倉敷からの距離
154Km 登頂日 ’98/07/26
ガイドブック B
駐車位置(登山口)10:29−10:34鉄板の橋−11:00小滝−11:05黒岩滝−11:13「右水路 左峰山高原」標識−11:15道悪く戻る−「右水路 左峰山高原」標識11:17−11:29仏岩−方向間違え戻る−仏岩11:37−11:45林道−12:07「かんぽセンター」12:18−12:43山頂12:48−13:10「かんぽセンター」−14:01登山口
暁晴山(ぎょうせいざん1077m) 登山GuideBook 中四国・兵庫の山百選に記載の兵庫県大河内町の山 峰山高原と紹介されている 一帯は雪彦山とともに「雪彦峰山県立自然公園」に指定されている 一つ星の山登山道入口は標識が出ており分かり易い 鉄板の橋を渡ると道が狭くなり登山道となる 鉄板の橋を渡った分岐点には「峰山高原」という標識では無く「学習歩道」と記してあった 登山道は杉の植林の中を行く 道幅は一人が歩ける程度で広く無い ここから登る人は少なそうだ 石畳の所や草が道を覆っている所もあるがルートを失うような事は無い 急斜面をトラバースするようにルートが付けられている所があり足元を踏み外さないように注意する必要がある 一つ星の山と紹介されているが登山道からのルートは二つ星としても良い
渓流の音が良く聞こえる 今日も全体にガスがかかり鬱蒼としている 時々薄日が差すが 次第に薄日が出る事も無くなってくる やがて渓流にぶつかる 小さな滝になっているのでここを小滝と言うのだろう 渓流に入らず渓流を左に見ながら登ると黒岩滝への案内標識がある 標識に従い降りると滝壺に出る事が出来る このルートは足場が悪く注意が必要 石が濡れており足を滑らせてしまったが大過なく降りる事が出来た
黒岩滝は落差20mとの事 水量が豊富でドドドと音をたてて流れ落ちている 登山道は変化が少ないので丁度良いアクセントになっている
滑りやすい足場に注意してもとのルートに戻り先に進む ここから登るルートの方が一段と整備されており道幅も広くなる
ところが ガイドブックによると「右水路 左峰山高原」の標識を水路の方向に進むと説明があり水路方面に進むがルートが次第に不鮮明になり 森林の下枝切りで伐採した樹木でルートが覆われわかりにくくなってきた それでもカンでルートを見つけて登る 次第に足場が悪くなり,ルートもわからなくなってきたのでこのまま進むのは大変と標識の所に戻る 今度は峰山高原と記してある整備されたルートを行く
進んで行くと水路に出る ガイドブックと異なるルートを来ているのでどちらに曲がったら良いかわからない 右手方向に仏岩200mと記してあり ひとまずそちらに進む 水路沿いに歩ける道があり,この水路が先ほどの標識の水路だと思われるので更に先に進む 途中水路を横断するルートがあったがそのルートの先は草木が鬱蒼としておりとても入り込む気がしないのでやり過ごす 水の流を見ると進んでいる方向は下流に向かっているのでこのまま進むのは間違っている可能性がある 黒岩滝から登ってくる途中に黒岩滝350m 峰山高原350mの標識があったが、その距離はもう過ぎている 方向を間違えたと判断し戻る 雨が降り出す 都合の悪い時には悪い事が重なるものだ
今度は水路沿いに上流に向かって登ってゆく 間もなく林道に出る 林道の出口には峰山高原と砥峰高原の標識があり峰山高原の方向に進む 未舗装の林道であるが車で充分走れる 黒岩滝へは林道を車で来て 林道から降りてゆくルートを考え整備していると考えると登りのルートに峰山高原の標識が無いのに納得がゆく 登山口から登ってくる事は念頭に無いようだ ほんの少しの気配りで方向を間違わずに済むのにと貴重な?経験をする
雨に降られながらかんぽセンターに着く センター入口に食堂がありその軒下で着替えと昼食を取る
暁晴山へは休憩した食堂の横の道を登ってゆく 道は舗装されておりサイクリングルートとなっている 親子連れや二人連れのカップルが二人乗り自転車を楽しんでいた 雨は止みこれ幸いと山頂を目指す
サイクリングロードは登山道沿いに道が出来ており結構勾配がある 山頂に向かうルートにゲートがあり関係者以外立ち入り禁止となっている ここまで来て山頂まで登らせない手は無い ゲートには隙間があり人はその隙間から入って行ける 登山者には許可しているものと勝手に解釈し ゲートをすり抜け山頂を目指す
ゲートを越えるともう山頂は近い 電波塔などが設置されている 三角点には暁晴山標高1077.1mの標識がある 眺望はガスがかかり全くきかない 山頂には妙見山や氷の山そして大山の山波を示す案内板が出ていたので 眺望が良ければ何時もとは違った景観が得られたと思うが残念である
山頂付近を良く見るとヤマジノホトトギス オカトラノオ ネジバナ ノアザミホタルブクロなどの花がひっそりと咲いていた
下山は自動車道路に沿って降りる
昨日は朝方雨が降り出鼻をくじかれてしまった 降雨確率は高かったが雨は降らなかった 今日も同じ様な天気のようでありじっとしている事が出来ず出掛ける 今日の山は天気が少々悪くても大丈夫と思い選んだ所 国道2号を姫路に出て29号に乗る山崎を過ぎて12Kmほど北進し東市場の信号を右折し 県道8号に入る この右折場所に峰山高原の案内が出ているものと予想していたが 出ているには出ているが見落とし易い 信号が丁度赤になり流れが止まったので 東市場の標識に気づいた 流れに乗っていると標識がカーブにかかって見にくい県道を進み峠を越えると峰山高原の大きな立て看板が見えてくる 高原まで車で行けるが登山口は高原の方に行かずそのまま直進する 集落を越えてヘヤピンカーブのところに登山口がある 登山口から数m戻った所に空地がありそこに駐車する
姫路の29号に乗るまで101Kmあった 姫路からは50Km少々の距離であり気軽に出掛ける事が出来よう 倉敷からでは150Kmを越え少々遠い 大山登山口が147Kmであるからそれより遠い事になる