森林公園 ミソハギ 
標高 1090m    難易度 ☆     登り70分 下り65分   岡山県
倉敷からの距離   107Km        登頂日 ’99/08/29   ガイドブック   F

公園管理棟10:28−もみじ滝−11:40千軒平12:00−12:33県境三叉路−12:48登山道入口−13:05管理棟

登山
 5月以来3ヶ月振りに家内と一緒に出掛ける 足の調子もまずまず回復したとの事 家内の希望で森林公園を尋ねる

 森林公園の登山日記も12回目になる インターネットに掲載して8月には2年前に訪ねたとすぐわかり 自分にも便利になった 今日は千軒平(1090m)を目指す

 早速森林公園の管理棟に行き掲示してある花を確認する 名前がわからなかった2つの花があった 一つはボタンヅル 馬乗山や野呂山で見た花 勢いがある時は白いスッキリした花であるが時期を過ぎると衰えが目立つ 馬乗山では衰えた花 野呂山ではスッキリした花を見た もう一つはミヤマママコナ あちこちで良く見る花だが名前がわからなかった

 駐車場から管理棟に行くまでにオタカラコウ コバギボウシに出会う オタカラコウは大きいので目立つ あちこちに顔を出す 管理棟からまゆみ園地に入るシシウド ヤマクルマバナ キンミズヒキ ツリフネソウ ミヤマママコナなどが渓流沿いに可愛らしい花を咲かせている マユミは青い実をつけている これがピンク色になるのはあと2ヶ月程か

 まゆみ園地からおたからこう湿原に向かう 名前のとおりオタカラコウが群生している 大きな花だが美しさは今一 花は茎に沿って幾つも咲くがきれいに咲いている花と時期が過ぎた花とが同居しており スッキリとしない 可憐さと一瞬のせつなさが花の美しさとして訴えるのだろうか 湿原にはアカバナ ミゾソバも群生していた

 おたからこう湿原からもみじ滝へのルートは紅葉が美しいルート まだ早い 青々としたもみじが紅葉の美しさを予感させてくれる テンニンソウ オオカニコオモリなど目立たない花が渓流沿いに咲いている もみじ滝の水量は少ない感じがした

 もみじ滝から登山道である 勾配がきつくなる 心地よい汗が出てくる ツルリンドウが顔を出す 地面を這うようにしているので見つけにくい イソノキと思われる赤い実をつけた木を家内が見つけた 私は草花に目が行きわからなかった 二人で行くと目が四つあり 見えるものが増える

 ブナ林の気持ちの良い木陰を過ぎ 千軒平への登りにかかる マツムシソウが紫の花を咲かせて迎えてくれる 期待していただけに出会えるとうれしい オミナエシも負けじと黄色の花を咲かせている ここはマツムシソウの天下だ 登山道沿いに勢揃いして迎えてくれるのは実にうれしい ツルリンドウに期待していたがまだここには顔を出していない キンミズヒキとウツボグサが最後の花を咲かせていた

 今日は青空が広がり 眺望が良い ただ烏ヶ山〜大山にかけて雲に隠れていた

 昼食休憩をとった後 尾根歩き ブナ林が美しい ヤマジノホトトギスが顔を出す サンインヒキオコシも良くみかけるが写真の被写体として美しい容姿をしているものがなかなか見られない テンニンソウも花芽をつけている ゴマナは花の時期は過ぎ 枯れている 県境三叉路から下る 下る途中で草木にからんで咲いているツルリンドウを見つけた 地面に這っていると哀れであるが ツルでからみあたかもその草木の花のように花を咲かせているのは一興がある

 かえで園地からカラマツ園地を通り管理棟に かえで園地にはヤマボウシが特徴ある青い実を付けていた カラマツ園地手前の湿原にミソハギが美しい花を咲かせている 今日の最大の収穫だ その他オタカラコウ マアザミ ヨシノアザミ サワヒヨドリなど咲き乱れていた 野呂山ではコオニユリがあちこちに咲いていたがここでは出会わなかったと話していたらなんと管理棟の前に花が落ちそうになったコオニユリを見つけた これでも出会った事にしておこう

 森林公園は実に花が多く楽しませてくれる 管理棟に紹介されている花で見つけられなかったものにはボタンヅル キバナアキギリ ツルニンジン クロバナヒキオコシ フウリンウメモドキ タラノキがあげられる アキノウナギツカミは紹介している写真がわかりにくく確認出来なかった  


アプローチ
 このところ広島方面に出掛けており429を走るのは久しぶり 2号線の混雑と比べると嘘のよう 心地良いドライブを楽しむ