十禅寺山


標高 237m    難易度 ☆     登り50分 下り55分  岡山県
倉敷からの距離   24Km        登頂日 ’98/03/22   ガイドブック   F

駐車位置8:55−9:06登山道入口−9:29向嵶−9:37中将峯−9:46山頂(金剛峯)9:50−10:00日吉神社−10:35街−10:45駐車位置

登山
  十禅寺山(じゅうぜんじやま237m)は児島半島の東南に位置し常山と金甲山の間に位置する山 家内と久々に出掛けるので身体馴らしもあり手軽な山に 県北は曇りの予報で天候が悪そうなので避けた

 「岡山の山」のガイドブックを参考に登ってゆく 道で出会うおばあさんからお早うございますと挨拶を受け気持ちが良い 複数の方から挨拶を受けた 挨拶運動のようなものが浸透している感じがする

 車道との合流地点から登山道に入る 車道のこの部分は道幅が広く,駐車している車が2台あった この位置に駐車するのが良さそうだ

 登山道を登ってゆく 高度をかせぐにつれ瀬戸内海の眺望がきき小豆島が見えてくる 春霞のような天候であったので四国方面は良く見えなかった 春の海 ひねもすのたり のたりかな を思わせる実にのどかな風情が広がる 淡い太陽の光に多くの島が光り輝いて見える

 里山だけあって小鳥のさえずりはにぎわしい 昨日孝霊山でうぐいすを一声聞く事が出来たが 今日は間近に何度もうぐいすのさえずる声を聞く事が出来た ガイドブックを見ると 鶯谷という場所のようだ 心地よい春の日射しを浴びて小鳥達も気持ちが良いのであろう 美声をひびかせていた うぐいす以外の小鳥も負けじとさえずり小鳥の楽園である ピーヒョロロというトンビの鳴き声までも聞こえてくる 小鳥の声に聞き惚れていると烏のうるさいがなり声がする 同じ鳥でも随分と聞き手の気持ちが異なるものだと苦笑する

 登山道が車道と合流する地点が向嵶(むかいたわ)との事 そこから左手の道を登ると中将峯に出る ガイドブックを良く読むとわかるが書き方が悪く判断を間違え易いので要注意 中将峯までが瀬戸内海の景観を楽しむ事が出来る 瀬戸内の景観を楽しみながら食事をするのであれば中将峯が良い

 中将峯を進むと金剛峯に出 ここに三角点がある 残念ながら標識が整備されていないのでガイドブックと地図を参考にして決めざるを得ない 金剛峯から日吉神社への道が分かり難い 分岐を二度右折すると右手に竹藪があり少し進むと分岐の左手に日吉神社を見つける事が出来る このあたりはルート標識が無いとわかりにくい 判断材料に鳥居の向きで神社の方向を知る事が出来るので参考にすると良い

 ガイドブックの案内に従って下る事とした 案内が無いので磁石で方角を確認しルートを選ぶ 三角点から降りてきた最初の分岐を左手に降りる 景色も良くなくお勧めではない 瀬戸内海が眺望出来る方向に降りた方が良さそうだ



 まだ昼前でもあり深山公園に立ち寄る 鴨が池にいつものように群れている 今年は一段と数が増している様子

 公園を取り巻く周辺の小山にはフサアカシヤが黄色の花をつけ咲いている 花木園から山に登り フサアカシヤの黄色い花を愛で下山 50分程散策した


アプローチ
  県道22号を走り藤戸寺〜常山を過ぎ国道30に合流する 深山公園を過ぎてから国道と分かれ出崎海岸の方向に進む バス通りを行き十禅寺登山口のバス停を探す 適当な駐車場所が見つからないので民家の横の道路に駐車させてもらう