倉敷からの距離 113Km
登頂日 ’96/08/13 ガイドブック C
F
駐車位置10:10−11:25山頂展望台=山頂周遊12:10−13:05駐車位置
大ヶ山(だいがせん)は標高990m、パラグライダー発信地が整備されており「スカイ愛ランド」として愛好者に脚光を浴びているよし。台風12号の影響もあり天気が不安定な事から、自動車道もついている一つ星の山を選んだ。スキー場から山頂まで舗装道路が出来ており車でもゆける。車で山頂に行くのでは折角汗を流しに来た意味が無くなるので、レストハウスに駐車し登り始める。シーズンオフなのか誰もいない 牛が放牧されており、道路は牛の糞が散らばっている。
大ヶ山展望台の案内がありその案内に従い登る。ガイドブックでは直登するコースの紹介があるが、登り口がわからず、舗装道路を進む。相当遠回りになるが止むを得ない。基幹林道はあまり高低差が無い 立派な林道が出来ている。林道を右に曲がり山頂に向かう所から登りとなる。されど舗装道路で車が登れる傾斜であり負荷が少ない。ペースを上げながら進むが今日は日射しも影っている事から汗の出は少ない。10:10に登り初めて山頂展望台に11:25 75分を要したが登りに要した時間は半分も無いように思われる。地図で駐車した場所の標高を確かめると610m程度であるから標高差は380mである。
道の脇には花がちらほら見る事が出来る。圧巻は山頂である。山頂は一面の草原。ガイドブックに山頂は直径約500mの平らな円形でいわゆるテーブルマウンテンを形づくっている。一面カヤとクマザサにおおわれており・・・とクマザサの緑を背景にツリガネニンジンが顔を出す。薄紫の小さな鐘形の花をいっぱいぶらさげておりすがすがしい秋の訪れをさそう。白い花もありその清楚な姿は何とも言えない。アザミもあちこちで姿を表す。フジバカマ(ヒヨドリバナやヨツバヒヨドリとの区別がついていないが)も群落を作り緑のキャンバスに白模様を描く。中でも美しいのはユウスゲ 黄色の気品のある色は美しい、数十本の群落を形成しており美しさは数倍となる。ヒオウギ(アヤメ科)を見つけた基部の葉が檜扇(ヒオウギ)を広げた形に似ている事からこの名が付いたと記載がある 特徴のある花である。
黄色のオミナエシ 白色のオトコエシも咲いていた。ホタルブクロやヤマジノホトトギス オグラセンノウやフシグロセンノウも ヘソカズラの特徴ある花も草木にからんで咲いていた。
山頂の草原は多くの花があり 涼しい風も吹き楽しませてくれた(幸い 雲がかかっていて直射日光が避けられた)アチコチ散策し12:10より下山(山頂が広いのと見るものが沢山あり随分と長い時間楽しんだ)駐車場には13:05着
矢筈山の先に位置する、国道53号で津山を抜け、県道6号に入り、矢筈山登山口である美作河井駅を越えてすぐ左折する。大高下ふるさと村の標識がある。バス停大ヶ山口の所に表示してある「大ヶ山スカイ愛ランド」の標識に従って左折しスキー場のレストハウスに車を停める。