(11:07)すぐに分岐があり左手に進むと近くで作業を行っていた農家の人がどちらに行かれると声がかかり、剣森山と答えると、剣森山はその道では無いと親切に教えてくれた。道はどうですか?との問いに 剣森山に行かれるん(語尾が怪しい)ご苦労さん、剣森山に行くには実谷からが良いけれど。こちらから行った事がないので分からないとの事でした。

 道は割と整備され、杉の葉のクッションで歩きやすい 沢に沿って登ってゆく 次第に道が怪しくなる 倒木が道を塞ぎ、迂回をしたり、竹林が倒れており道を進む事が出来ない ヤブをこぎながら沢から余り離れないように上へ上へ登る ヤブコギを10分もしない内に作業小屋に着く(11:30)

 林道の終点にあたると記載されているが、記載している状況と一致しない。右手とか左手とか記載しているが、ヤブコギで出てきたので、どちらを向いているのが正解か不明だし、状況が変化している様子なので、少しうろつく 植林まもない桧林の中を進むと記載している 踏査したのが91年であり6年間でどの程度成長するのか分からない ここまで来たのだし、上に登れば登山道があると記載してある事から 踏み跡も無い桧林に入る 桧の小枝で地面は柔らかくクッションが良い だんだん急登となる 最後は相当の急坂であった 地面が柔らかく踏みとどまる事が出来たので、桧をささえとしながら登る 桧林が無くなり 又ヤブに出会う フェンスにぶつかったので、フェンスからそれないように登って行く 尾根を登り切り林道に出る(11:50) 時間としては20分ではあったが正しいルートなのか不安の時間であった

 林道からは一本道、しばらく行くと更に広い林道に出る 道が雪に覆われている 雪の感触を楽しみながらゆくものの、次第に濡れてくる キャラバンでは雪道は難しいようだ 広い林道から右手に付けられた登山道を見つける(12:15) 登山道はすかっり雪に覆われている 獣の足跡や鳥の足跡が見られるが人の足跡は無い そうこうする内に草原に出る(12:25) 草原から山頂は道が無い 草原を過ぎると桧林で一面雪である 踏み跡をたどって頂上に行けばよいと記載してあるが雪面には踏み跡は全く無い しかしルートらしき状態がわかるのでどんどん登る頂上到着12:35 登り初めてから1時間35分であった(ガイドブック2時間)

 頂上は展望は余り良くない 三角点を記念写真として撮影し下山 草原は展望が開け気持ちが良い 花見山のスキー場が良く見える 山頂は雪に覆われている状況が見える 大山も俯瞰出来る 花曇りではあったが、大山が雪に覆われ純白な容姿を見せているのがはっきりと見る事が出来る 360度とまではゆかないが300度位の展望が得られる 汗で濡れた下着を着替え、昼食をとり下山にかかる

 草原を13:00に発つ 登山道を下るのであるが、登りはさほど思わなかったが結構急な所がある 雪面は滑りやすく足元があやしい 一歩一歩確かめながら下る 雪道の良い所は登ってきたルートがはっきりしている点があげられる 山頂からの下山も登ってきた足跡を忠実にたどりルート探しの心配が無かった

 登山道入り口には13:10と登りと同じ時間を掛けて降りる そこからは特に問題ない 山道のクッションが気持ちが良くスピードも上がる 桧林を抜け出た地点には13:30に 桧林の急坂を下るのは止めて登山道をそのまま下る 何の事はない林道まで続いており 林道からの入り口には剣森山(虹の会)の案内板が設置されていた 作業小屋からその辺ウロウロしたのではあるがもう少し先に行けば見つかったのにと残念に思った 作業小屋から剣森山の方向を向いて左手を少し進むと案内板記載の登山道に行き着く

 作業小屋からの下りのヤブコギはやらしい 道を見ると沢を左手に見た道が見えるのでどこかで道を間違えたかと思いその道を進む 良く整備されておりこれなら楽なのにと行く 沢がどんどん下にゆく 大丈夫かと思いながら進むとどっこい 道はそこまで 植林の為か伐採の為か 作業小屋からのルートとして作られた道であり登山道ではなかった 幸い登ってきた沢のルートが下方に見えるので桧林の急坂を下る事とした ヤブコギよりはずっと楽である

 沢沿いのルートに入りあとは来た道をたどれば良い

 駐車場着 14:00 草原から丁度1時間であった(ガイドブック90分)



アプローチ
 国道180号をゆく、新見を越えるのは久しぶりである。新見市街地に温度表示がある、9℃の表示、大分寒さもゆるんできた(帰りは14℃であった)ガイドブックに新橋のバス停と記載してあるのでそのバス停を探す。千屋に入ると看板があり剣森山の表示がある。1/25,000の地図から見ると則本のバス停に相当するが新橋のバス停はまだその先であった。則本を目印とするのが良い。

 わからないので新橋のバス停の近くに駐車し、登山に入る。