千ヶ峰



標高 1005m    難易度 ☆☆    登り63分 下り45分 林道105分  兵庫県

倉敷からの距離    170Km        登頂日 ’98/09/20    ガイドブック   


ハーモニーパーク駐車場10:52−11:12三谷登山口−11:22雄滝雌滝−11:32渓流分かれ−11:47岩座分岐−12:15山頂12:36−13:10市原峠−13:20坂駐車場−14:00(市原登山口)−14:45駐車位置

登山
 千ヶ峰(せんがみね1005m) 登山GuideBook 中四国・兵庫の山百選に記載の兵庫県加美町の山 「笠形山千ヶ峰県立自然公園」に指定されている 二つ星の山

 公園の駐車場に車を置き,舗装道路を登ってゆく 公園の標高は260m程で山頂までの標高差が700mと1000m級の山にしては標高差があり登りがいがある 登山口に着いて驚いた 駐車場に50台以上の車 最初は何台かと数えていたが数が多いのと駐車場に入りきらず道路沿いにも点々と駐車しているので 数えるのをあきらめた これほどの車は滅多にお目にかかれない さぞかし人気の山なのだろう

 登山口入口にはコースの説明があり三谷コース2053mと細かい数字まで書いてある 登山口の標高は420mで標高差は580m その割には距離が短い 地図を見ると等高線が狭くかなりの急登になるものと思われる

 渓流の音を聞きながら登ってゆく 最初から傾斜がある 道幅は一人が歩くには充分だが追い抜くには前の人が道をよけてくれないと無理 傾斜もあり下手をすると怪我をする 幾つかのパーテイーが前を登っている 前を行く人がなかなか道を開けてくれないのでその人のペースで登る 最初の内は元気が良いから 負けず魂が出てゆずる気になりにくいのであろう こちらも先に行かせてくださいとまで言うのは厚かましいので 景色を楽しみながら登る

 雄滝雌滝など滝があり結構楽しめる 笠形山で見たミカエリソウが咲いている ヤマジノホトトギス アキチョウジ シロヨメナの花を見る事が出来た だがそう花は多くない 滝の所に来ると前の人はそこで一休みするようで道を開けてくれた 10分程登ると渓流とも別れる アト1500mホンマニエライゾ覚悟シトキ という標識があり急登が続く 15分程登ると岩座神登山口への分岐に着き傾斜が少し緩くなり一息つける 標高743m地点である

 一息ついたのもつかの間また急登にかかる 山頂まで何段か緩急があるが250m程を一気に登る このあたりになると追いつくとすぐに道をゆずってくれる 追い抜くのも傾斜が急でそうままならないが遠慮せずマイペースで先に行かしてもらう 山頂の直前でも休んでいる人がいる スペースを考え休むのなら良いがどうやら息切れの小休憩で 道を開けてもらうのも大変 そうしてやっと山頂に到着 さすがの急登である 汗はしたたり落ち ズボンまでグッショリ 膝の先まで汗によるクロマト展開されている ズボンに入れてある手拭いも絞れば汗がしたたる程度に濡れている

 ところで山頂だが すごい人垣 50m程度のやや平坦なピークがある ルートの両側に人が休み 食事など休憩をしている 中央を人一人がやっと通れる程度の空間しかない 人垣の手前に少し空地があったのでそこにリュックを降ろし 山頂まで人の合間を縫って進みそこで写真を撮る 三脚をセットする空地は無いので近くの人にシャッターを押してもらう 何せすごい人である

 山頂からの眺望は遮るものが無い 好天とは言え雲があり 遠望はそこそこ 氷ノ山や後山 那岐山などが俯瞰出来ているのだが どの山もそう特徴が無いので山座同定を困難にしている 近くの笠形山や段ノ峰 そして特徴のある雪彦山などが伺える望遠鏡で遠方を見ている人がかなりいる 倍率をあげて見れば大分違うだろう

 冷えた麦茶を充分楽しみ グシャグシャに濡れた下着を着替えて下山にかかる 下山コースはガイドブックに従い 市原コースに降りる 尾根道を降りてゆく 登りのルートに比べれば緩斜面である 笹が主体で花はあまり見られない リンドウを一輪見つけた モリアザミが思い出したように花を咲かせていた

 峠を過ぎ 45分程度で登山口に降りる 山頂まで2570mとの事 ここでへまをしたガイドブックの案内を見て 市原登山口かと早合点して これから林道沿いに降りれば良いと判断し舗装道路をどんどん降りてゆくがどうも様子がおかしい もう一度ガイドブックを確認すると先ほどの登山口はどうやら坂駐車場であり 市原登山口はまだ先のようだ おまけにガイドブックでは舗装道路を降りるので無く 近道の山道を紹介してくれているが そこを見逃し距離にして倍程度ありそうな舗装道路を降りていた 今更戻るのはつらいので そのまま舗装道路を降りる 地図を見ると坂駐車場は標高600mの所である ここまで車で登ってしまうと 山頂との標高差は少なく 傾斜もなだらかであり物足りなく感じるのであろう 駐車場には8台が駐車していた

 道路脇にはマツカゼソウ アケボノソウが随所に花を咲かせていた 遠回りをして歩いた事でこられの花に出会えたものとなぐさめる オトコエシもその存在を主張するかのように白い花を輝かせていた

 舗装道路を歩く事約1時間30分 ハーモニーパークの駐車場に戻る 舗装道路の1時間半の歩行は山道と違い興が少ない マツカゼソウとアケボノソウに出会えたのがせめてものご褒美 この山は三谷コース往復を選んだ方が良い



アプローチ
 今日も青空が広がり太陽がまぶしい 姫路方向に向かう時は太陽が正面にあり信号の確認に留意が必要 道路標識の文字は走行しながらでは全く判読出来ない 今日も順調に2号を走る 日曜の朝は比較的空いているようだ 姫路から327に入る 国道とは言え分かり難いルート 標識の意味が良くわからず 2度ほどコースアウトしたがなんとかルートにのり社へ 社手前で175の案内に従って走る 順調に走れたが175に入るルートがごちゃごちゃしている 標識があるがもう少しなんとかならないか 

 175は走り易い 西脇で427に入る 西脇市内を抜けるので 標識に注意しながら走る 加美町に入り 門村のバス停を目標に走る バス停の停留所は車を相当徐行しないと判読出来ない 前後に車がいないのでマイペースで走る 門村のバス停のすぐ先に標識があり 標識に従って左折する

 ガイドブックの案内に従って周遊コースを歩くつもりだ 登山口まで3.5Kmとある 車で登ってしまうと 帰路が大変なので 登山口の大分出前にハモニーパークという公園があるのでその駐車場に駐車する 174Km 



 帰路は427から県道24に入り加西に出,次に県道43号で高砂まで出て姫路バイパスならびに太子竜野バイパスを走り 姫路市街地を避けた バイパスはそれぞれ200円要した 走行距離 170Km 行きにコースアウトした分を
差し引くとどちらも似たようなもの

 高速を利用するのであれば龍野社ICより加西ICで降り 県道24を走った方が走り易く,西脇の市内を抜けないで良いのでわかり易く,近い