花知ヶ山 再挑戦


標高 1248m    難易度 ☆☆     登り*分 下り*分 総計180分   岡山県
倉敷からの距離   120Km        登頂日 ’96/11/16   ガイドブック   F

駐車場所出発10:50−林道分岐11:03−登山口11:38−一巡し登山口に12:00−小ピーク12:50−下山駐車場所13:50

登山
 岡山県下第3位の高峰(1248m)である。昨年11/25に訪れているが雪でルートが解らず断念したところ。今回は昨年に比して1/25,000の地図ならびに磁石を持ち少しは装備をしている、果たして山頂をきわめる事が出来たのであろうか?

 林道は雪が積もり 自動車の轍が走っている 雪が積もったあと自動車が数台走っている 雪が溶けだし、ゆきどけ水がチョロチョロ流れる 遠藤川は水量を増しかなりの流量で流れている 履いている靴は防水仕様でないので濡れないよう足元を注意しながら進む 登るに従って雪質も変わりキュッキュと締まった感触になる 倉敷ではなかなか味わえない雪の感触である 昨年は雪が少し降っており初めてとの事もあり心細い気持ちがしたが 今回は天気も良いし2度目でもあるし随分と気持ちが軽い

 高度を増すと花知が仙の雄姿が顔を出す 堂々とした姿であり あの山頂に立てるのかと思うと心がはずむ

 登山口に来た 雪に全面覆われ まっさらである 踏み込むと靴が10cm程沈み足跡が出来る 昨年より雪が深い ルートを思いだしながら進む 笹の葉に積もった雪がバッサーと落ち頭にかかる あわててウインドウブレーカを着用し雪対策とする 

 さてルートであるが、地図と磁石であの山と方向は解った しかしそこへのルートが見つからない ウロウロ探すとネマガリダケを切ったルートを見つけそこを進む ネマガリダケは背が高く 視界がきかない 入り込んでしまうとどちらに進んでいるのか解らない しかし 一本道なので 今度は上手くルートに乗れたのかと思いながら進む しかしどうも様子がおかしい 太陽の方向からして進む方向が違うようだ そうこうしている内に飛び出した所がなんと 登山口!?登山口にある小さなピークをぐるっと一回りしてきた結果となった 

 もう一度やりなおしである 同じ道を戻り 切り開きに出てまたルート探しである どこかに左に入るルートがある筈である 切り開きの道なき道を下り鞍部に出るが見つからない 更に登って探すが見つからない

 木々は樹氷を形成し光輝き 大変美しい 樹氷を見ただけでも価値がある 少し小高いピークで一休みする 軍手は濡れて冷たい 足も冷たくなってきた 靴にかかった雪が体温で溶け しみ込んできている このままではいけないと思いリュックより着替えを出す しかし リュックの中も少し濡れている かかった雪が溶けしみ込んだものだろう 中高年の登山学ではリュックの内容物は雨対策としてプラスッチクの袋に入れておくとの話を思い出した 良い勉強となった

 雪の中でルートを探し進むのは時間もかかる このままの装備で更に進むのは心配であり断念する事とした

 雪の無い時期を狙って訪れたい

 今回も残念ながら山頂を究める事が出来なかった しかし良い勉強となった 雪の用心としてスキー用の手袋をリュックに入れておこう 着替えはPEの袋に入れ濡れるのを防いでおく必要があるなどなど


アプローチ
 2度目であり登山口を探す心配は無い 国道53号で津山に出て179号に乗り奥津を経由して482号に入る 恩原高原スキー場入口を過ぎてまもなくすると遠藤の集落に入る 遠藤の集落には薄雪が積もり、昨年と同様の風情を示す藁葺きの家があり、そこに雪が積もり更に風情を増す 畑もうっすらと雪化粧をしている 周囲を取り巻く山々も山頂は白く すでに雪である 昨年より10日ほど早く訪れたが早、雪が積もっており 果たして山頂まで行けるか心配である

 昨年同様林道の舗装の終点付近の空地に駐車する