中の原10:52−11:13ロープウエイ終点−11:29宝珠山山頂−11:36下宝珠越え合流点−11:58中宝珠−12:28上宝珠−12:43ユートピア分岐−12:50大山三鈷峰13:20−13:30ユートピア分岐−13:41上宝珠−14:05中宝珠−14:20下宝珠−14:31林道−14:38大神山神社−14:54中の原
紅葉が気になり早く尋ねたいと思っていた大山三鈷峰(だいせんさんこほう1516m)である 例年であれば10月末に初雪があり紅葉もすっかり終わってしまうのであるが,今日まで待っていてくれた曇り空ではあるが中の原から大山三鈷峰の山頂が見える スキー場に所々黄色く紅葉したスポットがあり目立つ スキー場脇のブナ林は茶褐色になり時期は過ぎてしまったようだ もう紅葉の時期は終わってしまったのかと思いながらスキー場を登り宝珠越えルートに入った途端 黄色のベールが一面に広がり目を疑わせる
ブナ林の下に育っている若い木々がきれいに紅葉している 丁度背丈程の高さで斜面に沿って一面に広がっている 宝珠越えの登山道の取り付き口はいつも鬱蒼としており笹の葉が茂り暗い感じのルートであるが 見違える程の様変わり 思わず感嘆の声が出る 見渡す限り黄色のベールが広がっている さなぎが蝶になるが如く 鬱蒼としたブナ林が輝くばかりの樹林帯に変身している 短い期間に持てる美しさをすべて出し切るかのように
こうした美しさが尾根伝いに続く 宝珠山 下宝珠越え 中宝珠と 中宝珠からは大山三鈷峰の勇姿や大山北壁の荒々しい姿が飛び込んでくる また,これから越える上宝珠のピークが紅葉し美しい
ユートピアから大山三鈷峰にかける山肌は紅葉のピークは終わってしまい全体が茶褐色になり 美しい彩りは見られない ナナカマドの赤い実もすでに落ちてしまっている 何時雪がきても良いよう準備が出来ている
ところで天候の方だが あまりぱっとしない 紅葉の尾根道も太陽光線に照らされたのはほんのひとときであった 山頂からは大山 烏ヶ山はなんとか見えるが 反対側の野田ヶ山や矢筈ヶ山の方面はガスがかかり全く眺望がきかない 山肌は紅葉できっと美しい衣を着飾っているものと思われるが ガスと言うベールにはばまれその姿を確認する事は出来なかった
大山三鈷峰山頂にはケルンが並んでいるのが特徴であったが 台風なのだろうか? ケルンがすべて崩れていた 10/1の時点ではそのような徴候は全く見られなかったが 台風の力とするとすごいものだ どのような力であのケルンが崩れるのか見当がつかない
下宝珠から砂すべりで降りようと思っていたが 行き交う人からは危険なようだから止めた方が良いと聞いていた 降り口には北壁の崩落があり危険 下降困難と記載した新しい標識が立っていた 山頂のケルンの状況から推測すると 相当荒れているに違いない 砂すべりから見る紅葉はまた一段と美しく期待していたが 残念ながらGiveUpする事とした
下宝珠から砂すべりへの降り口で数名のパーテイーが休んでおり 砂すべりの事を伺ったところ 自分達はこれから降りるところだ だが 大抵の人は尾根伝いで降りているとの事 彼らの一人はユートピアから上宝珠の途中にある下降禁止のガレ場を上から下降してきた連中であり かなりの技量を持っている様子 また 単独でなくパーテイーで行動しているので それなりの準備をしてきているものと推測される
尾根伝いで降りてゆくと 先ほどのパーテイーの人達であろう 谷の方から大きな声がしている きっと 助け合いながらルート探しをしているのだろう
錦秋の尾根を下ってゆく 帰路は日射しがあり また違った趣 心ゆくまで紅葉を楽しんだ 下宝珠からは大神山神社に降り 神社周辺の紅葉を楽しむ
帰路の大山寺周辺の道路は大渋滞 米子方面から大山循環道に登ってくる車が数珠繋ぎで続いている この流れに入っては大変と桝水ヶ原を経由せず降りる こちらから降り混雑を回避するルートもどうやら習得した
いつものように180号を行く 高梁川も吉井川同様台風10号の影響で水位があがった状況が見られる 川の流れは落ち着きを取り戻しているもののあちこちに付着している異物が景観を損なうと共に 自然の恐ろしさを思い出させる 高梁市の近くになると国道も冠水した様子で 国道より高い位置に異物が付着しまた護岸から道路を越えた位置にも付着している 台風の翌日 180号は高梁で通行止めとの事であった新見のあしん広場で野菜を購入する 野菜が高いから何でも良いから買ってきて欲しいとの依頼を受けて前回よりも長い行列に並び35分もかけて購入
桝水ヶ原から紅葉した大山の姿が見える,すでに車が来ておりかなりの混雑 大山寺に向かう道路はきれいに紅葉している 夏山登山口は大変な人出,道路脇に車が溢れ,やっとの思いで大山寺を過ぎ中の原に