大山国際スキー第5ゲレンデ10:12−川床10:28−大休峠11:37−野田山12:05−親指ピーク12:25−振子山12:45−13:12ユートピア13:45−14:00大山三鈷峰14:05−ユートピア分岐14:13−宝珠沢下り分岐14:25−元谷15:00−中の原15:30−大山国際15:40
四度目の大山三鈷峰(だいせんさんこほう1516m)になる 今回は前回と逆コースで川床〜大休峠そして野田ヶ山(のだがせん1344m)振子山(ふりこやま1452m)を経由した 帰路には初めて宝珠沢の「沢すべり」を下りた6月に比べ緑は更に濃くなり、草花は一段と大きく育ていた 6月に咲き競っていたイワカガミやマイヅルソウはどこに隠れてしまったのか 新たな花が顔を出していた
県道を下り川床に 大休峠から川床に出たのはこれまで数度あるが、川床からの逆コースを行くのは今回初めてである 風が時折ビューとうなり声を上げて吹きすぎてゆく 山頂では大丈夫かなと幾分心配 また 雨が降ってきたらどうしようか? など天候が心配なる 川床から大休峠の道はこれまでさほど起伏が無いと思っていたが逆コースを行くと登りの箇所が幾つもあり それなりに汗が出てくる 道筋にはヤマアジサイが咲きシーズンで一番華やかな時である 沢筋では群落をなし目を楽しませてくれる ヤマアジサイに導かれるようにして進む 左手に甲ヶ山の特異な山容が木々の間から望めるようになると大休峠は近い
野田山山頂までは余り眺望は得られない 山頂を過ぎると大山三鈷峰が顔を出す 親指ピーク 振子山と進むに従い大山三鈷峰と共に大山北壁が見えて来る 景観に期待していたが雲が出て大山山頂がぼやけていた為かそれほどの感興を呼ばない また大山北壁も宝珠越えルートと丁度裏から見る事となり 緑が生育しており崩落した北壁の厳しさが感じられない どちらかと言うと宝珠山越えルートの方が迫力が感じられる
振子山からユートピアへのコースはお花畑を楽しみながらの道のりで実に素晴らしい オオバギボウシがあちこちで花を咲かせ シモツケの薄赤色でヒゲのある花が緑に映える 気品のある茶系のシュロソウ またエゾノヨロイグサが花を咲かせ初めている 注目のナンゴククガイソウは花芽が出て花の形が形成されている状態でまだ青い これが大きく育つ様子を思い浮かべ大山ユートピアに紹介されているナンゴククガイソウの写真と重ね合わせてイメージを描く 風が強くこれらの花が大きく揺すぶられている 踊り子が皆揃ってダンスをしているような可愛らしさを感じる 写真ではそうした表現が難しい 曇っているし被写体が動くし 一瞬のチャンスを狙う
大山三鈷峰は結構人気がある こんな天候でも振子山からのルートを初めユートピアや大山三鈷峰山頂で何人もの方と出会った 風がすごく心配していたが 多くの人と出会えて心強く感じた 雲は出ているものの幸い雨にはならない しかし空模様が怪しいので早々に下山する
下山では宝珠沢の「砂すべり」を下って見る事とした 初めて来た時は道を間違え「砂すべり」を登ってしまった 初雪で砂が締まっており登る事が出来た 2度目は残雪のある時期であったが融雪に伴う落石が絶えず続いていたので避けた 3度目は振子山のルートに下った
はじめて下るにあたり出会った人と情報交換をするが そこを下った経験のある人はいなかった スパッツが必要だと言われたので準備したとの話を伺ったが,用意していない 兎に角チャレンジしてみよう 以前登った時の感触からすればさほど心配する事は無いだろう
北壁が迫り 迫力のある景観である 写真では立体感を表現するのが難しいがパチパチ写真を撮る 「砂すべり」は快調である スキーをするような調子でかかとに体重を預け一歩進むとザザーと数歩下って行ける 勢いがつきすぎるとバランスを崩すので注意が必要だ また砂と同時に少し大きめの石も一緒に落ちてゆくので前後(上下)には注意が必要 実に面白い その替わり靴が結構ダメージを受けているようだ スパッツも特に必要はなさそう 靴の中に砂が若干入った程度で大した事は無い スパッツがあれば防ぐ事が出来る程度 但し,運動靴では危険である 足を強度のある靴でカバーする事が肝要である
あっと言う間に元谷に下りる事が出来た 元谷からは自動車道を歩き大山国際スキー場まで戻る
車に乗って少ししたら 夕立 降ったり止んだりした中を走る 新見の町ではすごい雨 ワイパーをフルスピードで動かす こんな雨に出会ったらたまったものでは無い 倉敷では雨は降らなかった様子 山間部の天気は変わりやすい事をインプットしておこう
いつものように180号を行く 朝晴れていた空は雲が出て風も吹いてきた 夕方には雨が降るとの予報 ロングコースなので天気が気になる
中ノ原スキー場を過ぎて国際スキー場第5ゲレンデの空地に駐車