中の原10:31−ロープウエイ終点10:51−宝珠山山頂11:06−下宝珠越え合流点11:12−中宝珠11:34−上宝珠12:05−ユートピア分岐12:20−12:30大山三鈷峰12:50−ユートピア−ユートピア分岐13:20−上宝珠13:35−中宝珠14:05−下宝珠14:24−宝珠山山頂14:29−ロープウエイ終点14:38−中の原14:50
5/30以来であり久々の大山三鈷峰である 大山北壁の崩落がニュースで報道されており気になっていた 登っている間でも落石の音がしており崩落が続いている今日は曇り空 ロープウエイの終点を望む事が出来るので前回のようなひどい状況ではないか山頂は全く望めない スキー場の右手にブナ林がありスキー場との境にコオニユリがお出迎え そばまでゆくとヤマジノホトトギスが並んで咲いており幸先の良いスタート
大山三鈷峰のルートは実に花が豊富だ 時期により主人公がかわり歓迎してくれる 今日はオオカニコウモリ ヤマジノホトトギス ソバナ シミツケソウなどが次々と出迎えてくれた ヤマジノホトトギスがこんなに沢山あちこちで咲いているのを見るのは初めてだ ソバナはまだ幾つか元気の良い花を見せてくれたが昨年見た状況とは随分と勢いが違う それでも青い清楚な花には惹かれる
ロープウエイの終点からの取り次ぎ口は笹が主流で花は無い 少し登るとオオカニコウモリに出合う 次いでヤマアジサイ ソバナ ヤマジノホトトギスと続く ミヤマアキノキリンソウも次の主人公の座を狙い顔を出してきている オオカニコウモリは目立たない花でありあちこちで出迎えてくれるが主人公とは言い難い 宝珠山のルートはヤマジノホトトギスにその座を渡す事が好ましい これほど次々と咲いているし,一つの枝に幾つもの花を咲かせており 皆で揃って笑顔で迎えてくれるような感じがする
宝珠山山頂にはナナカマドの木がある 花の時期 赤い実の時期はそれぞれ楽しませてくれる 良く見ると青い実を付けている もう2〜3ヶ月すると赤くなる 今赤い実をつけているのはオオカメノキのようだ この木も白い花を咲かす
宝珠山山頂からブナ林が楽しめる ここから下宝珠越えから中宝珠越えへの尾根ルートはブナ林が素晴らしい 花も勿論次から次ぎと出迎えてくれるが それ以上にブナ林は魅力的だ ガスがかかっていた状態から次第にガスが消えブナの木々がくっきりとしてくる 木々の合間にはオオカメノキの赤い実がちらほら見える 今度は,落石の音 カラカラカラからゴーという音が聞こえては止む もう雪解けに伴う落石では無い 崩壊が進んでいる 音がしばらくしないと思っているとまた音がする 春先の落石音より規模が大きい感じがする 登りの時の時間帯の方が下りの時より頻繁に起きていた 山頂で出会った方は見るからにベテランの感じなので元谷への沢下りのルートの状態を尋ねてみたが今は危険なのでそこから降りない方が良いとの事であった 下りの時点で沢の下の方を見る事が出来たがかなりの規模で落石を起きていた 今後元谷ルートの砂すべりを降りれるようになるのか心配である
落石の音を聞きながら登ってゆく ホツツジが小さな白い花を咲かせている ホソバノヤマハハコ ホタルブクロ シモツケソウ クサアジサイ ヤマアジサイ ソバナ などが次から次ぎと顔を出す オオカメノキに代表される赤い実を付けた木々も幾種類か見える 天気が良ければ大山の北壁や大山三鈷峰の姿が右や左に現れるのだがガスがかかり見る事が出来ない
上宝珠越えからユートピアへのルートになるとまた植生が変わり ナンゴククガイソウ ヒトツバヨモギ エゾノヨロイグサ クサボタン トモエシオガマなどが新たに顔を出す
汗でぐっしょりになって大山三鈷峰山頂に到着 これまで我慢していた喉の乾きをいやす 冷えた麦茶を思いっきり飲む 一気に1リットル飲んでしまった 次に新見で購入したトマト 4ヶ100円とシーズンになると安価になりおいしいトマトが味わえる 丸ごとかじりつきトマト特有の味わいを楽しむ
山頂には4つほど大きなケルンが積んであり三鈷峰の特徴になっている 周辺を良く見るとホツツジ ホソバノヤマハハコ シモツケソウ アザミ ミヤマアキノキリンソウ ヨロイグサ キュウシュウコゴメグサ ヤマアジサイ ヒトツバヨモギ クルマバナ ダイモンジソウなどが顔を見せる
山頂からのルート周辺ならびにユートピア周辺はお花畑である オオバギボウシはすでに終わりエゾノヨロイグサ ナンゴククガイソウ ヒトツバヨモギ サラシナショウマ シモツケソウが咲いている ナンゴククガイソウはまだ青い色が出ていない これからだろう イヨフウロやアザミも彩りを加える 生憎の天気で視界がきかず 大山の山頂は勿論すぐ近くの振り子山すら望む事が出来なかった ユートピアに花が咲き乱れているのを充分楽しみ下山する
下山は登ってきたルートを引き返す
いつものように180号を行く 明地峠から見る大山は雲がかかっている 今日は山頂を見る事が出来ないかもしれない