段ヶ峰



標高 1103m    難易度 ☆☆    登り115分 下り120分  兵庫県

倉敷からの距離    160Km        登頂日 ’98/10/04    ガイドブック   


駐車場9:48−10:21達磨ヶ峰−10:50植林帯−10:55コル−11:17フトウガ峰−11:19合流点−11:43山頂12:10−12:28千町峠−13:28倉谷橋(杉谷登山口)−13:50舗装−14:12駐車位置

登山
 段ヶ峰(だるがみね1103m) 登山GuideBook 中四国・兵庫の山百選に記載の兵庫県生野町の山 秋は紅葉に染まり雲上の別天地ともいえる と紹介されている 二つ星の山

 いきなりの急登である 登山口にコウヤボウキがお出迎え 淋しい花であるが無いよりましである ミヤマアキノキリンソウが所々に顔を出すが花は少ない 先を行く3名のパーテイが道を開けてくれた 岡山・落合から尋ねており那岐山には良く登るなどと話かけてきた この山のベテランかと思いましたとの評 だんだんと距離が開き会話も途絶える もう少し一緒に話をしながら登れば良かったが,今日はロングコースなのでマイペースで飛ばす

 急登を登りきると尾根道となり眺望が開ける 左手に生野カントリークラブのコースを見下ろす事が出来る ススキの中の道を行く 緩斜面の土のルートであり気持ちが良い リンドウが太陽の日射しを受け,花を開いている 花を開いているリンドウを見るのは久しぶりだ 透き通るようなブルーがなんとも言えない 笹の間から花一つだけ出し太陽光線を心ゆくまで吸収している

 そうこうしていると達磨ヶ峰に着く 5人程のパーテイが休憩していた 達磨ヶ峰と標識が出ているので 標識を背景に写真を撮って戴き先に進む

 ここから先は急な登りも無く延々と続く尾根歩きになる かなり先に段ヶ峰の山頂と思われるピークを見る事が出来る 距離にして4Km程度ありそうである 高原の尾根歩きは気持ちが良い ルンルン気分である

 リンドウの花に混じって センブリも咲いている 小さな花であるが花弁がとんがっておりしっかりしている 太陽光線に反射してキラキラ輝いているように見える 時々雑木林の樹林帯を抜ける 太陽の日射しが遮られと共に 風の通り道となっているかのように爽やかな風が吹き抜ける 応えられない爽やかさである 植林帯に入ると風も一段と爽やかさを増す また,足元のクッションが良い おいしい空気と弾力性のある台地を楽しみながら進む

 コルには案内標識があり,段ヶ峰まで85分と記載してある コルから急登が続くとガイドブックに記載があるが さほどではない なだらかな登りで フトウガ峰に続く この辺りは風が強い 三脚を立てて記念写真を撮ろうかと思ったが風が強く 三脚が倒れるといけないので風景写真だけ撮った 太陽が隠れてしまい,おまけに風が強い事もあり僻地に立っている錯覚を覚える

 フトウガ峰を過ぎるとすぐに杉谷コースとの合流点に 平坦な尾根道を歩いて行くと段ヶ峰山頂に 紅葉はまだ時期が早い 尾根道から広範囲を見渡す事が出来るので紅葉の時期は楽しめるかも知れない

 山頂からは360度の眺望が得られる 50万分の一の地図を出し 山座同定を楽しむ 千ヶ峰 笠形山は近くだと思っていたが 思ったより遠方に見える 雪彦山は暁青山の後ろになって見えない 三室山や後山など北の方面は雲が出てきて隠れてしまった

 空模様が急変し 雲が出てきた 空気が湿気を帯び今にも雨になりそう 今日の予報では雨の心配は無いと思っていたが 山の天気は予報が難しい 幸い雨にならなかった

 千町峠に降りる 降りる途中でルート脇の灌木の中で動物が逃げてゆく音がした地響きを感じる程であったのでかなり重量のある動物だろう 登山道入口にクマに注意と記載した看板があった その動物はクマだったのであろうか?

 千町峠にはあっと言う間に降りてしまう それから林道を延々と歩く 石がゴロゴロした道であり 乗用車ではここまで登れない モータバイクとは何台かすれ違った 林道からは深い谷を見下ろす事が出来る 杉か桧の植林が整然と植えられており見応えがある 1時間程歩くと倉谷橋で杉谷登山口に当たる ここにもクマ注意の標識があった

 林道ではアケボノソウ コウヤボウキ ミヤマアキノキリンソウ アザミ シロヨメナ マツカゼソウ ミカエリソウなどの花に出会った マツカゼソウとミカエリソウは花の時期は終わっていた

 ここの帰路は林道に降りるよりは来たルートを戻る方が良い 変化を求めるのであれば杉谷ルートを降りた方が良い 時速6Km強で飛ばしても2時間近くかかっている



アプローチ
 今日も好天 気持ちが良い 太陽の光を正面に受け姫路に向かう 姫路バイパスを入り播但自動車道へ ここはハイウエイカードが使えない 生野南往復2300円を支払う 播但自動車道は山陽自動車道から中国自動車道の連絡で走った事はあるが 姫路バイパスから全線走るのは初めて 道路標識で知らない地名が出て来るので道路脇に車を寄せて地図を確認し直進する 生野南の出口はトンネルを出てすぐの所にあるので留意が必要 生野南を出てから生野高原カントリークラブの案内に従って進む かなり急な坂道を登ってゆくと 段ヶ峰登山口の案内がある 案内標識の周辺に空地がありそこに駐車出来る すでに10台を越える車が駐車